2025/04/20
ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...
野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
125回目のコラムです。3月に1年に1回のライブ出演がありました。自分のことで恐縮ですが、「おじさんたち音を楽しんでます」を綴ります。
年1回の町内会のようなライブにもう5年ほど参加しています。場所は、立川にあるAAカンパニーというライブハウス。以前は、国立リバプールで行われていました。東京都の西側に位置する「多摩地域」です。私は、東京都の東側に住んでいますので、なんで町内会? という感じですが、私の場合は、町内会に呼んでもらっている感じでしょうか。
全国にもたくさんのおやじバンドが存在しますし、Facebookの友達の投稿でも楽しそうにライブをやっている姿を散見します。
以前、ローソンに在籍している時、店舗のアルバイトでバンドマンってけっこういるだろうなあと思って、店舗従業員バンドコンテストを開催して優勝したら全国のローソンでヘビーローテーションでかけるというイベントをしましたが、実はけっこううまいおやじバンドもいました。アルバイトなのかフランチャイズオーナー・店長さんなのかはわかりませんが。
さて、このOJIFESは、立川周辺で育った仲間たちが、おやじになっても年1回くらいはバンド演奏を楽しむためのフェスです。5バンド出たのですが、小川兄弟関連が3バンド、青木親子関連が3バンド、竹内兄弟関連が4バンド。数が合わないですね。そして誰?という感じですよね。この3つの家族が、子供も巻き込んで5つのバンドのどこかに複数入っています。
楽器も入れ替わります。お客様もまあだいたい知り合い。昔いっしょに遊んでいた方々も多く、お子様も連れてきます。場合によっては生存確認の機会にもなっています。
アマチュアバンドなので読んでいただいている方々にはラインナップはあまり興味がないと思いますが、どんな楽しみ方をしているのかどうかイメージがつけばよいかなと思って書いてます。
[ GG ]
ZZ TOPも曲もやるじじいということでGG。WHITESNAKEのIS THIS LOVEとか、EAGLESのHOTEL CALIFORNIA などオールドロックの名作を演奏します。
このフェスでは最高齢バンドで長老はイスに座って演奏していますが、長老を見ると「ああ、今年もこの季節だなあ」と思います。
曲の思い出し作業も含めて、わりと練習をしているようです。
青木親Bass&Vocal・小川兄Gitar&Vocal・竹内兄Gitar&Vocalが在籍しています。みんな歌います。いつも必ずGGのオープニングからはじまります。
[ OHTAKE BAND ]
竹内兄の息子Bass&Gitar&Vocalが在籍している高校生バンドです。息子ということで、周囲は生まれた時から抱っこしてきた子なのでかなりの声援が飛びます。
全員が曲ごとに楽器やヴォーカルをチェンジします。人数が多いのでステージには入り切れず、ふたりくらいは曲ごとに客席で待機します。
最近のJ・POPの歌を演奏していました。ファルセットとか独特の展開が新しいなあと思うのですが、なんというバンドの曲かはおやじたちはわからず、微笑みながら声援を送っていました。SUPERFLYの「タマシイレボリューション」だけはわかりました。Spinartというアーティストサポートサイトに関わっているのですからヘヴィメタル以外もちゃんと聴かないとですね。
若者の時間を増やしてあげようと他のバンドを少し削ってアンコールを2曲ほどコール。最後は竹内息子が気を使ったのか、ハイロウズを歌ってくれておじさんもノリノリでしめくくりました。
[ KISWAHILI GON GON ]
青木息子Gitar&Vocalのバンドです。ハードパンクでおそらく同級生のころからずっとやっているのだと思いますが、チームワークもよく、フェス全体のムードメーカーでもあります。年1回の演奏を楽しんでますね。安定感があり、暴れまわっても演奏はブレません。心地よいですね。
[ MAME HENDRIX ]
竹内弟Gitar&Vocalと竹内兄息子Bassと小川弟Drumの3ピースで名前の通りJIMI HENDRIXの曲をやります。
竹内兄はプロミュージシャンでもあるのでステキな世界観をもって演奏します。
短い時間ですが若い人たちにもとてもインパクトがある楽曲であり演奏ですね。兄の息子とステージに立つのもステキです。
[ DEEP PA-PU- ]
どう見てもDEEP PURPLEのカバーバンドです。青木親Vocal、青木息子Bass、小川兄Gitar、小川弟Drum、竹内弟Gitar、ここに2曲小川弟息子が飛び入り参加します。
数年前からこのバンドで3曲ほど歌わせてもらっています。当初は、このバンドの固定ラインナップであるDEEP PURPLEの名曲オンパレードを邪魔しないようにと、それまでやっていなかった「CHILD IN TIME」や「STRANGE KIND OF WOMAN」などで参加していましたが、現在は、DEEP PURPLEカバーバンド内前座として、LED ZEPPELINとRAINBOWを歌う役割となっています。ショッピングモールの駐車場の端っこでCDをかけながら大声で練習した成果を出しました(笑)。
このバンドは東京在住以外の方もいるので頻繁に練習することができないので、いつも本番1日前にスタジオに入り、2~3時間で合わせます。そして楽しいのが、小川弟Drumが取っ散らからないように全体をまとめるのですが、リハーサルと違う迫力のある遊びをガンガン入れてくるので、ライブセッション感満載で楽しむことができます。
おやじバンドだと町内会モードで毎年仲間や家族が来てくれて盛り上がるのですが、2バンド目の高校生バンド はたくさんの部活仲間とかクラスメートが駆けつけて、そして流行のナンバーでもあるので踊るし叫ぶし歌うし、会場を熱く楽しくしてくれました。お客様も高校生バンドたちも最後のバンドまでちゃんと聞き、声援を出し、とても良い一日にしてくれました。おやじたちにとってもとても刺激になったことでしょう。もう来年が楽しみです。近い将来、孫もステージに上がるのではないでしょうか。
このバンドで歌わしてもらうようになったきっかけは、小川弟からのお誘いでした。実は小川弟の妻は、Spinartの動画番組「NO VAnity!」にご登場いただいた伝統文化である水引をアートにする月岡彩さんです。月岡さんとは行きつけの居酒屋で知り合いました。
小川弟は、舞台やテレビで活躍する役者さん。そんなことでお芝居を観に行くようになり、バンドも観に行くようになりました。
定番ばかりでなくもっと刺激が欲しいということで、参加要請をいただき、1年に1回のこの暖かいフェスに参加しています。いつもとちょっと毛色の違うコラムですが、音を楽しみましょう、いくつになっても演奏しましょう、若者の刺激大事ですね…など感じたのでコラムにしてみました。みなさんの楽しいライブの情報も楽しみにしています!
ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...
準備中