2020/03/17
崇:スピナートご購読の皆さま。申し訳ありません…お久し振りです。
美紀:前回は「メリークリスマス!」とか言ってるよ。
崇:はい。3か月ぶりです。それもこれも連日のウイルス騒ぎのせいです。
美紀:いや、この連載と全然関係ないから。
崇:連日のライブなどのイベント自粛に伴い、練習の数も減り、次第に夫婦の会話が減り、すれ違いの日々で、いまでは目を合わすことも少なくなくなってしまい…。
美紀:そうですか????(軽く流す)
崇:ホンマすいません。休載とかしませんから。これからも読んでください。
美紀:まだ全然完結してないし。
崇:はい。
美紀:月に1話は出しましょうよ。ネタはあるんだし。
崇:はい。で、ついに、コンクリート・ジャングル(※1)を脱出し、自然豊かな那須に移住する所まで話が来ました。とにかく緑に囲まれていまして、車で近所に移動するのに緑のトンネルとかが普通にあるんですよ。
美紀:昔アイルランド旅した時、緑のトンネルに感動したじゃん。
崇:感動したね。
美紀:あれがアイルランドまで行かなくてもあったんだね。
崇:ママ、結構あの道中寝てたけどね。私一人でだいぶくぐったよ。緑のトンネル。「ンゴー」「すぴー」って寝てたから…。
美紀:はい。
崇:東京との環境のギャップは凄いね。今はもう慣れてしまったけど。月並みですが、「空気が綺麗」「水がうまい」。とくに大都会(※2)出身のママとしては、雪に感動したのでは?
美紀:そうそう。なにせ冬に引っ越して来ているからね。なにしろ家が林の中だから、枝に積もった雪とか。それが風で一斉に舞い散る様とか。しばらくその美しさにぼーっとしてしまった。
崇:住んでる所の植生が落葉樹多めだからね、落葉樹は枝の隙間の向こうに空が見えるのも綺麗だよな。
美紀:あと、冬の「月夜」。これは感動した。しょっちゅう眺めてた。寒いのに。落葉樹の林の木々と月夜。これは幻想的なセットだね。
崇:確かに、夜、雲からこぼれ出る月光とか、幻想的だわ。今でも眺めてますね。
美紀:なんかね、未だに自然の美に感動する日々だね。
崇:一方雪かきとか、大変ですが。
美紀:そうそう。
崇:庭で「ホワイトアウト」したことあるね。雪かきしてると、風で雪が舞いに舞い、3m位近くに子供がいるはずなのに、「キャー」って声以外何も見えないという。
美紀:1月ごろの乾いた粉雪の時とかね。初めてだった。雪玉が作れない雪。
崇:そう。「よし、見てろよー」って父らしいところを見せようと、巨大雪だるま作ろうと思ったら、全然固まらない。砂の様な感触で、丸くならない。
美紀:うん。
崇:なので「雪だるま無理だわー」って子供らに言ったら、凄い冷めた目で「ダサっ」って顔してこっち見てた。
美紀:…雪かきとか大変だったけどそういうの含めて楽しかったね。越してきたころは、普通に30cm位積もってたね。
崇:あ、過去形ですな。
美紀:ここ数年。あまり降らないので。それと、最初は楽しくてワクワクやってましたが。
崇:ましたが?
美紀:慣れてくるとめんどくさくなるもので、「この位なら車走れるっしょ」ってなる。
崇:あなたの車は4WDだからいいけど、私は割とキツいですが…。
美紀:はい。
崇:雪だけでも物珍しかったですが、さらに、雪国の車事情にも疎かったな。車自体にも慣れてなかったのに。
美紀:東京に用事で行くのに新幹線使うんだけど、行ってる間に車に雪積もっちゃって、駐車場から全然出れないという。
崇:当時、雪対策なんて全然分かんなかったもんねぇ。雪かき用のブラシとか車に積んどかないとダメとか知らないもの。
美紀:うん。フロントガラスの雪が解けるのを暖房かけて暖気して待ったりね。
崇:バカだから、朝出勤前にお湯かけたりしてたよなあ。フロントガラスに(割れることがあるので真似しないでください)。
美紀:また速攻で凍っちゃうのにね。
崇:あんまりにも寒い朝に気温計ったら、マイナス11度ってこともあったね。
美紀:キーンとした寒さで、なんか寒さの種類が違うって思った…。
崇:濡れたタオルを外でクルクル回したら、凍って固まるって聞いて試したら、ほんとにカチンコチンになったんでびっくりした。バナナで釘が打てそうな。
美紀:なんか色々エンジョイしてたね。そういえば、前は夜に洗濯物外に干しちゃったりしてたけど、こっちでそれやったら、凍ってた。「朝、それを太陽が溶かすところから始まるのね…。」って、冬は外に干すの止めた。
崇:それを朝、ファサファサと掃うということを後に知ることになる。これが自分の北限だと悟った。
美紀:洗濯物で??
崇:学校も、入った早々「親子スキー」なんかあったりして。しかも現地集合(スキー場)。
美紀:ペーパードライバーなのに、さっそく雪道走行。パパが仕事で自宅待機だったので。
崇:はい、すいません…ね。ワイルドだねぇ。
美紀:超おそるおそる、山の上まで。行きはまだ、本当の雪道の怖さを知らなかったんだな…。知らぬが仏。
崇:しかし、「下りのほうが怖いんだよ」ってママたちに脅されたんだよね。
美紀:「ブレーキは絶対踏んじゃダメ。」とか言われて。無理だろ!
崇:はい。
美紀:でも、山に住むのを覚悟してから、車は「ジムニー」か「パジェロミニ」だと決めてたおかけで、無事に行ってこれました。
崇:次は僕も4WDになりたいです!
美紀:はい。こないだ2WDにしたよね。
崇:はい(予算の都合上です)。
美紀:はい。
崇:あと、あと驚いたことが冬に山から吹く風。
美紀:通称、「那須おろし」ね。
崇:台風より強いよね。さっそく初年に何本か木が倒れたもんねえ。
美紀:パパ、夜に「ぐおーーーー」って音で怖くて眠れないってよく言ってたよね。私はスゲー!!って思いながら、普通に寝てたけどね。
崇:女性は強いね。ほんとに怖かったけど…。
美紀:話によれば、この風で簡易トイレとかが吹っ飛ぶらしいよ。
崇:マジで?! 嫌だー。色んな意味で(片づけとか)。
美紀:眺望の良い所は強い風がそのまま吹き付けるらしい。うちは林の中だから、木々を通り抜ける風の音が大きいけど、実際はそんなに大したことはない。
崇:物件探しをしている方は、是非参考にしてください。
美紀:自然と共に生き始めたって感じだね。いきなり厳しい冬から。でも、雪景色や薪ストーブの炎…冬が一番好きかも。という訳で、今回はこの辺にしましょうか。
崇:はい。
美紀:もう一度言う。月に1話は出しましょうよ。ネタはあるから。
崇:はい。
(※1)…東村山
(※2)…岡山
とにかく月や月光に照らされる自然が幻想的なときがある。
月と流れる雲をずっと眺めてたり。月明りがものすごく明るくて、懐中電灯無しで庭を歩いたり。青い光に照らされて、影がクッキリできる。黒い木々の向こうに広がる夜空も幻想的。
見てるだけで自然と曲が思いつくね。
準備中