2022/07/28
静岡県出身、造形家/演奏家。
農業高校造園科卒業、美術音楽共に独学。
美術家、演奏家、パーカッション、ディジュリドゥ、ムビラ奏者。
20代前半人...
昔から時々、とにかく何かしたい!とよくわからない衝動に駆られる事があった。中学生や高校生くらいの時は 思い立っても出来るのは、本屋へ行きどんな趣味があるのかと眺めるのが精いっぱいだった事を先日、急に思い出した。
そのころ興味を惹かれ、環境的に出来る事は釣りやバイクだった。
はじめて買ったバイクはRz250というバイクだった。町内にバラックみたいな中古のバイク屋があって、暇を見つけてはそこへ遊びに行くようになった。そこには店主が時々回収してきた古いバイクを直したものが1〜2台あるだけで、とても狭く、本当に「掘っ建て小屋」という感じだったのだが、なんだかそれがまたかっこよく見えた。やはり人と違う感じが好きだったのだと思う。大体一台6〜8万円くらいと当時他のバイクやではありえないくらい安い金額で販売しているのも魅力であった。面倒見の良い店主で、そこに遊びに行きながら少しづつバイクの整備も教わったりした。
その後も何台位乗り継いだかな、2ストやアメリカン、単気筒、大型…。そんな中、ツーリングに出かけたり、渓流釣りに出かけたりするようになる。そうなるとオフロードバイクに興味が湧いていった。初めて買ったオフロードバイクはスズキのTS200で結構長く乗った。このバイクで10か月くらいかけて日本一周もした。長距を離走るには、燃費も悪いしオイルも食うし…。非経済なのだけれど2サイクルエンジンの瞬発力とか焼けたオイルの匂いに、とにかく魅力を感じていた。
オフロードに乗り始めると何故だかレースにも出たくなりエンデューロ(レース)にも何度か参戦した。この頃はハイエース(車)にスズキのRM125(バイク)というレーサーを積んで、御殿場の自衛隊の演習場の中にあるモトクロスのコースへ良く走りに出かけていたなぁ。今思うと当時エンデューロとか結構流行っていたのだと思う。バイクを乗せた車(トランポ)も結構走っていたように思う。こういったレースは、夏のスキー場とかで開催されることが多かったように記憶している。これがまた晴れた日はまだ良いのだが、雨のレースとか、ある意味「地獄絵図」のような過酷な状況だった。完走できずリタイヤ続出とか、一体どこを何番で走っているのかさえ分からなかったり、全身泥まみれで前は見えないし、ぬかるみ過ぎて誰一人真っすぐ走っている奴がいないとか、まぁ傍から見るとかなり笑えるのだろうが、コースにいる者は超ハードなのだ。またオフロードは当然良くコケルのでケガもする。私も左足のくるぶし剥離骨折と同時に尾てい骨も骨折した。救急隊の人がブーツを切ろうとしたので「ちょっと待ってくれ」とお願いして、痛いけど頑張って脱いだのを何故だか記憶している。どちらも手術せずに済み、そのまま骨が付くまで安静にしていた。幸い2〜3か月くらいで完治と大したことなかったので今ではいい思い出に。
年と共に感じるのだが私は思いのほか他の人と競い合う事が好きではないみたいで、若いころやっていた柔道にしろバイクでのレースにしろ、勝利への執着みたいなものがあまりない。以前お会いした柔道家も同じような事を言っている方がいたので、多分そういう向き不向きがあるのではないかと感じている。勝負事は最後の最後は「何をしてでも勝つ」位の気迫が無いと生き残れないという事もなんとなく感じている。ただ私はそういうふうには生きれないというか、違うものに執着があるのだと思う。
始めてバイクに乗った時から、一生バイクに乗り続けるだろうと思っていたのだが、人生色々と環境や気持ちの変化で、所有していても何年か乗らない時期が続き、30歳くらいの時、バンドと出逢い、バイクを降りて太鼓に乗り換えた感じだ。勿論今でも時々乗りたいと思う時はあるのだが、随分太ったし、年も取って運動神経も鈍っているだろうな。でもそのうちタイミングがあったら一台位変なバイク組んでみたいとは時々思っている。
