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Logo Mark論理的ボイストレーニングボーカル目線の音作り-バンドサウンド-ライブハウス編-

やま♪げん

Singer、ヴォーカル・トレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。<...

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皆さん!こんにちは!「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!!
お元気にしてらっしゃいますか?

ライブハウスなどに出演されるパフォーマーの皆さんにとってみれば、東京都でも「新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン」が発表され、ライブが出来るようになったことは嬉しい限りです。
音楽などの芸能の究極の形は、やはり「演者と観客の一体感」だと思います。
私も、一日も早く楽しく演奏や観劇が出来るよう努力していきます!
常に前向きに、勿論健康には細心の注意を払って!ファイトです(^o^)

前回のコラムでは、私がスタジオでのバンドのリハーサルにおいて自分の声をクリアにモニタリングするために心がけている事について書きました。
ボーカル目線の音作り-バンドサウンド-スタジオ編-
今回は、スタジオを飛び出して、ミュージシャンが自分たちを表現する主戦場と言っても過言ではない主に「ライブハウス(ライブ前のリハーサル時)」でのボーカル目線の音作りについて私が普段気をつけている事について書いてみたいと思います。

ミュージシャンが普段ライブをする会場は、弾き語りだとキャパシティ10数名程度のライブバーからバンドだと大きくて200名程度のライブハウスが多いと思います。
そして、そういった会場には殆どと言って良いくらいPAエンジニア(以下:PA)という我々の演奏の音量や音質を調整して客席に届けてくれる方がいらっしゃいます。
ライブ経験者の方はご存じだと思いますが、ライブ前のリハーサル時には実際に演奏しながらステージ内のモニターの音量や音質などのリクエストをPAさんに伝えて、演奏しやすい状態(いわゆる「中音」)と言うものを調整してもらいます。
スタジオでもそうですが、バンドなり弾き語りなり楽器が鳴っている状態で「いかに自分の声がクリアに聞えて疲れず楽に歌うモニター環境をつくるか」と言う事が重要なポイントとなってきます。
ステージでは数十分MCなども入れながら休まずに歌わなくてはならないので、「楽に歌える」という事は必須事項です。

では、「楽に歌う」ために具体的にどういったリクエストをPAさんに伝えれば良いかですが…。
今回も前回のスタジオ編と同じく、私の経験を元にバンドサウンドの中で歌う事を前提にお話ししていきます。

ご存じの方も多いと思いますが、ステージで歌う場合マイクに向かって歌った自分の声は足下にある通称コロガシと呼ばれるモニターから聞えてきます。
このモニターから出して(返して)もらう音作りのポイントは、主に3つ。
(1):ほぼ自分の声のみを返してもらう。
(2):張った力強い声ではなく、軽く歌った声がしっかり聞えるように返してもらう。
(3):生声ではなく、少しだけリバーブもかけてもらう。

(1)について。通常ライブハウスのステージではドラム・ベースアンプ・ギターアンプは近くにあり、楽器の音はしっかり聞えてくるためモニターからそれらの音を返してもらう必要はほぼないと言って良いでしょう。
他の音を返しすぎると、ひとつの場所から色々な音が混ざって出てくるため「交通渋滞」のような状況が起こってしまい逆に自分の声が聞えなくなるだけでなく全体の音がステージ内で回ってしまい何を演奏しているのかわからなくなってしまう場合もあります。
基本的に、自分のモニターから返してもらうものは「自分の声のみ」という心づもりでいた方が良いと思います。
ただし。バンドにキーボードとコーラスがいる場合はキーボードの音はアンプを使わずモニターから出す場合が多いため、キーボードの音が聞きたい方は少しだけ返してもらうと良いでしょう。
(2)について。(1)でモニターから自分の声が聞えてきたら、高音域・中音域・低音域をまんべんなく使って軽~く鼻歌程度に歌って聞えづらい音域をしっかり返してもらうようにリクエストします。特に高音域は頑張らずに軽く裏声っぽく歌った声をブーストして返してもらうと、喉を嗄らすことなく歌い続けることが出来るでしょう。
(3)について。これはライブハウスの大きさや好みなども関係してくるのですが…。
私が以前出させて頂いていたライブレストランのオーナー、プロレスラーの長与千種さんが好んでモニターの自分の声にリバーブをかけてらっしゃいました。
前回のスタジオ編でも書きましたが、ステージ内のモニターから聞えてくる自分の声にリバーブを少しかけてもらうと自分の声が反響して聞えやすく迫力のある音となります。ただし、前回書いたようにかけ過ぎると芯のない音になってしまい逆に聞えづらくなってしまうので、「ちょい足し」程度を心がけましょう。
後はバンドと一緒に音出しをして微調整し、全体のバランスをとっていけばOK!
本番では、熱く!しかし冷静に!情熱をぶちかましてください!!!

余談ですが、キャパシティ300人以上の大きなホールの場合。他の楽器は数メートル離れた場所にあるため、自分のモニターにも他の楽器の音を返してもらう事が必要です。
これに関しては、また機会があれば書いてみたいと思っています。

いかがでしたでしょうか?
以上が、私がライブ前のリハーサル時にPAさんにリクエストする主な内容です。
今回も、説明し足りない部分もあると思います。「ここわかんないよ~!」という方は、是非アーティスト紹介ページからご連絡下さい。皆さんのご質問を、お待ちしております!
今回も、最後まで読んで下さって、本当にありがとうございましたm(_ _)m
皆さんが、自分の声が気持ちよく聞えるモニター環境で素敵なライブが出来ますように(^o^)

【Live Information】

8月1日(土):TONS OF SOBS(as Free)@新宿Crawdaddy Club

「やま♪げんボーカル教室」では、生徒さん絶賛募集中です(^^♪

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分4,000円、オンラインレッスン:90分4,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
※お問い合わせは、アーティスト紹介ページをご覧ください。
アーティスト紹介・やま♪げん

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