2020/07/11
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
皆さん!こんにちは!「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!!
お元気にしてらっしゃいますか?
5月下旬に緊急事態宣言が終了し、再びオンラインレッスンと平行してスタジオレッスンも少しずつ出来るようになってきました。
諸事情でオンラインレッスンが出来なかった生徒さん達とまたスタジオで対面レッスンが出来るようになり、生徒さん達の笑顔が間近で見られるのは嬉しい限りです。
スタジオレッスンで久しぶりに生徒さん達とお話ししていて出てきた共通の話題は、主に「自宅での声出しについて」でした。
日本の住宅事情では、自宅で大きな声で歌うことが中々出来ない方が多いと思います。自宅にスタジオがあるといった恵まれた環境にいらっしゃる方は別ですが…(*^_^*)
私も、緊急事態宣言中はスタジオもライブハウスも休業を余儀なくされ自宅でアコースティックギターを静かに弾きながら声を張らずに鼻歌程度に歌っておりました。
緊急事態宣言が解除され私もバンドをやってらっしゃる生徒さん達もまたスタジオで歌う事が出来るようになってきましたが、ご自宅で小さな声でも歌っていらした方はスタジオで久しぶりにレッスンした際しっかり声が出ていて皆さん驚いてらっしゃいました。
でも! 実は少しも驚くことではないのです(*^_^*)
と、言うことで、今回は自宅で歌の練習をするときのポイントについて書いてみましょう。
ここで、原点に立ち戻ってみましょう!皆さん!声ってどこから出るんでしたっけ?(o^^o)
このコラムを最初から読んで頂いている方は、もうおわかりですね!
そう! 声は「声帯」から出るのです。
声ってどこから出るんだろう?
ただし、声帯を使うのはあくまでも発声の最初だけ。
声帯を使って大きな声を出そうとすると、ニワトリの首を絞めたような苦しそうな声になってしまい音程も取りづらくなってしまいます。
声量を上げる時や声を伸ばす(ロングトーン)時は、今までのコラムで書いてきたように先ずリラックスして声帯から出た声を上半身と表情筋を使って響かせ、さらに腹筋背筋の力を使って勢いよく息を吐きながら声を出していく事が重要になってきます。
少しでも声帯が鳴っていればそれを上記の方法で増幅させて更にマイクを使って増幅させると音程が安定した声を出すことが出来るのです。
逆を言うと、自宅で歌の練習をする場合は、スタジオやライブハウスで歌うような大声で歌う必要はない。むしろ鼻歌程度で歌う方がトレーニングになると言うことなのです。
いかがですか? イラストのお兄さんのように表情筋が上がって眉間がむずかゆくなりませんか? そして、気持ち良い音程の声が自分の耳に入ってくると思います。
実は、眉間は安定した音程を取る重要な場所でもあるのです。
普通に歌を歌う際にも、鼻歌で歌うように表情筋を上げて眉間に音を当てるイメージで歌うと音程は正確になってきます。
自宅で歌の練習をするときはこのようなことに気をつけると、スタジオやライブハウス(またはカラオケボックス)で声量を上げて歌ったときに気持ち良く歌えるでしょう。
以上、自宅での声出しのポイントをまとめてみると、
1. 大きな声を出す必要はない。
2. 発声の最初に一瞬だけ声帯を意識しながら歌う。
3. 鼻歌のように少し表情筋を上げて眉間に音を当てるイメージ。
いかがでしょう?
少しでも、皆さんがご自宅で歌の練習をするときのお役に立てると嬉しいです(^o^)
今回も、最後まで読んで下さってありがとうございましたm(_ _)m
読んでいて、「ここが分んないよ~!」とか質問がございましたら、お気軽にご連絡下さいね。
次回は、もう一つコロナ禍において生徒さん達と話していて気づいたこと。
と言いますか、生徒さん達に芽生えた良い傾向についてお話ししていきたいと思います。
お楽しみに!!!
8月1日(土):TONS OF SOBS(as Free)@新宿Crawdaddy Club
コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分4,000円、オンラインレッスン:90分4,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
※お問い合わせは、アーティスト紹介ページをご覧ください。
アーティスト紹介・やま♪げん
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
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