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Logo Mark歯を磨く様に演じるやりきりました。シニア劇団スターライト初公演

鵜飼雅子

舞台役者、朗読家、アトリエほんまる 副支配人。
日本演劇教育のさきがけ的な存在である劇団らくりん座の正式団員として全国各地で公演を経験。
朗読や表現、コミュニケーショ...

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令和元年11月11日に稽古スタートしたシニア劇団スターライト。長かったのか、短かったのか、4月18日(日)に無事2公演を終えました。4人のうち2人は初舞台。前日はゲネプロ(本番と同じもの)を行い早めに終了して、オカリナ演奏のツルタハルさん、照明さんと共に明日の公演に備えた。
ゲネプロはそれなりにスムーズに進んだものの、本番とは違う。なんせ本番は会場いっぱいに観客が入る。
『暗くて観ている人の顔なんか見えないよ。』
と自分を落ち着かせる様に言っているメンバーではあるが、その観客の圧迫感は相当なもの。をれに答えなければいけない。
『舞台に立ったら、鵜飼がこう言っていたと思い返したり、ミスしちゃったと反省はしないでください。そんなものは忘れてください。皆んなが楽しそうに生き生きとやっている姿を見に来ているんだから、楽しんでやってください。』
これだけは伝えた。昔、私も聞いた様な言葉。
人生お初の事でよく眠れなかったメンバーもいて、ゲネプロ終了時点で既にお疲れのご様子。明日が本番ですよ…(笑)。
当日の公演はまず13時30分から。慣れた方なら準備含めそれに間に合う様に小屋入りして頂ければいいのだが、声と身体の準備も整えておかないと観客に与えるパワーが足りない。稽古していて思ったのだが、
『演じる人達のパワーもお客様へのプレゼント。これを求めて生の芝居を観にわざわざ会場に足を運んでくれるんじゃないかと。』
当日は10時に集合し、1時間程度の抜き稽古をした。車でいうとアイドリング。30代の時、在籍していた劇団では、本番前にひと芝居、本番2回、その後ダメ出し直しの後、もうひと通しで、明日も2公演予定、なんて事をやっていた。本番入れて1時間半位の芝居を1日に4本。体力余っていたんだねとつくづく思う。
心配していた天気にも恵まれて4月18日は好調なスタート。メンバーの笑顔が清々しい。やっぱり公演の日ともなるとSpecial Dayなんだな。
また、お客様にも恵まれ、日頃演劇公演でお目にかからないシニア世代の方々の予約も多数頂きました。この世代の方々にも地元の芝居に興味を持ってもらえたのは有難い。
本番はと言うと、練習期間と違ってあっという間に1公演目が過ぎ、あっという間に2公演目が終わってしまいました。本当、呆気なく。私の出番は開演してから20分後位なので楽屋で演者のセリフを聞いていたんですが、間がいつもと違ったところ等がありましたが、無事台詞も出てきて、上出来だったと思います(本人はミスを気にしているかもしれませんが)。
まあ、稽古前に隣の宇都宮城址公園で1人でセリフの稽古をしていらっしゃる方々なので、当日は台詞が出てくる出てこないは、私はあんまり心配してはいなかったのですけど。
私にしても今回は芝居人生にとって有難い1場面でした。と言うのは、最近の私の芝居傾向から言うと思ったほど役作りが出来ていなく『キャスト皆んなで合わせる時間が少なかった。』と言うのは言い訳なのだが、やっぱり昔やっていた時の様に1本の芝居を1年間県内外を回っていた時代のように、何回も何回も芝居を重ねていく事で、そこに出てくる人物の人格が自分の中で作られていくんだなと久々に体感しました。
最後に「撮った映像をコロナ禍で来られなかった娘さんに観せたい。」「お客さんが書いてくれたこのブログを親戚に見せたい。」と話していたメンバーがいて、コロナと隣り合わせの時代ではあるが、出来て良かったなと思うとともに、これからも少しずつメンバーが増え、この表現活動が末長くこの地で続く事を願うばかりです。
そして今度は自分で台本を書いて…。

劇団スターライト 劇団員募集!

劇団スターライトでは、劇団員を募集しています。
対象:55歳くらいから。
会場:アトリエほんまる(栃木県宇都宮市)
練習日程:月2回 水曜日13:30〜15:00または15:30
費用等:練習費3,500円/月+公演参加費等(公演参加時)

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鵜飼雅子

舞台役者、朗読家、アトリエほんまる 副支配人。
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