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Logo Mark論理的ボイストレーニング弾き語りのススメその2 -シンガーにとっての弾き語りのメリットとは?-

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん!こんにちは!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
皆さん!楽しく歌ってますか?

今年も、もう12月!1年ってあっという間ですね~! 11月の頭までは日中は暖かい日もありましたが、徐々に気温も低くなり少しずつ冬に入ってきました。
思えば、本コラムを書き始めてもう4年! 来年3月で5年目に突入します! 本当に時の経つのは早いですねぇ…(*^_^*) 歳とるわけだ~こりゃ^_^; 私も、50代に突入して2年が経ちます。小学校の合唱部で歌い始めて早42年。身体は確実に変化していますし、若いときのように力業で歌う事は出来なくなってきております。そうなってくると、改めて思うのが、「健康(体力)」とそれに伴う「歌う為の筋肉の大切さ」。私が幼少の頃から活躍しているシンガーさんで、70代・80代になっも現役で歌ってらっしゃる方々を拝見していると、やはり日頃から身体を鍛えていらっしゃる方は昔と変わらず声量も音程もしっかりしていらっしゃいます。
私も、これから歳を重ねるにつれて歌えなくなることがないように、健康に気をつけて歌のトレーニングに励んでいきたいと思います。そして、自分のこれまでそしてこれからの経験を、ボーカルトレーナーとして皆様にお伝えして行ければと思っています。頑張るぞ~!!

さて!前回は、私がこのどのようにして弾き語りが出来るようになってきたのかをお話ししました。まだまだ修行中なんですけどね~(*^_^*) その10年間の中で、弾き語りをやってきたことにより得られた事、気づかされたこと、レベルアップ出来たことがいくつかあります。今回はその事について書いていきましょう。

先ず。弾き語りをする前と一番大きく変わったのは、「曲の理解度がアップした。」と言う事。
これは、最近生徒さんに言われて「そう言えば、自分もそうだったかも知れない。」と思ったことなのですが…。
普段楽器を弾かずに歌だけを歌う方々は創造してみて下さい。例えば。バンドやカラオケで歌う際、歌い出し前十数秒の楽器(ギターやキーボードなど)のフレーズをのみを聴いて歌を覚えることが多いのではないでしょうか? 私も弾き語りを始めるまでは、そうやって歌だけを覚えていたような気がします。
カラオケで歌う際はそれで良いのかも知れません。しかしバンドで歌う事を考えると、ギタリストやキーボーディストが常に同じフレーズを弾いてくれるとは限りません。創造していたフレーズと違うメロディーが来たりして戸惑ってしまい、上手く歌に入れなかったりすることってありませんか?
他の例も挙げてみましょう。例えば同じパターンの繰り返しイントロが16小節あったとして、勘違いして8小節で歌い出したりという失敗もしていたような記憶があります^_^; こんなことって、皆さんありませんか?
これって、曲全体のリズムと尺を把握していないことによって起こってしまう事なのです。
それを考えると、昔バンドで歌だけを歌っていた頃は正直歌のことにしか目がいっておらず、曲全体のリズムや尺を把握出来ていなかったと思います。
歌がない(音符がない)部分でもリズムに合わせてブレスをしたり踊ったり、オーディエンスにアピールしたり、曲の中で歌い手としてやらなければならないことはたくさんあるのです。
この事って、頭では分っているつもりでも実は出来ていないことが多いんですよねぇ…。自分で楽器を演奏しながら歌ってみると曲全体が把握できるようになり、バンドやカラオケで歌った時により曲や歌の理解度が深まると思います。特にバンドで歌っている方は自分以外の楽器に気が配れるようになり、リハーサル中の話に加わることが出来るようになるでしょう。そうすることによって、バンド全体のアンサンブルがよりまとまってくると思います。また、それが曲のダイナミクスなど表現力のアップにも繋がってくるでしょう。

と。ここまで歌を歌う上で私が弾き語りを始めて一番レベルアップ出来たと思っていることをお話ししてきましたが、他にも「弾き語りをやってきて良かった。」と思えることはまだあります。
それは、「頭も身体も、1曲やステージをこなせる持久力がついたな。」と言う事。
弾き語りをする時。「歌う自分」と「楽器を弾く自分」の二役をこなさなくてはいけません。自分の中でこの二人を同時に成立させるのって、意外に大変なのです^_^; 自分の中で満足いくようにこの一人二役をこなせるようになると、バンドやカラオケで何曲も歌わなければならなくなった際に疲れずに楽に歌えるようになると思います。

後。何より「弾き語りを始めて良かったな。」と思える事。それは、「1人でライブが出来る」と言う事。
「何か歌ってよ。」と不意に言われたときにも、ギターさえあればアカペラで歌うより聴いて下さる方を楽しませることが出来る。これが何より嬉しいことかも知れません(^o^)

このように、弾き語りが出来ると自分の世界も広がりますし、それによって人との縁も繋がってきます。
「歌だけ歌えればいいや。」と思っている方も、一度騙されたと思ってチャレンジしてみて下さいね!

【Live Information】

2023年
・1月22日(日):やま♪げん弾き語りLive@下井草Billy’s Bar Gold Star
・3月4日(土):蛇足(Snakefoot)(初期Whitesnakeカバーバンド)@武蔵小金井Rosy note
・3月18日(土):Departure(仮)(JOURNEY Tribute Band)@巣鴨獅子王
・3月19日(日):同級生ライブ(弾き語り)@下井草Billy’s Bar Gold Star
・4月15日(土):Ginger Ginger(Danger Danger cover band)@町田Play House
・4月22日(土):Majestic Sky(JOURNEY Tribute Band)@目黒ライブステーション
・5月27日(土):やま♪げん弾き語りLive@練馬Be-born
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

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スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/

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