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Logo Mark音の庵正解のないお話し… 其の1〜音の仕上がり感をフレーズでコントロールするという発想

たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...

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「音」って物理現象ですよね? 数学的でもあり計算、計測で説明できるんですよ私は無理ですが;w

じゃあ緻密な計算によって「音楽」が成り立っているか?と言えばそうとも限らない、むしろ感覚に委ねられてる正解の無い世界です。だから物理学者が良い音楽を創ってる訳でもないし、正解が無いから数学者も物理学者も頭を抱えてしまうのでしょうw

私は高校生の頃、物理は面白かったのですが全く点数が取れず; 音響の専門学校に行きたいと言った時、先生に笑われましたww ネット上にはすごく詳しい方の有益な記事もたくさんありますので私の出る幕は無いと思ってますので、面白かった経験などをポツポツ書いてみる方向に舵を切ります(逃w

先輩でもあり友人でもあるバンドのギタリストとのお話しです。

レコーディングも進み、トラックダウン(ミックスダウン)に差し掛かって友人が言いました…。

「全体的なサウンドはこれでO.Kで変えたく無いんだけど、ちょっとキラキラ感が無い、2KHz辺りが足りない」と。

 はて?と思っていたらそのギタリストが「2KHz辺りのフレーズを弾いて足したい」と言いました。

で、ミックスルームの中でギターをGEQに通して630Hz以下をばっさりカット、4KHz以上もばっさりカットw ほんと狭い帯域にしてその中にある音程だけのフレーズを弾いて無事完成させました。

 伝わってます?(汗

 チューニングなどでAの440Hzとか使いますよね? 周波数は音です音階ですw

これ、当時の私的にはすごく面白い考え方でした。

EQなどで全体的な?補正するんじゃなく、フレーズでコントロールする。

 四半世紀前の話しなんですが今でも頭に残っていますw

そんな友人も他界してしまいました(泣…

 具合が悪かったらとにかく病院に行きましょう、これは正解です。

もっともっとたくさん話がしたかった友人のお話しでした。

それではまた。

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たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
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