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Logo Mark音の庵正解のないお話し… 其の2〜上手く成りたい

たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...

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ほんと日進月歩で技術が進んで行き、きっとこれからも歩みは止まらない事でしょう。でも思うのです。

演奏者にとって上手く聴かせる要素はたくさん増えたのですが、上手になる要素は全くありません;…。
リズム楽器にしてもタイミングや音色の差し替えなんか出来ちゃいますし、歌にしてもピッチ補正、アクセントの強弱、ビブラートの振幅、ブレスの除去、ハモリの自動生成などなど…。
なにそれ?ww
DAW登場以前の8trや16trのアナログでレコーディングしてた頃、Vo用に残されたtrは1〜2でした。後10分でスタジオ撤収しないといけないなんて場合もあり;w そりゃもうエンジニアも命懸け(やや誇張)でパンチイン! 手汗スゲー; で、なんとか完成を迎えたり…。そして打ち上げへww

そうしてレコーディングする度に上達していくバンドさんを見て、自分も頑張らなきゃと好循環が産まれてました。エンジニアも負けられません;
「音」って、減衰しきるまでが音です。
演者が意志を持って止める音とフェーダーやオートメーションで下げる音は全く違います。譜面上に残らない音? でもそこには空気感や緊張感などいろいろ含まれてると私は感じます。フェーダーで下げるとそれらごと下がってしまう気がするのです。最近はボーカルのブレス(息継ぎ)を除去する傾向にありますがホント寂しく感じますw と言うのも自分が歌ってた頃(あるんですよ;w)息継ぎのポイントとかとても勉強になったし、サビ前のブレスなんかもう、「来るぞー」的なワクワク感で感情移入もひと塩でしたw

「減衰しきるまでが音」に戻ると、休符の存在がなおざりだと感じます。自分も譜面ほとんど読めませんが、どこに休符を置くか?とても大事なので意識してみると音に演奏に緊張感が出てくると思います。

ダウンピッキングにこだわり押し通す!とか、速くてもハイハットをエイトで刻むとかw

歌唄いも演奏者も体育会系なんですよアスリートなんですよ。
だから上手くなりたかったらひたすら練習というのは今も昔も変わらない、変わらないでほしいと願っています…。
あ、エンジニアもある意味体育会系ですよ、集中してMixしてると汗かきますものw

※写真はDr用に最近お気に入りのPlugin達。

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たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
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