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Logo Markなにか創るとうれしくて超ディープ!「Crazy NOVA's NO VAnity!」で実現したLINXさんのインタヴュー企画顛末記

紫水勇太郎・清水 豊

株式会社4DT 代表取締役
株式会社ワークス 代表取締役
Spinart運営者


■ プロフィール

1966...

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 元リクルート、ローソン、ローソンエンターメディア(ローソンチケット)、レッグス、FiNC、鎌倉新書…等々数々の企業で活躍し、現在も、自身の会社有限会社オフィスフレンジー代表をはじめ、ブックオフグループホールディングス取締役、NewsTV取締役、ログノート監査役、聡研プランニング顧問、そして私たち4DTの取締役としても活躍、その上、英理女学院高等学校では理事兼マーケティング講師として高校の先生でもあって、そしてなによりも「とことん観察マーケティング」の著者として数々の企業や団体でセミナー講師としても引く手数多な、ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。常に、カスタマー(お客様)の心を揺らす「ステキ」創りをストーリーで実現することで成功に導く活動をしている野林徳行氏が「Crazy NOVA」としてメインパーソナリティーを務めてくださる私たちのYouTube動画番組「Crazy NOVA's NO VAnity!」(ああここまで長かったw…まぁそれだけすごい人だってことでお許しを)。
 その番組企画で4回にわたってお届けしてきたのが、ジャンルにとらわれることなく、ハードロック、カントリー、ブルースなど様々な要素を取り入れたハイブリッド・ロックンロール・バンド、LINXさんのインタヴュー企画でした。

 いやぁ本気でなかなかディープなインタヴューになったなと思ってます。そもそも総時間でどのくらい収録してたんでしょう。午後の時間ほぼ丸々だから、なんだかんだ正味で考えても2時間から3時間くらいは話してたのかも? いやぁ実のところ今回の企画は自分が編集を担当することが最初から決まってましたら、ガンガン盛り上がりつつも、一回分が止まって次へとなるインターバルの間は、今収録したその動画がどのくらいの長さになっているのかとか、まぁいろいろ気が気じゃなかったんですけど、しかしそれでもまた次の回の分を話し始めるとLINXのみなさんのあまりにも巧みな話術にも引き込まれて、ついつい楽しくなっちゃったりさらに別の興味が湧いちゃったりしてまたどんどん長くなる。そしてそれに気づくとまたちょっとドキドキしたり。
 それでもね、手加減なしでいろいろお話が聞けたと思いますよ。時間を気にして端折ったところなんてありません。そして編集でも、とにかくできる限りカットしないように、カットするなら私の発言や、(MCなのに申し訳ないけど)野林氏の発言から優先的に切っていって、とにかくLINXのみなさんのお話はできる限りお届けしたいと…まぁそれでも、冗長になったりするとすぐに見ていただけなくなるのが今のWeb動画メディア最大の悩みと思いますので、とにかくできるだけコンパクトに…まぁ、この辺りは完璧に作り手側のお話ですが悩ましかったよねぇ、でもしょうがいないようねぇ、だってすごく面白い内容なんだもの。

 思い出せばこの企画が立ち上がったのはもうだいぶ前の2021年秋…いや、最初に話が出たのはまだ8月くらいだったかも。
 「NO VAnity!」側ではスタート当初のアーティストさんとそのMVを紹介するという番組形態の次のステップとしてゲストをお呼びした企画をやりたくて、そのゲストのピックアップをさせていただいた時にちょうどLINXさんが次の新作にかかっているという情報があって、そう言えば前作の時にも、こうしたインタヴュー動画の作成等ができないかというような話があったなぁと思い出しつつ、しかし自分の立場としてはLINXさんだけを決め打ちすることもできないので、心の中では第一優先ながらも一応何組かのアーティストさんを候補に挙げさせていただいてみたりして、そんなこんなして「じゃあLINXさんにお願いしよう」となってから連絡を差し上げて、乗ってくださって、で、撮影段取りや内容等を決めて…。

