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Logo Mark音の庵正解のないお話し…其の6〜ボーカルエディット

たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
音...

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ボーカルのクセがすごいww(写真w)

最近の打ち込み用音源の進化が凄くて正直、生楽器と区別がつきません;
ドラムもベースも、場合によってはピアノや弦も上手な人が丁寧に打ち込んだら区別ができませんw ギターはかろうじてわかるかなぁ?…。
ボーカロイド関係の進化もすごいですね。AI美空ひばりなんかもまぁ、特徴は捉えてますし興味深く拝見しました(倫理的な話は置いといてw)。
近頃はDAW標準でもボーカルの修正機能は付いてたりしますが、私はメロダインというソフトを使ってます。音程やタイミングは勿論、声質やビブラートのかかり具合なんかも修正できちゃったりして;…。
楽器類など後から音色の差し替えができる現代ですが、歌は流石に替えが効きません、効いたら怖いしw ボーカルのEDITがエンジニアの仕事なのか?はさておき(ボーカルEDIT専門の職人さんも居ますし)私は自分的にどうしても気になる箇所は直します。が、どこまで編集するのが正解か?は未だに悩みます。
ピッチやタイミングをピッタピタに合わせてしまうことには抵抗があります。いい感じに揺らぐ事がやはり個性ではないでしょうか。
昔、大御所さんの大所帯のバンドのP.Aを担当した時ですが、どう考えてもマイクが回線が足りない; そこで大御所のパーカッショニストの方(仮にノブさんとしましょうw)に何本マイクが必要か? 相談したところ、「コレとコレとコレだけ立ててくれればいーよ」と。「後はなんとかするから」とw 失礼ながらその「なんとかする」内容を聞いてみたところ…「ちょっとノリを遅らせれば聴こえるから」でした。で、本番はマイク立ってない楽器が見事に聴こえる訳です;w はぁープロってスゴいなぁって再確認した日でした。
脱線気味ですが; 音楽ってそういう事ですね。
リズム楽器ですらグリッドに沿う事ばかりが正解じゃない、正解の場合もあります。だから歌の編集は本当に難しいです;

試しに写真のクセがスゴいボーカリスト、ガチガチに修正したらなんか爆笑でしたw
私自身、歌を歌っていたりしたのと、録音でも100人以上は録ったでしょうか?
ほんと人それぞれなので自分の世界観を大切に、自分の声で歌って欲しいと思う今日この頃です。

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たなかまさや。

1965年生まれのおうし座。
高卒までを北海道の道東で、オーディオ好きだった父の影響もあり、ギター、ドラム、高価なオーディオ機器をさわり放題しながら野球部で育つ。
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