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Logo Mark論理的ボイストレーニングストーリーテラーとしてのシンガーとは?〜その1-崩すためのテクニック

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
皆さん!楽しく歌ってますか?

4月に入るのと前後して、気温が低い日が続いてますねぇ…。皆さん。体調を崩したりしてませんか?
毎年この時期は気温の変化が激しく、例えば暑い日が1~2週間続いたのを良い事に衣替えした途端寒くなったりして体調を崩しがちです。1年も経つとついつい忘れがちになっちゃうんですよね~^_^; 私だけでしょうか?
例年のことを思い出してみると、大体毎年7月中旬までは寒い日もあるような気がします。
人間は一日に気温の変化が10度以上の場所を5回以上出入りすると体調を崩してしまうと、聞いたことがあります。特に寒いと声帯などの筋肉もこわばってしまい、上手く歌えないどころか無理に筋肉を緊張させてしまい壊してしまうことも度々あります。
リラックスして自分のパフォーマンスを100%発揮するためにも、(面倒くさいですが^_^;)寒い日には一度片付けた上着をクローゼットから出して、暖かくして歌っていきましょう~!

さて!皆さん! 普段私はボイストレーナーとして皆さんが楽に音程をコントロールして楽しく歌えるようにレッスンをさせて頂いているのですが、今回は少しそれから逸脱したことも書くかもしれません。
そもそも、歌を歌う(人に聴かせる)上で大切なものって何だと思いますか? リズム? 音程?
勿論!歌を歌う上でリズムも音程もと~っても大事だと思うのですが、最近思うんですよね。
歌を人に聴いてもらうために本当に大切な事って、「(リズムや音程よりも)言葉や感情を聴いている人にちゃんと伝えることじゃないかなぁ。」って…。
こんなことを書くと「ボイトレなんて必要ないじゃん!」と言われてしまうかも知れませんが…。
勘違いして頂きたくないのですが、正しい音程やリズムで歌えるようになった上での言葉や感情だと言う事を心の隅に置いた上での今回のテーマ。
「ストーリーテラーとしてのシンガーとは?」。スタートです(^o^)

崩すためのテクニック

シンガーがやるべき事は、「リズムとメロディーに歌詞をのせてリスナーに伝えること」です。他の楽器と違い、歌には「歌詞」があります。そこがシンガーの大きな武器であり、歌詞をしっかり表現して聴く人に伝える事が大切なのです。正しいリズムとメロディーも大切ですが、それ以上に歌詞の喜怒哀楽を表現する事がシンガーの役割だと私は考えます。
勿論!他の楽器はリズムとメロディーのみで音楽を表現をするのが醍醐味であり、表現者という点では同じです。
つまり、ミュージシャンとは「表現者」であり、「役者」なのです。

ここでいくつか例を出してみようと思います。
例その1:ちあきなおみ「朝陽楼」
ちあきなおみさんは、この曲の最初は腹筋・背筋をしっかり使って朗々と歌い上げますが、後半部分の言葉尻でわざと少し喉を絞めて声を歪ませて歌っています。このロックで言うと「シャウト」、演歌で言うと「こぶし」というテクニック。喉を絞めることによって音程のコントロールはしづらくなりますが、逆に感情の激しさを表現する事が出来るのです。
例その2:中島みゆき「タクシードライバー」
70年代の中島みゆきさんは、わざとブレスをしっかりせずにフレーズを歌い言葉尻まで息を保たせない歌い方を良くしてらっしゃいました。これにより言葉尻が息も絶え絶えに聞こえ、切なさを表現出来ます。
特に5番目のヴァースの「ばかやろうとあいつをけなす声が途切れて」の部分で、ふられて悲しみに暮れる女性の悲哀が良く表現されていると思います。

このように、歌詞の世界を表現するためには敢えて正しいリズムとメロディーを崩す事もあるのです。具体的には、いつも楽に歌う為に使っている筋肉(声帯・表情筋・腹筋・背筋)をわざと使わず(もしくはいつもと逆に緊張させて)「切なさ」や「怒り」・「必死さ」などを表現する事もシンガーにとっては大切な事であると言えるでしょう?
ただ、崩すにも許容範囲というものがあります。リズムもメロディーも許容範囲を逸脱してしまうと、苦しくて歌えなくなってしまいますし、逆に歌がわざとらしくなってしまうこともあります。
次回は、「リズムやメロディーを冷静に判断し許容範囲内で崩して表情豊かに歌詞の世界を表現するにはどうしたら良いのか?何を理解しなければいけないのか?」をお話ししてみようと思います。
お楽しみに!


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【Live Information】

2022年
・5月31日(火):Doppo10th Anniversary Live World Hit Paradise@四谷SOUND CREEK Doppo
・6月5日(日・昼):小寺良太ドラムスクールLive@新松戸Fire Bard
・6月18日(土):R&R ACOUSTIC NIGHT VOL.4(はるやま♪げん)@大久保水族館
・7月9日(土):Majestic Sky(JOURNEY Tribute Band)@四谷SOUND CREEK Doppo

※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

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スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
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