 でだ、いよいよ収録日も近づいてきたある日…。そうです、新型コロナの馬鹿野郎に邪魔されるんです。正確には、新型コロナな世の中はもうすでに前年から始まっていて、このインタヴューの中でLINXの沢木さんが話してくださっているように、LINXさんの10周年ライヴができなくなったりという影響が既にあって、その代替えとしてもっとなにかができないかと考えてスタートしたのが今回のダブルA面シングル「I Wanna / One Last Chance」の作品づくりだったわけで、つまり時系列としてはもう充分その悪影響を受けてたわけですが、ちょうどこの企画が持ち上がった頃はそれもおさまる気配を見せていて、ひょっとして次にまた山があるかもしれないけれどもこの間隙を突いて収録くらいはできちゃうんじゃないかという感じの時期でした。
 しかしそんなに甘くはなかった。その次の山が考えていたよりかなり早く来ちゃって…まぁそういう情報を見るたびに 「なんだかなぁ」と思ってたわけですが、まぁとにかく私たち4DTとしても一旦は安全策を取って延期しようとなった次第。
 で、最初の延期が1ヶ月程度でしたか…いや、もっと長かったかもしれないけれど、一度延期して、次に再開できそうかもなぁとなってきたところでまた再度新型コロナ関連で延期せさるを得なくなり、結果ようやく実施できたのがもう2021年も年末という時期になっていました。
 いやホント、収録にたどり着くまでがめちゃくちゃ長かったなぁと思います。そして自分としては、当日お尋ねする内容等も含め、いろいろと心配というか…なかなかドキドキして当日を迎えたのでした。

 驚いたのはLINXの(さっきもちょっと触れましたけど)みなさんの話芸のすごさです。実はこれ、大船駅で待ち合わせをした時から始まってました。
 これまで沢木さんとは、沢木さんがこの「Spinart(スピナート)」で連載記事を執筆してくださっていたり、私のネットラジオ「WOORKSシミズのわくわくWOORKStyle」で楽曲紹介させていただいたりとやり取りが多かったので、そのパーソナリティーは分かっていたんですが、この日お越しくださったヴォーカルのMiwaさんやベースのAkiさんについては、MVで見たり、一度お邪魔したライヴのステージ上の姿を見させていただいただけなので、実際にはどんな方なんだろうなぁなんて思うわけですが(ステージではだいぶ面白そうだったけど…普段はそうじゃない人もたくさんいるしね)、これがまぁ、もう最初から超ハイテンションで、実は駅からBanana Fishに向かうまでのほんの2〜3分の間でもずっと爆笑しっぱなしでした。
 これはもう完璧に話芸です。しかもチーム・プレイ。しっかりとしたメッセージは沢木さんが伝える。Miwaさんはそれにディテールを加えながらもとにかくボケる。Akiさんは自分の立場を笑いに導くとともにMiwaさんの縦横無尽なボケにまぁ的確かつちょっとナナメないい感じのツッコミを入れる…こんなコンビネーションを見せられたら、もう笑わずにはいられないし、しかし単に笑うだけではなく、そのバンドとしての芯の部分や熱い思いもしっかり伝わってきちゃうわけです。そりゃあ話も長くなるわけだと。だって本当に面白いんだもん。
 で、先ほども書いた通りあっという間に夕方です(Banana Fishは地下だから全然意識してなかったけど)。しかもさらに収録後もだいぶ話してたもんなぁ。「I Wanna」の間奏の別ヴァージョンや、沢木さんがMiwaさんにプロポーズした時の話や…いやぁ楽しかった。この日大変申し訳ないことに私が日帰りで那須にもどらなければならなかったので早々にお開きにさせていただいてしまったんですが、もうガッチリゴリゴリ呑みたい気持ち満々でしたねぇ…。これはマジで今度是非実現させたいなぁ。その時できれば動画回しておいてこれも収録してコンテンツ化するなんてのも面白いかも…いや、収拾がつかなくなること間違いなしかw 野林氏とMiwaさんがノリ出して、それにAkiさんがツッコんだらもうエンドレスだろうなぁ…と、自分は完璧に棚に上げて言ってみたり。