振り返ってみると、バイクは私の世界を広げてくれた。バイクは私を色んな所へ運んでくれた。それは単純な距離の問題もあるのだが、心の自由と開放、そして風や空気を肌で感じる感覚や太陽や雨の偉大さだったり、厳しさだったり、時に人との出逢いを紡いでくれたり、多くの世界を開いてくれた。凄いものだなぁと感謝している。
おしまい
写真は「碧麒麟」水彩画です。
この度、栃木県那須塩原市の5か所(個展2ヵ所と常設展示3ヵ所)で作品がご覧いただける展覧会、白砂勝敏「未来の扉ー先が見えないときほど未来は明るいことが多いー」を開催していただく運びとなりました。
企画・応援頂きました企業様・関連スタッフの皆様、本当にありがとうございます。
地元から離れた地域での開催になりますが多くの方に見て頂けましたら嬉しく思います。
皆様よろしくお願いいたします。
会場は那須塩原市図書館みるるギャラリー(個展)、カフェレストラン&アート・北風と太陽(個展)、ファミリーオートキャンプ場ハピスポ(常設展示・ワークショップ)、板室温泉大黒屋(常設展示)、板室温泉湯宿きくや(常設展示)となります。
会場ごとに定休日や条件が違いますので下記詳細をご覧ください。
【展覧会名】未来の扉ー先が見えないときほど未来は明るいことが多いー
【開催期間】2022年8月5日(金)~9月19日(月・祝)
※時間等は各会場参照ください。
※作家在廊日:8月5日~8日、9月15日~19日。
主に個展会場「北風と太陽」にいる予定。
【会場】
(1) 那須塩原市図書館 「みるる」ギャラリー【個展会場】
開館時間:火~金10:00~21:00、土・日・祝日10:00~18:00、休館日:月曜日
栃木県那須塩原市本町1番1号 TEL:0287-63-9031
(2) カフェレストラン&アート「北風と太陽」【個展会場】
作家在廊予定:8月5日~8日、9月15日~19日
営業時間:11:00~16:00、定休日:毎週火・水曜日・第1木曜
栃木県那須塩原市戸田708-1 TEL:0287-73-8700
※カフェでゆっくりと時間を過ごしながら作品を鑑賞できます。
(3) ファミリーオートキャンプ場「ハピスポ」【常設展示・ワークショップ】
定休日:毎週火・水曜日(夏休み期間は無休)
栃木県那須塩原市戸田619-1 TEL:0287-74-5417
※森の中で自然を感じながら作品を鑑賞できます。
(4) 板室温泉湯宿「きくや」【常設展示】
見学希望の方は事前にお問い合わせください。
栃木県那須塩原市板室844-7 TEL:0287-69-0303
(5) 板室温泉「大黒屋」【常設展示】
栃木県那須塩原市板室856番地 TEL:0287-69-0226
【協賛】板室温泉 湯宿 きくや・板室温泉 大黒屋・北風と太陽・ハピスポ(五十音順)
白砂勝敏ワークショップ開催!【色んなものに描く】
幼い頃、壁に落書きをして怒られたことがある方は案外少なくないのではないかと思います。
年齢を重ねるごとに四角い画用紙の中に綺麗に描く事が、当たり前のように思ってしまいがちではないでしょうか?
たまにはそこら辺にある石や樹や瓶などに、気の赴くままに描いてみてはいかがでしょうか。
石や樹や瓶などにアクリル絵の具で赴くままに色をつけます。
【開催日】8月7日(日)10:00 ~ 1回30分程度
【会場】ファミリーオートキャンプ場「ハピスポ」内「ガゼボ」周辺
【募集人数等】先着10名程度、小学生~大人、参加費無料、要予約(「ハピスポ」までTEL:0287-74-5417)
<お客様への注意>
絵の具が付くなど汚れても良い服装で来てください。
小雨決行※大雨強風など天候によって中止させていただく場合があります。
静岡県出身、造形家/演奏家。
農業高校造園科卒業、美術音楽共に独学。
美術家、演奏家、パーカッション、ディジュリドゥ、ムビラ奏者。
20代前半人...
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