2024/12/09
Spinart(スピナート)が主にTwitterで募集する「アーティストの主張」。
さまざまな活動をするアーティストさんたちの主張をガンガンご紹介していきます。
「ア...
2011年の東日本大震災の後、繰り返し流れたACジャパンのCMの中、
「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。
で始まる金子みすゞの詩『こだまでしょうか』を朗読するCMが話題になったことを覚えていますか?
この時に受けた"衝撃"が今も忘れることができず、その詩を楽曲にした3曲入りEP『こだまでしょうか』をリリースしました。
「まだ、聴いてないよ~!」って方はコチラをどうぞ…。
YouTube:『こだまでしょうか』をPOPな楽曲にしてみた! Lyric Video
この詩が100年も前に作られたことに驚きましたが、私はこの詩に対して「コトバ」よりも「姿勢」がこだますると解釈し、とある会議でそれを実践した経験があります。
先方のA案と私の推すB案を協議するヒリヒリした会議の時のことです。
普段ならお互いが自分の提案する内容を通すために、時には険悪になってしまうぐらいの"熱い"会議なのですが、私は先方A案のデメリットを探すのではなく「なぜこの人はA案を持ってきたのだろう…」「嫌がらせなんてするわけがないはず!」と相手を理解するスタンスで会議に挑んでみました。
すると、先方の立場的にA案を持ってきたポイントがあり、そこを深掘りすると先方なりの考えや思いに辿り着くことができました。
その後、私のターンになって推し進めるB案を先方にプレゼンしたところ、今度は先方がこちらのB案を深掘りし理解しようと"同じ目線"に降りて来てくれました。
相手を理解しようと動けば、相手も理解しに来てくれる「相互理解」が『こだまでしょうか』の詩の軸にあると確信した出来事でした。
過去に険悪な会議になっていたのは、知らないうちに「相手の案を否定」する接し方で望んでいた「相互否定」によって生み出されていたとは…。
一方、地球規模で見回しても人々が互いを理解し合えず、対立している残念な現実があります。
この争いの絶えない世界を見ていると『こだまでしょうか』を1人でも多くの人に伝えなくては…と思い立ち今回楽曲にしてリリースしました(たとえ小さな力でも…)。
日本語版と比べてややシリアスな英語訳版「Are You an Echo?」のLyric Videoは動画作成ツールFlexClipの映像素材を駆使して、歌詞に合わせた喜怒哀楽を表現しました。
前半は子供たちが登場し後半は大人たちが登場している構成で、裏テーマとして「子供の頃にできていたことは大人になってもできるでしょ!」を密かに匂わせた動画になっています。
YouTube:Are You an Echo?『こだまでしょうか』の詩を海外にも届けたい!Lyric Video
歴史的な背景もあり一筋縄ではいかない世界情勢。
とはいえ、争いと無関係だったはずの新世代が旧世代からの「遺恨」を継承して「新たな火種」を生む"負の連鎖"バトンが渡されている様に見えます。
旧世代を蔑ろにしろとは言いませんが、今を生きる若い人たちが自分たちの"今の幸せのために生きる"ことを優先しても良いのでは?と感じています。
「誰かの犠牲」になるために生まれてきた訳じゃないはずの新世代が、自分の人生や自分の幸福追求のために使えないなんて…やっぱりおかしいです!
また、同じ時代に同じ地球で生きている者同士が、憎しみ合い傷つけ合うことに人生を費やすなんて「非生産的」過ぎて、ホント"誰得"なんでしょうか…
『こだまでしょうか』的には、"殴り合う拳"を"グータッチ"に変えるだけで「全てが終わり全てが始まる」と伝えています。
イヤでも「現在」から「未来」に向かう我々が「未来」を良くすることを最優先で考えるのは是必然かと。
予定になかった中国語訳版「是回声吗?」も同時リリースしましたが、これは『こだまでしょうか』リリース準備中に中国で悲しい事件があった影響です。
事件の根底には「恨み」の継承が見え隠れしたこともあって急遽制作しました。
YouTube:是回声吗?
こちらも歴史的背景があるとしても、未来ある子供たちへ強制的に「恨み」を背負わせることで「遊ぼう」よりも「馬鹿」を先に口走ってしまう器の人格ができることは流石におかしいと思います。
歴史を学ぶことは大切ですが、子供たちに「恨み」を植え付けるべきではないと考えます。それは、彼らが健やかに成長することを妨げる行為だと思います。
「罪を憎んで人を憎まず」は大陸から日本へと伝わったコトバなのですが…
シリーズ第一弾では宮沢賢治の『雨ニモマケズ』。今回の第二弾は『こだまでしょうか』と繋がりましたが、第三弾も準備中ですのでもう暫くお待ちください。
以上、大変長文になってしまいましたが、好き勝手に吐き出させていただきました。
ご清聴ありがとうございました。
GACHABOT(ガチャボット)
ジャンルやスタイルに拘らず色んなHappyな楽曲リリースを目的に2024年に結成。
EDMやROCKをはじめ、RAPやGOSPELにもチャレンジするなど、次に何が飛び出すか分からないが音を楽しんでいる事だけは不変。
GACHABOTの詳細はこちら。
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