やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん！こんにちは！！
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです！
楽しく歌ってますか？

2019年2月20日に第一回目が掲載された本コラムも、今回で100回目を迎えることが出来ました。6月には連載記事ランキング10位以内に5記事、7月は3記事ランクイン。これも一重に、皆様がコラムを楽しんで読んで下さっているお陰だと思います。やま♪げんボーカル教室の生徒さんやライブ等でお会いするミュージシャンの方々からも反響を頂き、とてもありがたく思っています。いつも本コラムを読んで頂き、本当にありがとうございます。これからも、「歌ったりレッスンしたり、はたまた普段の生活の中で声や歌に関するちょっとしたトピックを論理的にご紹介出来たら良いな。」と思っております。
引き続き、ボイストレーナー・シンガー「やま♪げん」のコラム「論理的ボイストレーニング」をよろしくお願いいたしますm(_ _)m

はてさて(^o^)　最近はレッスンでの生徒さんとの会話のなかで頂いたヒントの中からコラムを書いておりますが、今回もとっても興味深いお話があったのでご紹介していきたいと思います。
ある日のレッスンでの事。生徒さんから次のようなことを言われました。「最近、お仕事でお客様と話すときに笑顔で喋るようにしたら、疲れなくなったんですよ(^o^)」。
因みにその生徒さんは、人生の先輩。配達の業務をされている方。いつもはブルースハープを吹きながらブルースを歌っていらっしゃいます。
今までは、低めのトーンで話されていたそうなのですが、ご自身で意識されていつも歌っている時のように表情筋と口角を上げてトーンを高めに話すように心がけたそうです。
そうしたところ声が以前より通るようになり、喉が疲れることが少なくなったと喜んでいらっしゃいました。
このように、歌を歌うと言う行為はスポーツと同様身体を動かします。特に、歌を歌うための筋肉は普段あまり使わないけど健康な日常生活を送るためにとても大切な部分。
そこで今回は、「歌が上達するために、日常生活においてどういったことに気をつければ良いのか？　そして、それは何故なのか？」と言う事をお話しして行きたいと思います。

【表情筋・口角】

良く、「日本語は母音の言語」だと言われます。母音が「あ・い・う・え・お」の5つに限られているためあまり口を動かさなくても意味が通りやすいのです。それに比べ、外国の言葉は例えば日本語の「あ」に似ている音だけでも数種類あったりします。つまり、その分口を細かく動かさないと意味が通じない場合が多いのです。海外の方が表情豊かに（ある意味Vividに）感じるのはそういった事も一つの原因だと考えられます。
レッスンをしていると、意外と口角を上げて歌うのが苦手な方がいらっしゃることに気がつきます。それは、「日本語が母音を中心として形成されている言葉だから」ということも考えられます。違う表現をすると、「良くも悪くも、日本語は滑舌が悪くても大体通じる。」言葉だと言えます。
ですが、歌の歌詞となると聴いた人に意味が伝わらないと正に意味がありません。言葉の意味をしっかり伝えるためには滑舌をよくする必要があります。その為に必要なのが口の周りの筋肉をしっかりと動かす事なのです。
その為に、先ず何をすべきか？　一つの提案として、「滑舌が悪い。」とお悩みの方は、口角と表情筋を上げながら喋る事をお勧めします。普段使わない顔面の筋肉を意識して使うようにすると、筋肉が細かく動かせるようになるため滑舌は良くなってきます。その為に、朝起きたときに顔のマッサージをするのも効果的です。
そうすることによって他人からの印象も良くなりますし、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されアンチエイジングにも役立ちます。
いくら美形の人でも「つ～ん！」とスカしていると幸せそうには見えませんよね(*^_^*)
「本当の美人とは、顔の作りではなく笑顔の素敵な人だ。」と思っているのは、私だけではないと思います。

今回も、最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。
次回は、もう一つの「普段の生活から気をつける事」について書いていきたいと思います。お楽しみに！！！