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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝エンターテインメント(非日常)が動いてきました

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
43回目のコラムです。今回は、11月に入りだいぶ活性化してきた人が集まるイベントについて雑感を書いていきます。


■ 少しずつ結婚式のニュースが届き始めた

私もこの11月で57歳となり、長く企業にいたので結婚式は主賓で呼ばれることが多いです。そんな愛すべき弟子たちの結婚式がかなりの数延期になっています。2回も延期したカップルもいます。リクルートのゼクシィにもかかわってきた者として、楽しい幸せな結婚式はぜひ実施されてほしいものです。
先日1件、元メンバーの結婚式がありました。レストランを使ったとてもクリエイティブな結婚式でした。感染対策をしながらもお酒も出てコミュニケーションもありみなさん楽しそうでした。ピアノ&ヴォーカルの演奏のお祝いもあり、その方も久しぶりに歌を披露できたようです。
改めて大きなコンサートだけでなく、ライブハウス、劇場、レストラン、慰問先などあらゆるところでアーティストが活躍されていることを感じます。「ひさしぶりに生音聞いたよ」という声が上がりました。リアルライブも再開のニュースが増えています。気をつけながらみなさんのステキな作品がいろいろな場面で披露されていくのを祈ります。
SNSなどで結婚式の報告が上がり始めました。どんどん上げていただいて、「私たちもやろう」と思っていただける勇気を与えてくださるとうれしいです。


■ ベリーダンスのディナーショーに行ってきました

荒川区の日暮里にあるイラン・トルコ・ウズベキスタン料理のレストランです。真ん中にスペースを作ってベリーダンスのワンマンショー。周囲に床に座る形式で20名ほどのお客様がいるという構図。とてもお客様と近い楽しい空間でした。料理もたくさん出るのですが2500円…なので、おひねりのレクチャーを受けて、ここにはみんな笑顔で大金をいれていきます(笑)。ここのオーナーは、ベリーダンスのアーティストをずっと育ててきているのでしょう。採算度外視のステキなサポーターであるような気がしました。和気あいあいと進行していきましたが、ここにもステキな幸せが溢れていると感じました。


■ プロレスはまだまだ声を出さない応援が続いています

プロレスは、大好きなすばらしいジャンルなのですが、何かあるとすぐにつつかれるし、暴力事件があるとすぐに「プロレス技のような」という使われ方をするので慎重です。ヘヴィメタルも似ていますよね。アメリカでは「ヘヴィメタルを聞いたので子供が自殺した」などというふざけた意見が裁判にまでいくような他責人間がたくさんいます。
今月は、JUST TAP OUTというTAKAみちのくさんが経営する団体のプロレスを見てきました。今までと違うところはそろそろグッズ売り場に選手が感染対策をしたうえで立ち始め、サイン会などもできるようになってきたようです。販売員が立っているのと、選手に「ありがとうございました」と言われながら買うのとではモチベーションが違いますね。思わず新人女子レスラーのタオルを買ってしまいました。
まだまだ外出に慎重な人は多いですが、少しずつ安心安全な中でライブ活動が再開されていくことが何よりうれしいです。


■ 飲食店にも笑顔が出始めました

苦渋の決断で緊急事態宣言中も営業していた店もたくさんありました。解除されて思うのは、ファンはいないけどあけていた店は、あんなに混んでいたのにガラガラです。インバウンドという流行にのって商売してきて国内のファンがいなかった店も閉店が相次いでいます。そして現在、ファンがいた店は復活が早い気がします。お話をしていても、「飲みたい」ではなく、「お金を落としてあげたい」という声が多く聞かれます。やはりファンづくりというのがすべての商売において大事なんだなと痛感します。新型コロナ感染症はとんでもない試練ですが、そんな中でも本質的に大事なことを教えてくれたと解釈せざるを得ません。ファンを大事にするということは、ホスピタリティーのあるサービスをするということだけではなくて、感動する・体感する・人に言いたくなるなどの感情が出てくることだとも思います。


アーティストもファンもいろいろ我慢してきました。海外からマスクをしているとバカにされてきた日本人ですが、「私が助かりたい」国の人たちではなく、「人にうつしたくない」というステキな日本人の気質が明日に向かおうとしています。そこに大事なのはエンターテインメントです。みなさんのステキをどんどん共有していきましょう。Spinartもそんなお手伝いが少しでもできれば光栄です。

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野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
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