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Logo Mark音の庵正解のないお話し… 其の5〜音圧戦争に思う事

たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...

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… 同じ音でも音量を上げると良い音だと人は錯覚する。

… 目立ちたい(笑

要は手元の再生機器の音量を上げれば済むだけの話しだと思うのですが、プレイリスト的な聴き方をしてる人達には曲毎に上げ下げしてらんないと言うのもまぁ解りますw。個人で曲を発表できる場も増え、個人で制作を完結できる環境になり、ネット上ではプロもアマもあまり関係なくなってきました。そこで上限値である0dBに音が常に張り付いてる様ないわゆる海苔波形みたいなものが台頭し、何故かプロのマスタリングも追従してしまいました;w

それを否定するつもりはありませんし、アレンジや音色選びから緻密に計算された海苔波形音楽と言う表現もありだと思いますが…、CDや音声データですら所有せず、ストリーミングで聴く人達が大多数になってますね? ニコ動とかYouTubeやSpotify等です(よね?)。

で今、ストリーミンがサービスでラウドネス・ノーマライゼーションというものが導入されてます。簡単に言うとどんなにデカい音で収録しようが聴感上のボリュームを揃えて再生するというものです。大体、-14FULSという数値です。YouTubeなんかで見てみると海苔波形でボリュームは半分以下位まで下げて再生されてる様です。ちなみにYouTube動画を右クリックすると詳細統計情報というのが出てくるのでそこで見れます(パソコンからだけかな?)。

そうするとわざわざリミッターやマキシマイザーで潰して音量を上げる必要がなくなりますね。ダイナミクスの復活ですw
私的には海苔波形って視覚的なミックスに思えるんですよ。ここに隙間があるから埋めよう、みたいな。音なのに目で完成させる(?)みたいな…。まぁジャンルにもよりますけど。なので個人的にはラウドネス・ノーマライゼイションには賛成です。大きな音で聴きたければ手元のボリューム上げれば良いんですw

そもそも「音量はその作品の品質なのか?」と疑問に思っていて…、音質は品質だろうけど、音量は聴く人が決めるものだろうって。

ま、エンジニアとしては大きな音でも小さな音でも立派な再生環境でも iPhoneのスピーカーからでも曲の良いところが失われない様にミックスを心懸ける結構大変な仕事なんですけどねー;w

この話題まだまだ注視が必要です…。


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