2020/10/08
1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...
「おまえの曲はミックスで損してるんだよ。」と言ったか?いわないか?はさておき…w
この曲は幾つかバージョンがあるんですが、99.99%を聴かせてもらった時の印象がちょっと「冷たい」感じがしたのです。使ってる楽器や音のレンジが上に寄ってる?と言うか、もう少し柔らかな感じが良いんじゃないか?と思い、同じLogic使ってるし打ち込みならミックスやらせてもらおうと思って何曲かプロジェクトファイルを頂きました。
その中から「たいおん」について書いてみたいと思います。
記憶が曖昧なところもあるのですが;基本的にはオリジナルと同じpluginを使おうと言うコンセプトで始めました、始めようと思いましたw
OSのアプデに伴い、動かなくなっちゃったpluginがあったり断捨離しちゃったりLogic上で再現できなくなってる部分もあります。すごく気に入ってた無料pluginとか動かなくてアプデもされてないのがあったり… 各トラックをwavで書き出しておく重要性ってありますね;
では先ず「Drum」。
Logic付属のDr音源も悪い音ではないのですが専用音源だとオフマイクが使えたりシンバル類の音数が豊富なことから、BFD 3を使用しました。で、紫水君の打ち込みはかなり個性的で(笑)、足が3本、手が4本w。それを否定はしませんがそんなに音数は要らないだろうと思ったのとタムとか全然使ってないので打ち込みを修正させてもらいました。で、BFD側でアンビ用のミックスを組んで混ぜました、ちょっとした空気感用ですね。個人的に金物系はあまり歪ませたくないのでLPFで調整しつつ。snとH.tomだけリバーブを使用してます。
「Bass」。
これはLogic純正のアンシュミそのままでD.IとMicのバランス、あと、アンプのMicの種類と狙う位置を変えて音作りしました。最終的にはちょっとだけ歪ませました。
「Guitar」。
これもLogic純正のアンシュミだったのでBass同様の手順、ただ、EQのブーストで音を作ってる感じだったのはGAINを上げて気になるポイントをカットする方向で音を作りました。後、自分はDr打ち込む時、ドラマー視点で定位をつけるのでそれに応じて定位をつけ直したり広げたり狭めたり…。
で、ボーカルの前に「その他」。
ストリングスの音が入ってたのですが、バイオリンの音を笛(?)系に、チェロの音をハモンドに変えました。全体的にオーガニック(?)な雰囲気にしたくてアコーディオンの音なんかも使いたかったのですが知識と手持ちの音源が無く(泣w)、オルガンは合うなぁと思ったのでハモンドをチョイス。Logic付属のハモンドはいまいちと感じたので、AIR Music Technology DB-33を使いました。今は手持ちの音源もだいぶ増えたので違うの使うかも知れませんがw
「ボーカル」。
最終的にピッチ修正したのは3〜4箇所なんですよ確か。と言うのも多分、後から修正するって感覚が無いと言うか、納得いくまで録り直す事ができるのが宅録の強みじゃないでしょうか? セルフプロデュースも限界はあるでしょうし音質面でも不利はありますが、聞かせられる状態まで録る事が大事かと思います。歌い出しの音を探ってたりとかもあるのですがw、音符通り?に直してみたらすごくのっぺりしちゃって改悪だと感じたので最低限の修正に留めました。個人的には細かいオートメーションよりもCompを複数かけた音の方が好みなのでそういう処理をしています。ハモリの方は結構いじってありますw
Vo.だけになる箇所もないのでノイズは特に処理してません(コタツの上にマイク置いて録ったのこの曲でしたっけ?w)。歌ってない箇所はOFFにしてます。
なんとなく遊びでイントロにブレス音だけ抜き出してコピペして貼り付けましたw
「マスター」。
この時点ではまだ音源化すると言う話ではなかったのですが; 音圧バッキバキにする必要性を感じなかったので保険程度に軽〜くリミッターを通してるくらいです。この時お気に入りだったBRAのEdelweiss72とメーターplugin。ここの扱いがポイントと言うか難しい所です。
自分で録った音をMixするのとMixだけするのはかなり違う作業になるのですが、個人的に紫水君を知ってるので(笑)、イメージは掴みやすかったです。割と重要なんですよね、パーソナリティを掴んでおくって。
何回も書き直して結局取り留めない話になってしまいました;
と言うのも細かいセッティングとか書いても意味ないしなぁと思うからです。迷ったらこのセッティングで!みたいな記事もありますけど…w。今、聴き直すと処理の甘いところも感じますが、それは世の常なので気にしませんが最初に「たいおん」を聴いた時に感じた違和感を少しは払拭できたかなぁ?と思います。是非、聴き比べていただきたいと思いつつ、好き勝手にやらせてくれた紫水君にも感謝したいと思います。
思った以上に文章化が難しかったので他曲はやらない方向ですw
今回MIXした「たいおん」がYouTubeで聞けます。
YouTubeなので、音質的にはどうかと思いますが雰囲気はつかめるかと。
もう少しきちんとお聞きになりたい方は、各種サブスク・メディアでリリース中の紫水勇太郎EP「Remaked」をお聞きください。
こちらはご利用のサブスク・メディアで「紫水勇太郎」と検索いただければと思います。
紫水勇太郎についてはこちらをご覧ください。
アーティスト紹介・紫水勇太郎
今回MIXした「たいおん」の元になった初出、アルバム「99.99%」に収録されたヴァージョン。
MIXは紫水勇太郎が自分でやってます。
もう少しきちんとお聞きになりたい方は、各種サブスク・メディアでリリース中の紫水勇太郎アルバム「99.99%」をお聞きください。
こちらはご利用のサブスク・メディアで「紫水勇太郎」と検索いただければと思います。
紫水勇太郎についてはこちらをご覧ください。
アーティスト紹介・紫水勇太郎
今回のお話とは直接関係ありませんが、「たいおん」が音源として世に出た最初のヴァージョン。
2004年のリリース当時紫水勇太郎が所属していたアコースティック・ユニット「居待月」の演奏です。
こちらもMIXは紫水勇太郎が自分でやってます。
もう少しきちんとお聞きになりたい方は、各種サブスク・メディアでリリース中の居待月アルバム「月下楽酌」をお聞きください。
こちらはご利用のサブスク・メディアで「居待月」または「月下楽酌」と検索いただければと思います。
居待月についてはこちらをご覧ください。
アーティスト紹介・居待月
1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...
準備中