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Logo Markなにか創るとうれしくて自分が考えるアーティスト・表現者とは

紫水勇太郎・清水 豊

株式会社4DT 代表取締役
株式会社ワークス 代表取締役
Spinart運営者
YouTube「うさぎのうみちゃんねる」のおじぃ
YouT...

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 ごく稀にではあるんだけれども、
「自分はアーティストや表現者と言えるほどのことはしてないし…。」
とか、
「自分なんかがアーティストや表現者なんて言っていいものか…。」
とか、中にはもっとトンがった感じで、
「アーティストや表現者なんて言われたくないし。」
なんて感じの反応をいただいたこともあるけど(とはいえまぁ長いことやってきて5人かな…そういう反応って)、その都度適宜こちらの考えをお伝えしているんだけれども、じゃあつまり、アーティストとか表現者の定義ってなによって話かなと。

 結論から言うと、私が考えるアーティストや表現者の定義は、自分で思うなにかを、自分のやり方で表現したいと思って、それを作る労力を厭わずなにかを作り、それを他者が見たり読んだり聞いたり触れたり感じたり考えたりすることができる状態の作品として産み出すことができている人…かなぁと。
 なので、そのレベルがどうこうとか、技術がどうこうとか、内容がどうこうとか、プロなのかどうかとか、商品化されているのかどうかとか、なにかの賞を受賞しているかとか、マジでもうまったく関係ないと思ってます。だから本当に、(あくまで私の主観でそう感じるものという意味ですが)これはわざとなのか単に下手くそなのか分からないようなものでも作品であればそれを尊重して掲載しようと思いますし、作品数や活動実績が少なくてもいいと思うし、正直言えば、自分個人の感情的には嫌いだわぁと思う作品もありますけど、それでもいいと思ってます。だってそれは自分のキャパの外にあるというだけの話だから。
 そりゃ自分が個人で楽しむかとか、自分個人として例えば友人に紹介するかとか言われればそりゃまた話は変わってきますけどね。でも、自分の主観なんてとりあえず横に置いて、自分以外にたくさんその作品をいいと思う人がいるかもしれなくて、なによりも作った本人がマジでそれを作ったのであれば、そのマジにはお応えしたいかなとは思ってたりもしますので(昔やってたAKB48の「マジすか学園」…懐かしいなぁw…特に一作目は胸熱だったなぁ…)。

 こう書くともうなんでもアリっぽく感じられることと思いますが、まぁ大方なんでもアリというのは本当にそうです(身も蓋も…w)。
 ただ自分的にこれはあかんかもなぁと思っているのが以下のパターン。
 1. 誰かが作った作品を自作だと言うこと。
 2. 誰かが作った作品をパクって自作だと言うこと。
 要はオリジナルとは言えないでしょそれってっていうことなんだけれども、しかしこれもけっこう曖昧で、例えば音楽なんかだと、コード進行が同じでメロディーも似てるけど、歌詞はちょっと違うからオリジナルだ〜みたいなのもけっこうあったりするし、そもそもこちらもすべての著作物についてのデータベースなんて持っているはずもないから、ぶっちゃけ「歌ってみた」系の曲でも(この場合は完璧に他人作の作品を演奏しただけってことになりますね…なので著作権法的には作者の許諾が必要になるケースですね)、時々気づけなくて、後になってから気づいて下げたりしたこともあるくらいで、まぁ正直判断が難しいところです…が、しかし、とにかくこのパターンはダメでしょと思ってますということでご理解ください。

 あとはまぁ法に触れる可能性が高いものかなぁ…個人的には、アートが法律に挑戦するのはとっても面白いと思っちゃうんだけど、まぁ一応法人としてやっているので、そこはちゃんと順守するということで。
 だから、もっとも分かりやすいところでは法的な猥褻物に当たりそうなものはダメなことが多いし、他人の権利を侵したり他人を害することを目的としたものもダメ。
 一応日本は表現の自由というものが保証されている国ではあるんだけれども、しかしそこで言われている表現と、その表現によって波及した別の問題とがバッティングしそうな場合も多々あって、その場合はバッティングしないようにするというのが一応の基本原則かなと思ってますと。それにバッティングすると、表現の自由云々とは関係なく、例えば民事訴訟とかに発展したりはしますよねということは分かってないといけないですね(表現の自由とそういったことのバッティングが発生した場合、表現の自由が制限されることは合憲という判例もあるようだし)。
 いや、自分でね、個人的なメディアで表現活動しているということであれば、そこはもうもちろん自己責任で勝手にすればいいと思うけれども、Spinartを運営する株式会社4DTとしては、それはダメという立場を取らざるを得ないと考えていますので、この辺りはご理解いただければと思います。

 ということなので、とにかくまずは、一生懸命自分の表現を頑張ってくださいなと思います。それがどのようなものであれ、私たちはできるだけそれを紹介していきたいと思ってます。少なくとも私個人は、頑張って考えて、悩んで工夫して、自分の内なるなにかを一生懸命表現しようとしたそのトライには、できるだけちゃんと敬意を持って、そしてそれを少しでも多くの方に知っていただけるようなお手伝いができればと考えていますので、作り手のみなさんは是非、「アーティスト」や「表現者」という単語に捉われることなく、私たち「Spinart(スピナート)」にみなさんの活動や作品や考えを掲載していただければと思います。でもし、上記のようなケースに当たってしまっていると考える場合は、都度相談させていただきますので、まずは安心してご連絡ください(まぁそこ辺の解釈が違っちゃった場合はすみませんが、掲載するこちらの基準は優先させていただくことになるので、そこはあらかじめご容赦ください)。
 以上、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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※ちなみに写真はもうだいぶ以前…多分10年くらい前に撮影した、まぁその辺に咲いていた桜。
 フル開放して被写界深度を激浅にして撮ってみたものの、枝は揺れるわピントは難しいわでけっこう苦労した。
 もう少しレイアウトにもきちんと対応できたらもっといい写真になったと思うけど、でもこうして、普段肉眼ではなかなか見ることのできない画として止めることができると、写真を撮ってて楽しいなぁと思えたりする。
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F2.8L II USM

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