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連載記事2022/03/15
論理的ボイストレーニング音程（ピッチ）に関する一考察〜その2-ピッチを正確にするには？
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
皆さん！こんにちは！！
「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです！
3月に入り、関東地方は最高気温が軒並み10度を超えて暖かくなってきましたね～！ 皆さん！いかがお過ごしですか？
暖かくなってくると毎年問題になってくるのが花粉症（アレルギー性鼻炎）ですねぇ…。鼻がムズムズして鼻から呼吸がしづらかったり鼻水が喉に落ちてきたりして、この時期は歌いづらい方も多いと思います。私も、昨日買い物から帰宅して顔を洗っていたら目がむずがゆくなってきて、花粉の到来を実感しています^_^;
以前にコラムにも書きましたが、そんな時私がやっているのが鼻うがい！2017年頃からやっているのですが、鼻が詰まって歌いづらかったり夜中にいびきをかくことがぱったりとなくなりました(^o^)
花粉症でお困りの方がいらっしゃいましたら、無理しない程度に是非やってみてください！
私が普段やっている鼻うがいの細かい方法に関しましては、以前のコラムをお読み下さい。
気持ちよく歌うために-日常生活の注意点その3
さて！前回は「何故ピッチ（音程）はフラットしてしまうのか？」という事に関して考えてみたのですが、今回はそれを踏まえて正確な音程で歌うための注意点をいくつか書いてみようと思います。
音程（ピッチ）に関する一考察〜その1-何故、声はフラットしてしまうのか？
前回のコラムで、気導音と骨導音両方から聞こえてくる声の差が自分の声がフラットして聞こえる原因の一つであると書きました。と言う事は、この原因を排除するだけでもだいぶ音程は正確になってくると私は考えています。ではどのようなことに注意して歌えば、原因を排除することが出来るのでしょうか？先ずは気導音と骨導音の差から生まれてしまう勘違いを、歌うための筋肉を使って補正していくことが必要なのですが…。
ここで、前回もお話ししたもう一つの原因！ 肺から勢いよく出た息が当たる軟口蓋の角度が重要なポイントとなってきます。
「正確な音程で歌っているつもりでも、フラットしていると言われる。」「自分の歌声がどうもフラットして聞こえてしまう。」と言う時には、自分が思うよりも少しだけ軟口蓋の角度を付け音程を少しばかり高くなるよう設定する事により、フラットしてしまっている音程を正確な音程に持って行くようにすれば良いのではないでしょうか？
軟口蓋の角度を付けるためには…。以前から本コラムを読んで下さっている皆様は、もうおわかりですね。
そう！「表情筋」です！！(^o^) 表情筋を上方向に引っ張り上げれば上げるほど、軟口蓋の角度は急になります。角度が付いた軟口蓋に勢いよく当たる息によって音程は変化します。つまりは、軟口蓋の角度が急になればなるほど音程は高くなっていきます。具体的に言えば、「自分がこの音程の声を出す時はこれだけ表情筋を上げれば良い。」と思っているのより少しだけ極端に表情筋をアップさせてわざと音程をシャープさせれば、歌声がフラットしてくることは大分防げると思います。
しかしながらこの事に気をつけて歌うだけでは、正確な音程に近づいては行きますが本当に正確な音程かどうかは分りません。より正確な音程で歌う為に、上に書いた「勘違い」を正したうえで確認していく作業をしていきましょう。
確認作業をするためには、正しい音程を把握することが大切になってきます。そのために一番確実な方法はピアノなどの鍵盤楽器やしっかりチューニングされたギターなどの弦楽器を鳴らしながら歌って確認するのが良いと思いますが、楽器を持っていらっしゃらない方も多いと思います。普段楽器が周りにないという方は、覚えたいオリジナルの音源を流して一緒に歌って一音一音音程を確認していくと良いでしょう。
因みに。私はCASIOのSA-46というミニキーボードを使って音の確認をしています。持ち運びがしやすいですし、現場でのコーラスなどのちょっとした音の確認にとても便利。オススメです(^o^)
次に、音の確認が出来たら自分の歌声を録音して客観的に聴いてみましょう！ バックの音としっかり合っているか確認して、「音が外れているな～」と感じたら再度歌い直して録音。それを繰り返して、正確な音程で歌えるように少しずつで良いのですりあわせをしていきます。
リハーサルや本番の歌を録音して聴き直すことは、音程だけでなくリズムなどを正確にするために大切な作業であるといえるでしょう。
と！ここまで歌の音程を正確にするために気をつけた方が良い事について書いてきましたが、ここでまたAB型の私が元も子もない事を書きます^_^;
音楽（特にロック・ポップス）において音程を正確に歌うと言うことは、「歌」という大きなくくりの一要素に過ぎません。歌には表現者が伝えなければならないもの（例えば「歌詞」であったり「抑揚」であったり、あるいは他の楽器や歌との「ハーモニー」であったり…）の方が、実は聴いている人を感動させるのに重要だったりもします。
確かにあまりにも音程が外れているのも聴いている人にとっては聞き苦しいかも知れませんが、少しぐらいピッチがずれていたとしても許容範囲に納まっていれば問題はないのではないでしょうか？ ですので皆さん。あまり音程にナーバスにならなくても大丈夫！ 許容範囲を目指して、楽しく歌いましょう(^o^)
次回は、音程に関する番外編としてここ数年私が歌う時に装着している「ある物」に関してお話ししてみようと思います。今回も、最後までお付き合いありがとうございました！ 次回もお楽しみに！
2022年
・3月21日（月・祝）：同級生Live（やま♪げん弾き語り）＠下井草Billy's Bar Gold Star
・4月10日（日）：やま♪げん弾き語り＠湯島ファビュラスギターズ
・4月17日（日）：【Soul of Rock Vol.70】（やま♪げん弾き語り）＠湯島ファビュラスギターズ
・4月29日（金・祝）：Billy’s fest（やま♪げん弾き語り）＠下井草Billy's Bar Gold Star
※チケットのお問い合わせは、各会場または「やま♪げんオフィシャルサイト」よりお気軽にご連絡ください。
やま♪げんオフィシャルサイト
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スタジオレッスン：60分5,000円、オンラインレッスン：60分5,000円。
体験レッスン、随時受付中！ お気軽にご連絡ください(^O^)／
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アーティスト紹介・やま♪げん
Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...
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