[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Mark論理的ボイストレーニングストーリーテラーとしてのシンガーとは?〜その2-崩すためには基本が大事

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む

皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
皆さん!楽しく歌ってますか?

5月に入り、「今日は暑いなぁ…。」と思ったら翌日は寒かったりして気温が不安定な日が続いていると思っていた矢先に雨の日が続いたりして、もう梅雨の時期に入ってしまったような気がします。
しかし、雨の日でも気温はだんだん上がってきて、ようやく温度も湿度も少しずつ過ごしやすい季節になってきましたね~!喉も潤って、歌いやすくなってきました!良い事ですね~!(^o^)
マスクをしているのも段々辛くなってきて、最近はずっとマスクをしていると頭がぼ~っとする事も…(T_T)
これからの季節は熱中症も心配です。
暖かくなって、活動的になるこの季節。官房長官がやっと認識を示してくれたように、周りに人がいない屋外などでは無理せずにマスクを外して深呼吸をして酸欠にならないように心がけましょう。

さて!前回は「シンガーはストーリーテラーだ!」と言う考えのもと、歌詞の世界を表現するために正しいリズムや音程を敢えて崩すこともあると言う事をお話ししました。
ストーリーテラーとしてのシンガーとは?〜その1-崩すためのテクニック
でもね。あまりにも崩しすぎてしまうと歌詞の世界を表現するどころかリズムも音程もぐしゃぐしゃになってしまい、下手をすると歌ではなくなってしまいます。
私達は、ある一定のルールの中で音楽をやっています。歌の中でお話しすると、あまりにもそのルールを逸脱してしまうと歌として成立しなくなってしまうどころか、歌う筋肉を壊してしまう事にもなりかねません。
具体的にお話しすると、あまり喉を絞めすぎてしまっても声がかれて歌えなくなってしまいますし、切なさを表現しようとしてリズムとずれたタイミングでブレスしても曲の後半からどんどんブレスしづらくなり苦しくて歌いづらくなってしまいます。そう、音楽というルールを崩すにも許容範囲というものがあるのです。
今回は、そうならないために、許容範囲内で正確なリズムと音程で歌うテクニックを崩して感情豊かに歌詞の世界を表現するためには何をすれば良いのか?またはなにを理解すれば良いのか?と言う事について書いていこうと思います。

基礎が大事

では皆さん。許容範囲内でリズムや音程を崩すためには、どんなことを理解する必要があるでしょうか?
例えば、皆さんが料理を作るとき味付けをアレンジしたいと思ったとします。その際。基となるのは「基本的な味付け」なのではないでしょうか?
歌にも同じ事が言えると、私は思っています。つまり歌い方を崩す場合、その歌の「歌詞の意味」であったり具体的な話だと「基本的なブレスの位置」などが理解出来ていないとそれを崩すことは出来ません。先ずは、その歌の正しいリズムと音程を理解することが、歌を崩す際にとても必要なのです。
もう少し突っ込んだ話をすると、リズムや音程を「正しく」崩すためには、歌う為の筋肉(声帯・表情筋・腹筋背筋)を歌のリズムにリンクして正しく使えていないとその場その場で対応することが出来ません。正しいリズムとメロディーが理解出来てこその「崩す」なのです。

だから覚える・鍛える

では、そのために何をしていけば良いのかを考えたとき、行き着く先はやっぱり基本的なことなのです。
先ずは、本コラムで意外としつこく言っていることですが、「歌詞を覚える事」。
リズムや音程を「正しく」崩すためには、ただ歌詞の内容を理解するだけでなく、「その歌詞がどういった譜割なのか?」といった突っ込んだところまで理解することが必要です。それによりどこで息継ぎをすれば良いのか(つまり「ブレスの位置」)が分るため、崩すためには「どれだけ息を吸えば良いのか?」が分ってきます。
つまり歌い方を崩すためには、正しいリズムとメロディーで歌う事が出来る必要があるのです。

更に突っ込んで考えると、正しいリズムとメロディーで歌うためには、歌うために必要な筋肉(声帯・表情筋・腹筋背筋)が正しく使えるようにする必要があります。声を出すシステムについては本コラムの最初の方で説明させて頂いたのでそちらを参照頂きたいと思いますが、ざっとご説明すると主に声帯は「元々の声」、表情筋は「音程」、腹筋・背筋は「息」と密接な関係があります。と言う事は、正しい音程で歌う為には主に声帯と表情筋、正しいリズムを取るには腹筋背筋を鍛えれば良いのです。
筋肉は、正しくトレーニングしていけばどんどん鍛えられます。鍛えれば鍛えるほど、楽に正しいリズムとメロディーで歌えるようになります。逆に、鍛えなければどんどん衰えていってしまいます。これについては、運動と全く同じですね~。シンガーはアスリートと同じだと思って良いと思います。
だからこそ、発声などの基礎的なトレーニングを定期的に行うことが大切なのです。

「崩すためには基本が大事」(^o^) この言葉で今回は占めたいと思います。
今回も、最後まで読んで頂いてありがとうございましたm(_ _)m

【Live Information】

2022年
・5月31日(火):Doppo10th Anniversary Live World Hit Paradise@四谷SOUND CREEK Doppo
・6月5日(日・昼):小寺良太ドラムスクールLive@新松戸Fire Bard
・6月18日(土):R&R ACOUSTIC NIGHT VOL.4(はるやま♪げん)@大久保水族館
・7月9日(土):Majestic Sky(JOURNEY Tribute Band)@四谷SOUND CREEK Doppo
・8月13日(土):Do-ya! Live(やま♪げん弾き語り)@向島Nine Lives

※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

「やま♪げんボーカル教室」では、生徒さん絶賛募集中です(^^♪

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/
※お問い合わせは、アーティスト紹介ページをご覧ください。
アーティスト紹介・やま♪げん

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む