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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝お誘いにのってみるとたくさんのステキなヒントがありました

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
27回目のコラムです。今回は、最近いくつか不思議なお誘いの登壇がありましたので、その話と地域貢献についてふれてみます。


■ ビタミンラジオ局「とりあえず愛タイム」という生放送に呼ばれました

パーソナリティは、マクドナルド愛子さん。ちょっとご紹介すると、「OL、起業、外資系企業の管理職、グローバルビジネスコンサルタントなど、ビジネスキャリア歴22年、42歳でキャリアバリバリから専業主婦へ転身。2018年活動開始。2019年からフリーランスモデルとして様々な活動をしながら、外資系企業のコンサルティングも行う」というめっちゃステキな方です。
☆Miss Korea 2000 日本代表選抜大会ファイナリスト。
☆Mrs Universe 2014世界第5位/Mrs Charityの2つのタイトルを獲得、アジアではトップ。
☆KIBERA主催第一回KIRA KIRA BEAUTY AWARD40代〜50代部門グランプリ
☆応募総数600人以上の中から選抜されたPEACH JOHNリアルサイズモデル13人の内、最年長モデル。

放送はオンラインですので直接スタジオではなくビタミンラジオ局のツールにて1時間ほどお話をする形式でリスナーの方々からはどんどん質問がきます。
6回目のコラムで異業種交流会をステキに行っている元格闘家の大山俊護さんを紹介しましたが、愛子さんも大山さんからの紹介でした。あまりにステキな方でファンになりましたが、「私、野林さんのファンなんですよ」と言われて有頂天の状態でスタートしました。
テーマは、「あなたのそのアイデア、ステキなストーリーになっていますか?」
いつものように、ローソンのリラックマのお皿がもらえるキャンペーンが14年も喜んでいただき大きな利益を生んでいる話、ゼクシィが1000人の花嫁に聞きながらプロダクトやプロモーションを最大化していく話などをリスナーと対話しながら進める展開になりました。1時間で終了したのですが、「聞き足りない、もっと聞ける場は作れないか」というコールが起こり、ビタミンラジオ局の局長が入ってきて「イベントやりましょう」と即決していただきました。講演のようにじっくり話したわけではないのですが、ステキなストーリーになっているかどうか それぞれのみなさんが自分のチャレンジを確認しながら、もっと深めたいと思っていただいたようです。
才女でモデルの愛子さんの番組でこんなに反応していただけるとは…! しかも風貌はどちらかと言えばヘヴィメタよりなのに…。
うれしい反応をいただきながら次のプロジェクトになることが決定しました。やはりいろいろな方に、とにかく「ステキ」を伝えるということの大事さがわかりました。


■ 江戸川区100人カイギなるものに呼ばれました

こちらは、いろいろな市区町村で展開されている住んでいる人が自己紹介がてらスピーチし、リスナーも地域の方で最後にディスカッションしたり、質問しながらコミュニケーションするという企画で、登壇者が100人まで到達したら解散するというものだそうです。私は2回目にお誘いを受けて登壇しました。
1回に5人の登壇者で時間は1人5分。私は日頃から「2時間でも短い!」と言っているので、正直「10分かあ…」という感じではありました。10分の中に、ステキなストーリーを創る ということをテーマに活動していることをちりばめましたが、やはりリラックマのお皿のキャンペーンに反応が殺到しました。リスナーの多くが、そしていっしょに登壇した東京都江戸川区議員の方も完全にはまっていた とのことでチャットが盛り上がっていました。マーケティングという言葉を話す前に、ローソンやゼクシィなど一般的な切り口がちょうどよいアイスブレイクになるのだなあと再認識しました。自分で講演を続けていると「だいぶ話してきたなあ、もう8年か!」となってしまいますが、日本人の1%にも満たない方にしかお話ししていないわけで、話すたびにその場の方々には新鮮なわけです。そろそろ新しいマーケティング事例に総取り換えしないといけないし、自分自身がステキを更新しなければいけないとも感じますが。前述の議員さんは女性で、主婦として政治に関心と疑問が出て議員を目指したということで、その目線の大事さと、ヒエラルキーと関係ない方法でアプローチしたほうがスピードは早いことなどを教えてもらいました。
ディスカッション中に、地域の名称がいくつも乱れ飛ぶ面白さもありました。自分がよく利用している飲食店のオーナーさんもいたり、なかなかおもしろい機会でした。リクルートやローソンなどわりと大手企業にいた経験が長いので、「江戸川区」という単位で考えることがなかったのですが、(生まれ育ったマチではないのでなおさら)改めて住んでいるマチの活性化、住んでいるマチへの貢献ということへの興味がわいたイベントでした。
さっそく今後のビジネス推進について相談したいということでランチの予定です。


■ 熊本県でいろいろ学んでます

20回目のコラムで阿蘇山とか球磨川流域の産物の加工品工場の方々への講演のこと書かせていただきました。まさに地域を考えるヒントが満載の訪問でした。
先日はリクルート時代の同期が阿蘇地域の観光促進をしているとのことで連絡が来て、オンラインツアー(生中継)に参加しました。阿蘇ジオパークのツアーです。阿蘇黄土(リモナイト)を知るという企画。一見、かなり地味です。世の中のクレヨンの黄土色とは実はこの阿蘇黄土からきているという事実から始まりました。この黄土はほぼ阿蘇でしか取れないのですが、脱臭効果がすばらしく日本全国の下水道で使われているそうです。この黄土のできる様子を紙芝居で説明し、クイズなどをまじえて理解を促し、関係者以外立ち入り禁止の黄土製造工場にて工場の方と軽快なトークでできるまでの様子、効果のある商品の紹介などをして1時間で終了しました。熊本に旅行しても観光ルートには入らない体験でしたので期待を大きく上回るものになりました。
また、こういう切り口で「へええ」と思うものが日本中に何千とあると思うと、「リアルに行けないから仕方なくオンライン」ではなくて、「オンラインじゃないと行かないおもしろさ」という切り口が非常に参考になりました。

Spinartを運営する株式会社4DTの代表の清水豊さんも栃木県、那須町などを拠点にしてステキ創りをしています。たくさんの方に感じていただくことで、自分自身がやりたいことへのヒントを逆にたくさんもらってしまう…そんなこともあるんだなあと感じたので、今回のコラムにしてみました。みなさんの最近のステキな出会いは何ですか?

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ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
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