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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝ダイヤモンドプリンセスのエンターテインメントショー

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
なんと100回目のコラムです。今回は、ダイヤモンドプリンセスでクルーズしてきましたので、とくにエンターテインメント性について書いていきたいと思います。


■ リベンジハネムーンです

私は、6年前に結婚式をあげました。Spinartの木村代表、清水代表にも参列していただきました。清水代表にはリクエストした彼の楽曲も披露していただきました。
妻は初婚ということで、新婚旅行としてイタリア旅行などを検討している矢先にコロナが始まりました。当時のイタリアはコロナが猛威を振るっていましたので敢えなく中止。そのままになっていましたが、ここらで行くかということでクルーズも視野に入れて探してみましたが、私が高校教師もやっているということで、春休みにちょうど良いスケジュールがダイヤモンドプリンセスでした。みなさんご存じのようにコロナでも被害にあってしまった豪華客船です。どうせリベンジならダイヤモンドプリンセスで行くかということになり、11日間の旅を予約しました。


■ ダイヤモンドプリンセス

ダイヤモンドプリンセスは、イギリスP&Oクルーズ社が所有しアメリカのプリンセス・クルーズ社によって運航されている外航クルーズ客船です。客室総数1337室。そのうち72%の960室がオーシャンビューであり、56%の748室には専用バルコニーを備えています。近年の運行スケジュールは、日本人向けの日本発着のクルーズを担当しています。2004年2月に三菱重工業長崎造船所にて製造されたとのことでした。
今回の顧客は、約3700人、乗組員は約1100人ということでしたが、ほんとうに多国籍の方々との航海でした。日本人ばかりという書き込みもありましたが、一番多かったのはアメリカ人800人、続いて日本人700人、以下は、カナダ人、イギリス人、アジア人(こう括りますか…)…という感じでした。想像よりも「海外」でした。
今回のツアーは、横浜→鹿児島→長崎→釜山→佐世保→下関→別府→和歌山→横浜というもので、2日は終日航海日というものでした。


■ レストラン

まず旅を予約するとアプリをインストールします。いろいろパーソナルデータを登録し、事前にレストランなどを予約できます。私達はジュニアスイートというやや高めの部屋に、特典が付いたプリンセスプレミアというコースを購入しました。5つのレストランのお食事は無料です(というかお金払ってますけどね)。低いコースだとずっとブッフェで食べることになります。さらに有料のスペシャリティレストランも2回無料でした。登録や購買データをもとにメダリオンというメダルが配られ、食事や飲料の注文や施設の予約、アクティビティの精算などすべてこのメダルで行われ、航海中、お金やカードを使うことはありません(寄港地オプショナルツアーで出かけた先での消費以外は)。
船内のどこにいても、アプリで発注した軽食や飲み物をGPSで探して持ってきてくれます。会話はほとんど英語ですが、ダイヤモンドプリンセスの特徴でしょうか、日本語の単語がわかったり、日本人の特徴がわかる方々もたくさんいらっしゃいました。
食事に困ることはありませんでしたが、9日目の和歌山では米と刺身が恋しく、黒潮市場でマグロ丼を食べに行ってしまいました。白米の炊き方などはまだまだ改良の余地がありますね。


■ エンターテインメントショー

メインのショーは夜に2回。1000人くらいは入るのではないかと思うプリンセスシアターにてエンターテインメントショーが行われます。日替わりでショーの内容は変わります。ハーモニカの世界チャンピオンのショー、ロックバイオリニストのショー、マジックショー、ドリー・パートンのストーリーショー、エルビスプレスリーショー(おもしろいものまねショーのような感じ)、そして3回ほどのプリンセスシンガー、ダンサー、バンドによるプロダクションショーなど毎日がワクワクする時間となっていました。
このショーに合わせて、アクティビティや食事を調整する感じですね。ここが一番クルーズを感じられる時間だったのではないでしょうか。エンターテイナーたちも基本は英語ですが、日本語でも話す人も多く、お客様全員が笑ったり泣いたりできることがしたい人たちが選ばれているのだなあと思います。
その他にもいくつもバーがあり、そこでもバンドやバイオリン、ピアノなどの演奏を楽しみながらお酒と会話を楽しむ時間がたくさんありました。女性ヴォーカリストの歌をピアノを弾きながら歌う方がいるバーは何度も行ってしまいました。その他にもハウスバンドは、あるところではロックバンドとして、ディスコ(あえてそう呼びますが)や、エントランスではパーティーバンドと縦横無尽の活躍でした。その他にも至る所で、演奏、ゲーム大会、踊りやダンスのイベント、フィットネス、カジノ、教養講座など満載のプログラムスケジュールが毎日部屋に届きます。


■ 難点

私は10社以上の顧問をしており、連絡が来るので、強いWiFiが必要でした。メダリオンネットという航海としては最も良いWiFiを契約するのですが、基本コースでは1人1デバイスです。ケータイ、PC、アレクサなどを考えると、1人2デバイス必要なのですが、1デバイスでなければ4デバイスのコースになっていてちょっとお金がかかる。そしてつながってしまうと、太平洋上をゆったり航海していてもLINE電話が使えてしまう(笑)。なぜか理事会や取締役会議にオンライン出席している自分がいました。あまりデジタルデトックスにならない。逆に仕事上の不安もありませんけどね。
あとは食べ過ぎる。11日もあるのだから少しずつ食べるのが良かったなあと思います。後半はだいぶ重い胃を引きずってました。プリンセスプレミアコースでは、20ドル以下のアルコールが1人1日15杯までついていましたが、「損しないように」とか思わずに適量がいいですね。
さらに大きな船といっても太平洋を航海しますので、まあまあ揺れます。寝ていても軽い地震程度のことはあります。慣れてしまいますが、最初はなかなか寝つきが悪かったですね。「難点」とまでは言えませんね。


■ フィナーレ

たくさんの従業員がいます。いろいろなイベントが行われている中央デッキで最終日には、航海中にはあまり顔を見ない厨房やディッシュウォッシャーなどが呼ばれ、お客様からの最大の拍手喝さいをもらいます。一日の卵の使用数は6500個、一日の洗う皿の枚数は19000枚だそうです。クルーズ全体のエンターテインメントを作り出している立役者は全員なのだということがわかります。
そして日本人と違い、照れがなく陽気にお客様の拍手に応える従業員たちの笑顔がステキでした。ショーの進行、毎日のモーニングショー(当日のイベントなどのお知らせ)は、日本人の女性とイギリス人の男性が仕切っていて、これがわかりやすく一日を楽しくするものでした。


多国籍のクルーが創りあげるステキな空間、年配の人が多いですが、文句を言ったり、差別をしたりする瞬間を全く見かけない空間(われわれの日常やワイドショーのような世界ではない感じ)、主に笑顔で占められている空間。これを成功させているのが、エンターテインメントショー、数々のイベント、クルーの絶えることのない挨拶、飽きさせない食事、おもてなしが創る便利、寄港地での発見ということではないでしょうか。お客様が笑う、お客様はホッとする、お客様が燃える、そんな居場所創りを意識していきたいですね。

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