[ Spinart(スピナート) ] - あらゆる表現者・アーティストと出逢えるサイト

Logo Mark連載記事

Logo Mark論理的ボイストレーニングバックコーラスの心得その4 -聴く作業って大切-

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む

明けましておめでとうございます!!
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!
皆さん!楽しく歌ってますか?

お正月休みもアッという間に終り、2023年が動き始めましたね~! 皆さん。お正月はゆっくり出来ましたか?
私は、大晦日から2泊3日で家族旅行に行って参りました。温泉に入ったり土地の美味しい物を頂いたり、家族とゆっくり(*^_^*)。 命の洗濯が出来たところで、今年も生徒さん達と楽しくレッスンしたり、ライブで歌ったり、レコーディングのお仕事も頑張りたいなぁ…。勿論!本コラムもボイストレーニングに関する当たり前だけど見落としがちなちょっとしたコツを、皆さんにお知らせして行けたら嬉しいです!
昨年に引き続き、「歌道」に邁進していきたいと思います!
本年も、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて!今年1発目のコラム!
前回は、「コーラスってこんな風に出来てるんだよ。」という基本的なお話をさせて頂きました。
バックコーラスの心得その3-コーラスの音取り基本の「キ」-
あくまでも「バックコーラスの音が聴き取れない(T_T)」という方々のための基本的な部分のお話なので、理論からは少しずれてしまったかも知れませんが、そこは大目に見て下さいませ^_^;
今回は前回の予告通り、既存の曲のコーラスの音を聴き取る際にどう言った点に注意すれば良いのかについて徒然なるままに書いていこうと思います。

聴こう!ひたすらに!

これは(オリジナルにしろ既存にしろ)曲を覚える際にも大切な事なのですが、曲を聴き込むことはとても大事なことだと思います。
ここでポイントなってくるのが、横着せずに歌の入っている部分だけでなくイントロから曲の最後までちゃんと聴くこと。それによって、テンポ・リズム・曲のキー・どのタイミングで歌(またはコーラス)が入ってくるのか等が分ります。一度や二度でなく、曲全体が頭の中で自然に脳内再生されるくらい何度も何度もひたすらに聴き込んで行きます。最初は時間がかかるかも知れませんが、曲全体を理解するためにこれ以上の近道はないと思います。
因みに、私が1曲を覚えるまでに費やす時間は約5日~一週間。最低150回は、聴いていることが多いです。私も、曲を覚えて歌うようになって最初の頃はもっと時間がかかっていたと思います。
ですが、殆どの西洋音楽はリズムと音階で構成されておりその組み合わせによって様々な曲が作られています。ある程度のコーラスやコード進行はパターンが決まっていることも多く、曲を覚えて行くうちに「あ、このパターンは○○と同じだ~!」と言う感じで素早く頭の中に入って来てくれます。そんな風に覚えた曲が多くなるにつれて引き出しが増え、徐々にではありますが覚える速度は速くなってきました。曲を覚えるのが苦手な方もいらっしゃると思いますが段々慣れてくると思いますので、諦めずにひたすら聴きまくってみて下さい(*^_^*)

曲全体が理解出来てきたら、いよいよ歌やコーラスが入っている部分を重点的に聴いていきます。
ここでのポイントは、先ずメインボーカル以外に入っているバックコーラスの内、一番良く聞こえる音を聴き取ること。前回もお話ししましたが、ここ10年ほどのロックやポップスの楽曲はそれ以前と比べてレコーディング技術の発達と共に無限に近いトラックを作る事が出来るため、曲によっては殆ど聴き取れない多くのコーラスが入っている場合があります。余談ですが、スクールの発表会のホストバンドの現場で数人でコーラスを務めさせて頂いたとあるバンドの曲がそうでした。私はこう言った場合、自分で音取りするのと同時に本家のバンドがライブでどのようにそのコーラスを再現しているのかYouTube等の動画を観て参考にするのですが、そのバンドはコーラスを同期演奏で流していました。技術の進歩って凄いですね~(*^_^*) 結局、他のメンバーと二人で一番聞こえてくる音を取って再現しました。
話が大分逸れましたが、ロック・ポップスのバックコーラスで一番良く聞こえてくる音は前回お話しした「移動度のド・ミ・ソ(1度・3度・5度)」の中(オクターブ上、若しくは下などを含む)に含まれていることが多いです。と言う事は、(勿論例外はありますが)例えばメインのメロディーが1度の音だった場合、良く聞こえてくるコーラスの音が5度だったとすると大体の場合3度の音も鳴っている場合が多く、良く聞こえなくても3度の音を歌うとバックコーラスとして成立します。つまりは、常に頭の中に「移動度のド・ミ・ソ」をイメージしながら楽曲を聴くと自然とバックコーラスの音が取れるようになってくると思います。「心で聴く」という作業も、時には大切なのです(*^_^*)
日進月歩とはいきませんが、繰り返し根気強く原曲を聴いてコーラスの音を聴き取ってみて下さい。歌の世界が更に広がってくると思います。お試しあれ!

次回は、結構前にちらっとお話しした「字ハモ・ウーアー系」のコーラスの違いについて書いてみたいと思います。お楽しみに(^o^)

【Live Information】

2023年
・1月22日(日):やま♪げん弾き語りLive@下井草Billy’s Bar Gold Star
・3月4日(土):蛇足(Snakefoot)(初期Whitesnakeカバーバンド)@武蔵小金井Rosy note
・3月18日(土):Departure(仮)(JOURNEY Tribute Band)@巣鴨獅子王
・3月19日(日):同級生ライブ(弾き語り)@下井草Billy’s Bar Gold Star
・4月15日(土):Ginger Ginger(Danger Danger cover band)@町田Play House
・4月22日(土):Majestic Sky(JOURNEY Tribute Band)@目黒ライブステーション
・5月27日(土):やま♪げん弾き語りLive@練馬Be-born
・7月17日(月・祝):蛇足(Snakefoot)(初期Whitesnakeカバーバンド)@新宿Crawdaddy Club
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
 やま♪げんオフィシャルサイト

「やま♪げんボーカル教室」生徒さん絶賛募集中!

コラムの内容を、実際に体感してみませんか?
スタジオレッスン:60分5,000円、オンラインレッスン:60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中! お気軽にご連絡ください(^O^)/

この記事への感想はこちらへどうぞ

この記事への感想を送る


やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

続きを読む