 という感じで、実はその後の編集段階でも収録時に気づけなかった機材トラブルが発覚したり…いやぁカメラの動作があまりに不安定で、今時の機材で普通こんなことないと思うし、そもそもここまでおかしな動作をしていたら収録時に気づくだろうし…霊現象なんじゃねぇの?…なんて疑ってみたりもして(実は一ヶ所不思議な声らしき音が入ってて、ヘッドフォンで聞いててぶるったんですが…もちろんそこはカットしてますよw)、でももうこんな面白いお話をまた撮り直してでやっていただくのは無理(沢木さんは「全然できますよ〜」なんて言ってくださったんですが、多分私たち側が…まぁその辺がアマチュアなんでしょうけど…無理)ということで、LINXのみなさんやファンのみなさんには大変申し訳ないんですが、そのまま公開させていただきました。
 でも、とにかくLINXのみなさんのお話が素晴らしいので、コンテンツの内容としては貴重なものにできたかなとは思ってます…とは言え今回のこれはちゃんと反省させていただき、次回また新作をリリースされた際にでも、是非リベンジさせていただければと思います(LINXのみなさんがお嫌でなければですが…)。

 で、そのお話の内容ですが、とにかく作品へのこだわりがすごい。そしてそれを実現するためのLINXのみなさんやミキシングを担当されたエンジニアさんの取り組み方がすごい。いいものを納得できるところまでしっかりと作る、それも、限られた時間、限られた予算、もちろんメンタルの揺れ等もありつつ、それらの中で最適解を導き出すとはどういう手法なのかということが、とにかく具体的に語られていて、それを実現するための沢木さんのビジョン提示からマネジメントの手法は、自分も含め、バンドやプロジェクトのリーダーになる人、仕事で役職として主導的立場に立つ人、果てはスポーツチームのキャプテンやら政治家まで、とにかく勉強になる内容が満載です。
 さらにそういったハイレベルな取り組みに参加するメンバーのモチベーションのあり所やら、そのために自分がやるべき役割や鍛錬等々も、MiwaさんやAkiさんの発言から多くを学ぶことができると思います。
 つまり話はロックバンドの、音楽を中心とした話ではあるんですが、そこに示唆されているのは間違いなく、今この日本であらゆる人に適用できる社会的な関係性やアクションに通じるものがあるということなんですね。LINXさんというバンドは、この辺りが本当に見事に機能していて、とてつもなくいいメンタル環境の中でよりハイレベルなモノを作ってさらにその結果納得して喜び合えるという状態が実現できているのだということと思いました。
 なので例えばロックバンドにはさほど興味がないという方も是非見ていただきたいと思います。特に、この春社会人になったけどその自分が就いた仕事に疑問を感じている人や、会社でリーダー的立ち位置にいるけれどもうまくその役割を果たすことができていない人(まぁそれに気づけてなければそこで終わりですけどね)…例えば自分の仲間や部下に自分の考えがうまく伝えられないんだよなぁなんて思ってる人なんかには、本当に気づきの多い内容と思います。また、こうした異ジャンルの事例からなにかを気づけるかどうかで、だいぶスキルも変わってくると思いますよ。

 ということで、「Crazy NOVA's NO VAnity!」で実現したLINXさんのインタヴュー企画の顛末記でした。是非多くの方にご覧いただければと思います。
 自分も、特に4回目でお話いただいた、沢木さんの音へのこだわり(なんとドラムの音決めに2ヶ月もかけたり、ミックスを20数回もやり直したという恐ろしいお話)を、受けて実施したエンジニアの方はしかし終始高いモチベーションでともに作っていき、そして最終的にお互いが満足できていくなんていうエピソードについて、その理由等をさらに考えてみたいと思います。だって私たちの制作現場ではそれがむしろモチベーションや品質を下げる原因になることが圧倒的に多いですし、結果感情的にも良くない状態になって終わることも本当に多いので。単にエンジニアの方のパーソナリティーの素晴らしさだけではない、もっと多くの方に適用できるメソッドが潜んでいるのではないかと…考えてみたいなと思ってます。で、分かったらすぐに今やらせていただいているスタッフ育成系の仕事に応用しようかなとw…あははw

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YouTube再生リスト「Crazy NOVA's NO VAnity!」

「Crazy NOVA's NO VAnity!」全作をまとめ見できる再生リストです。
今回ご紹介したLINXさんのインタヴュー企画全4回から、それ以前のMV紹介企画までどうぞ一気にご覧ください。

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