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Logo Mark田舎暮らししながら世界に向かって音楽を配信しつづける人の話「できるお母さん」の幼稚園に入ってしまった

eastern bloom 小島美紀&崇

小島美紀

eastern bloom ボーカル
岡山県出身。ミュージカル俳優を目指して上京した後、ボーカリス...

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崇:はい、第8回です。

美紀:はい。

崇:ところで世間では「闇営業」なるものが、ちょっとした騒ぎになっておりますが、、

美紀:え? そうなの?

崇:「カラテカ入江」(友達5,000人)さんの。

美紀:はい?(いろいろググる)

崇:うちら「カラテカ入江」さんの仕事したことあるよね?

美紀:あるねー。でもべつに詐欺集団の仕事じゃないけどね。

崇:いわゆる業界の人って感じはありましたが、普通にビジネスマンでしたね。

美紀:はい。

崇:反社会的勢力と芸能界との問題なんだけど。

美紀:ほう。

崇:今や芸能界はスポンサーの問題とかあって法の順守とかクリーンさを宣言しなければならないわけだけれども、俺、高倉健さん某組織組長との友情の話とかすごく好きだよ。

美紀:ほう。

崇:あれだけ大物俳優になっているのに、縁を切らないってのもすごいことだよ。

美紀:そうだねー。「どんな人にも同じように接する」ってのも誰でもできることじゃないよね…でさ。

崇:はっ!

美紀:今回は、地域活動とか「社会的」な話です。子供が幼稚園の時の話だよ。

崇:子供が幼稚園入るまで、当時東京で住んでた所では「友達ゼロ」だったね。

美紀:そうそう。そこから幼稚園に入って一気に世界が広がったよね。活動的なお母さんが沢山いる幼稚園だったし。

崇:決して受け身な感じではなかったね。何をするにも。

美紀:「地域や社会に対して自分は何ができるのか」という観点ができたのはこの幼稚園でのいろいろなお母さんとの出会いがあったからだと思う。

崇:学ぶことがいっぱいあったということ?

美紀:そこではお母さんたちが子供たちのために、自発的にいろんな活動をしてたんだよね。

崇:父母でよく集まったね。お父さんだけの飲み会とかもあったよ。

美紀:うん。そんな中で、ふと中高時代に経験した学校のクリスマス会の話になって、私はカトリック系の学校に通ってたんだけど、その厳かで、温かいクリスマスの雰囲気と、思い出深いクリスマスキャロルを子供たちにも伝えたいと言ったら…。

崇:そしたら?

美紀:そしたらその中のお母さんが「それやろうよ」と軽く言ってね。え?! マジで? と思ってるうちに、歌を歌えるお母さんが集まってクリスマスキャロルを歌おうということになった。

崇:おお。私らのクリスマスキャロルコンサートの始まりですなあ。

美紀:そう。何気に募集の張り紙を幼稚園に貼ったら、1学年10人ちょっとの幼稚園なのに20人くらいお母さんたちが集まった。

崇:本番に向けて歌唱指導とかしてましたね。練習用の音源も作った。(パートごとに分けてミックスするのが内心めんどくさかった…とは言えない)

美紀:自分がそんなの出来るわけが無いと思ったけど、その気になればできるもんだ!

崇:ほお。

美紀:合唱アレンジや譜面作成など初めてやりました。で、普通に演奏するのは面白くないので、打楽器とか入れたね。打楽器参加のお母さんを募ったね。

崇:やりましたね。

美紀:結構たのしかったんだよ。すごかったのが役割分担が自然に出来てて、練習の場所手配とか、チラシ作成、物の調達、機材の運搬とかすごく手際よかった。

崇:役割分担すごかった。団結力もなかなかすごかったなあ。

美紀:だって、ミーティングの最中に、話しながら募集の張り紙が出来上がってんだよ。あと、「アンクロンっていう竹の楽器があるといいんだけどな…」というと、次の集まりにはそれがあるという…。

崇:恐るべし調達力! 持ってる人少ないよ。会社だったらよかったのに。優良企業だよ。利益だすよー。

美紀:ボランティアです。

崇:おかげ合唱指導に集中できたね。あんな体験はなかったね。俺もギターで参加したんだっけな。演奏の後そのまま会社行かなきゃいけないから、ママにギター預けてね。

美紀:覚えてない…。

崇:子供乗せる椅子が2つ付いたママチャリでギター背負って帰る姿は、ちょーかっこよかったス。子育てパンクって感じ。

美紀:んで、これをこどもたちの前で演奏したんだけど、結構好評で、クリスマスだけでなく別の機会にも演奏することになったんだよね。

崇:恒例行事になって年に2〜3回演奏してたね。合唱団に「すずめの音楽座」って名前が付いちゃった。

美紀:それに触発されて別の音楽隊まで生まれたんだよ。ミュージックベルを演奏するグループ。

崇:よく覚えてるな。感心! みんな楽しんでたね。

美紀:子供らも「ママたちすげー!」っていう感じで見てたんだよ。あと、これのおかげで後に那須で音楽人形劇をやるときにこのノウハウが凄く役に立った。

崇:そういえば、こんときにさー、伴奏で使ってたアイリッシュ・ブズーキを他の人に預けたときがあって…。

美紀:あー。

崇:本番のとき、ケース持ち上げたら、「ふにゃ」としてて。

美紀:ああー。

崇:ケースから開けてみたところ、ネックのジョイント部分がポキッと折れてました。

美紀:あらー。

崇:受け取った時までは「芯」があったから無事だったんだけど、ちょっと会場に立てかけておいたスキに、キッズがボキッ!ってやっちゃったんだよなー。

美紀:子供たちがいっぱいいたからね。

崇:本番直前、速攻で家に帰ってギター持ってきて演奏しました。しかも本番ギリギリだったとおもう。ぶっつけ本番でギターバージョンに…。

美紀:その時みんなすごい「申し訳ない」って感じになってね…。

崇:楽器預けるほうもかなり悪いけどね。今考えてもかなりマズかった。しかしそのあとこの幼稚園特有の団結力が発揮され、なんと。

美紀:なんと。

崇:みんなでお金を出し合って修理代出してくれたのです。

美紀:よかったねー。

崇:だから、今でも使ってるあのアイリッシュ・ブズーキは幼稚園のお母さん方のやさしさで出来ているんだよ。やはり少し音色変わってしまったけど「やさしさの音」だと思っている。

美紀:よくこのブズーキいい音するって言われるもんね。あと、この幼稚園で人形劇にも参加してたんだよね。

崇:あー。

美紀:そこで浦島太郎をやるってことになって、その台本についていた音楽が趣味に合わなくて、「自分で作る!」って言って、数曲作ったんだよね。

崇:あったあった!

美紀:結局、その中の一曲は人形の雰囲気に合わないからってことでボツったけど、なかなかいい曲だったと思うんだよねー。

崇:「うみのうた」ですね。披露することはまずないけど、いい曲だと思います。(気になる方はホームページで探してね)

美紀:この経験も、後の那須での音楽人形劇に役立ったよねー。

崇:旦那をこき使うという点も、その経験からのノウハウの一部ですね。

美紀:(無視)幼稚園での活動も充実してたけど、それだけに留まらず、この幼稚園で「こども劇場」っていう団体を紹介されて、さらに活動範囲が広がったんだよ。

崇:はい。では、その話はこの次に。

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