連載記事2025/10/16
なにか創るとうれしくて途中で観ることをやめた映画は観たことになるのか?…ということを考えてみた
今noteで、自分が観た映画の記録を投稿しまくってるんですが…(2025年10月16日現在で176記事あります)。
u-taro"DANNA"shimizu:私的映画録
最近目に見えて増えてきて自分的にちょっと扱いに困るのが、
「途中で観ることをやめた映画は観た映画として記録していいのか?」
問題。
いやこれほんとに最近多いんですよ。観始めたはいいけど、途中で観るのをやめてそのままになっている映画がだいぶ増えてます。
これねぇ、なんでこんなことが起こるかと言えば、映画を映画館ではなくアマゾン・プライムやネットフリックスで観てるからというのが大きいかなと思います。
昔ならお金を払って映画館で観ているので一度入っちゃうとなかなか途中退席はしにくいから、
「うわっ! くらだねぇ〜。」
とか思っても一応最後までは観ちゃったものなんですが(なのでその後出てからボロクソに文句を言ったものです)、今は簡単にやめられる。だから途中になるんですねぇ。
で、以前ならこういう途中でやめた映画はカウントしなかったんですがしかし、あまりに増えてきたのと、その映画には一度もう出逢ってしまっているので、その映画についての感想は頭に記録されてるんですね。
観たいのにやむを得ず途中になったのであればまた後日つづきを観るかまた最初から観ればいいんですが、つまらなくてやめたものはそのままそれが刷り込まれてる。これはもう観たことになるんじゃないのかと。つまり観たけどあまりに退屈で途中でやめました…なぜならば…という評価になるべきなのかと。
しかし逆に、いくら途中で耐えられなくなったからといって最後まで観てもいない映画を、
「その映画観ました! つまんなかったです!」
と言い切るのはあまりに失礼かもなんてことも頭をよぎるわけです。
なぜならその先にひょっとしたら面白い場面があったかもしれない。つまり自分はそれを観もしないで途中までで評価して投げ出してしまったものを「つまらなかった」と言い切っていいのかと。
じゃあどんなにつまらない映画でも最後まで耐えて観ればいいのかと言えばそれも耐えられる気がしない…。
そもそもその先が観たいと思わせることのできない作品にそこまで気を使う必要があるのか?…なんてことも頭をよぎったり…。
でもまぁそんな作品でも、公開できるまで作り上げるのがどんなに大変かも(完全ではないけれど)分かるような気がするし…。ぐわぁ〜悩ましいなぁw
あ…そか。途中でやめているということは(さっきも書いたけど)その先を知らないわけだからまだ後で評価が変わる可能性も残っているという考え方もあるか。だからその時点ではまだ「観た」という過去形として定着し切ることはできないってことか。
そか、そう考えればまだ観終えていない作品はとりあえず無視しとくかなぁ〜…でもきっとその後また敢えて続きを観る可能性はだいぶ低そうだけどなぁw
でもこれからってこういう映像作品の観方もどんどん変わるんだろうなぁ。だって連続もののドラマ作品だって、ネトフリとかのドラマでは本当にすごいのがどんどん出てきていて、これまで映画よりちょっと格下っぽく言われがちだったドラマというものが、完璧にそうとは言い切れなくなってきていると思うもの(実際「地面師」「さよならのつづき」「セナ」「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」「ウルトラマン」「極悪女王」「全裸監督」…本当にすごいと思わされたドラマがたくさんあるもんなぁ…)。
そうなって来るときっと視聴方法も変わってきて、今回取り上げているように途中でやめることも多くなるだろうし(ああ、だからドラマのようにして短めに多回数やるのも効果的なのかも)、一部、映像作品を倍速で観てるなんていう人も増えているようだし(それはさすがにどうかと思うけど)、もっといろいろな、今自分が想像もできない現象が起こるだろうなぁ。
そうなった時、それに対応するのか、それともそんなもの無視して自分がいいと思える手法を推し進めるのか、これも作り手側の悩みどころになったりするのかも?
ただこれははっきり言えるかもと思うのは、すごい作品って、時代が変わってもすごいままだったりするとも思うので(冒頭紹介しているnote記事の中にはかな〜り古い映画もめちゃくちゃ多くあるしね)、まずはコンテンツ・ファーストを最優先すべきなんじゃないかなぁということかと。
ということでこれからも、たくさんの作品を観ていきたい。そしてできればこの生涯で一本くらい、何かそういう物語に通じる作品を書いてもみたいなぁなんて思ってもみたりする…できる気がしないけどwww
※ちなみに写真は栃木県那須にあるカフェ「SHOZO」で撮った一枚。
ここのお店は裸電球とかがオシャレで好きなんだけど、それと外からの光がいい感じだなぁと思ったもので。
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F2.8L II USM
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