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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝withコロナでのプロモーションの変化

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
8回目です。今回は、私が顧問先に共有を続けているマーケティングニュースが、withコロナで大きく変わってきました。その傾向を一部抜粋しました。表現者の皆さんは、どうしたらできるのか?について大いに頭を悩ませているところだと思います。

withコロナの生活では2つの重要な方向性があります。1つは「オンライン」「リモート」「EC」といったもの。みなさんも経験している通りで、元の生活に完全には戻らず進化を遂げていきます。この間の経験で、集まる必要のない会議の存在、ツールの進化によって不便ではなくなったコミュニケーションは実感しているところです。もう一方は、売場・居酒屋、そしてライブなどのリアルの場です。ここは復活までには時間もかかるでしょうし、新しいルールに変更されながら進んでいきます。ここには、実施するための密にならない工夫が必要ですし、オンラインとの組み合わせも必然になってきます。ここは大きな変革が求められます。5月のプロモーションニュースを参照してみましょう。


■ リアルのオンライン化関連ニュース

・電通PR、オンライン記者会見などをはじめとした"オンライン"コミュニケーション支援体制を強化
・LINEがグループ通話に画面・YouTube共有機能を追加、スマホ6人、iPad9人の同時顔表示も可能に
・ファッション・コスメ業界のリモートで展示会が開催できるサービス「REMOTEN(リモテン)」ローンチ
・BMWはeスポーツに資金をつぎ込んでいる:「主要なマーケティングを担うことになるだろう」
・トランスコスモス、パーソナライズ化されたチラシ情報を配信する「LINEチラシ」の取り扱いを開始
・全国のテイクアウト対応店舗をLINE上で探せるサービス「Lテイクアウトサーチ」をリリース
・お店が今どれだけ“混雑”しているかがひと目でわかるサービス「混雑ランプ」
・やさしいズやキュウが参加、ナタリーストアで中止ライブのグッズ販売
・コンテンツ配信で満を持す新日本プロレスと、無観客試合を通してストーリーを配信し続けるWWE
・BitStar Studioがオンラインで行う映像制作「#STAY HOME MOVIE」を提供開始
・自宅で体験できる!「アサヒスーパードライVR工場見学」特設WEBサイトで無料公開!
・VR×CGの次世代型EC。没入感を演出するVRコマースは、実店舗、EC店舗に次ぐ第3の販売チャネルに
・休園中でもアプリで買える! 期間限定「東京ディズニーリゾートショッピング」でパークグッズ
・アサヒビールがZoomで1000人飲み会開催 リモートPRの課題とは
・LINE、有料オンラインライブ「LINE LIVE-VIEWING」を今夏より提供 券売から販売促進・配信・課金まで一元化し、世界へ向けた次世代ライブを実現

これらのニュースからは、会議、記者会見、株主総会、展示会、チラシ、テイクアウト、店頭販売、会場販売、イベント、工場見学といったリアルでないといけないと思われていたのだが、リアルではできないので転換できた、またはやらざるを得ないことから進化している例です。これらはそもそもオンライン化の方向で進んでいたので後押しになっていると思います。さらに進化したツールや、使いこなせる人の増加、誰でもわかるサービス開発などで伸び続けることでしょう。こちらは誰でもわかる方向性です。


■ 自宅で楽しみチャレンジ関連ニュース

・貝印のアイテムとともに“おうち時間”を楽しむ特別企画「#貝印おうちチャレンジ」スタート!
・ポケモン×ご当地コラボ商品のネット販売が期間限定でスタート。“推しポケモン”の商品を自宅で楽しもう!
・マテリアル、タレントと商品・サービスPRコンテンツを届ける「#あの人と一緒におうちライブ」を提供
・海洋生物を折ってつくって、楽しみながら「ごみ問題」を学ぼう!「キットカット オーシャンソルト」
・在宅勤務厳しくて…「車内テレワーク」グッズが人気
・プロ野球無観客試合を自宅で応援できるグッズ盛況
・幕張でドライブインシアター開催、「SING」「バーレスク」巨大スクリーンで上映

緊急事態宣言にて自宅にいる機会が増えました。解除後もリモートが極端に元に戻ることはありません。そしてライブハウスやカラオケなどまだまだ通常営業には課題が残されています。家で楽しむ、子供と楽しむ、自粛生活の不安を解消するなどの商品・サービスは必然的に登場してきました。私は高校でも講師をしております。5月の段階で1年生は学校に登校しておらずオンラインでの簡易な授業となっています。私の授業は、「スタバとドトールの違いを100個あげる」とか、「バレンタインの企画を考える」などのグループディスカッションがメインです。どうやって自宅で楽しく学べるか、アイデアが発想できて発言できるか…たくさんのヒントを研究して取り入れていかないといけません。アーティストは、あの熱気や感動を知っているわけで、withコロナでの体験の工夫が求められます。自力だけでなく、ツールや他のプレイヤーとの協業が必要になりそうです。4DTの清水さんともよく議論していますが、ライブハウスという一国の主が、業界のチャレンジ、他業種のチャレンジを共有しながら工夫しチャレンジし、成果を共有していくことが大事だと思います。


■ コラボレーション関連ニュース

・ミスド×原田治のエコバッグが限定発売 レトロポップなオサムグッズにミスドでまた会える
・アーティストタイアップマスク「WE’VE GOT YOU COVERED」売上は「COVID-19 Relief Fund」へ寄付
・飯能市ふるさと納税 返礼品が追加されました~ムーミングッズ、焼肉セットなど地元の魅力たっぷり~
・吉野家ポケモンコラボ「ポケ盛」テイクアウト限定復活、特製フィギュアに「ピカチュウ」追加
・プリマヴィスタ×フィンレイソン 初コラボ 心躍るポップな北欧柄デザイン数量限定発売
・可愛いキャラボトルでリラックスバスタイム♪ ラックスからサンリオ人気キャラクターコラボ限定商品発売
・PayPay、「きせかえ」にガンプラやエヴァなどUTデザイン
・マルイのネット通販「マルイウェブチャネル」のアニメコンテンツ「マルイノアニメ ONLINE SHOP」
・N高とメルカリがコラボ授業 テーマは「20年後の価値交換」 優秀な生徒はメルカリ役員にプレゼンも

そして、コンテンツコラボレーションプロモーションはそれでも不滅です。次々にリアルの場、オンラインの場問わず出現しています。コンテンツはまさに付加価値です。復興していくときに単なる値上げではなくて払いたくなるサービスが必要です。たとえば、ライブハウスで、距離を開けて動いてはいけないという条件で開催する場合、盛り上がることができません。それでも満足していただくには、グッズなのか、オンラインによる打ち上げなのか、世界観を一緒に創りあげていくプログラムなのか、何かが必要になります。ここには答えがありません。「なにをやればやらせてもらえるのか」ではなくて、「何をやれば価値を感じてくれるのか」を創ることが求められます。そういう意味では楽しみであり、踏襲しか思いつかず楽しめない人はかなり厳しくなる気がします。今こそ、ステキ創りをストーリーにする時間を取りたいですね。いろいろな業界も観察してみましょう。

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ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
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