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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝ステキなストーリーを語り続けた1週間

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。
「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
60回目のコラムです。今回は、7月最終週に怒涛のようにしゃべる機会がありましたのでそれを綴ってみます。


■ 澤田経営道場 7月21日

H.I.Sの創業者澤田秀雄さんの肝いりの起業家スクールです。グローバル社会になり、より競争が激しい時代において人材の育成がますます重要になる中、世界で活躍できる起業家・経営者・政治家を育成するための道場を設立して8期目になっています。リーダーに必要な知識や素養を学ぶ場とし、澤田さん自身も直接指導に携わり、起業家・経営者としての経験知をこれからの日本を担う若い人たちに伝えています。 世界で戦える人材に必要なのは何といってもやる気と素質。経験は乏しくとも有望な若い人を集め、2年かけて座学と実践の両面から徹底的に鍛え、1人でも多く、世界で戦える人材が育つ場を目指しています。2年後には自身の志を実現するべく起業家・経営者・政治家として活躍することを期待しているスクールになります。
私も2期から関わらせていただいていて、最近では、終日のプログラムにて、約6時間ほどいただいて、マーケティング=どんな誰は何をしてあげるとなぜ幸せになるのか を講義しています。過去の生徒の方々は、起業家・経営者・政治家として自分のステップにチャレンジされています。手法から入ってしまうことが多いので、幸せにしたい人の明確化から入るということが大事!を伝えるのが私の役目です。毎年、6時間講義しても短かったと言われることが良いことで、そのためのコンテンツや進め方はとても強い武器となりました。


■ 某ノベルティ会社 研修 7月22日

ずっと顧問をしている会社です。ベテラン社員が抜け、中途入社社員も何人かは離脱する中で、会社も大きな会社の傘下に入りました。ベテランがいない中、リクルートの後輩の社長が奮闘していましたが、私も定例会でマーケティングは、そして営業は、1人で闘うのではなくてチームで闘うのだと指導してきました。なかなか社長の思うようにいかない時期が続きましたが、ようやくここにきてチームで闘うということと、自分事で考えるということができるようになってきました。ステキな進化です。そんなことが実感できるような研修だったので、前述の6時間講義と違って、この日は5時間聞き役に回って、最後にみんなの成長と次の課題を話しました。チームとしての成長がわかると経営陣としてもうれしいものですね。


■ 某小売り 新規事業研修 7月26日

前回は、同じ小売りの子会社の幹部に向けて4時間の講義を行いました。いつの世でも、自社のカスタマーを意識して徹底的に知ろうとするエネルギーが足りなくなっているものです(足りている場合は講演に呼ばれません)。そこを徹底的に感じてもらう講義でした。そこに大きな発見と展望が生まれました。今回は、新規事業の各部門から考え抜いた自社のターゲットをプレゼンテーションする形式でした。私は総評の役目です。4時間プレゼンテーションを聞き続けました。なかなか新規事業が試行錯誤の連続で停滞していたのですが、ビジネスモデルでなく、いったんカスタマー理解に特化したプログラムにしたことで、各自に見えてくるものが出てきました。そして縦割りの考え方ではもったいなく、カスタマー理解を共有することで大きな発見につながることを体感してもらいました。


■ ニューネックス 極みワールド 記者会見 7月27日

研修が続く中、急遽、顧問をしているアスリートに特化した会社の新しいECサービスの記者会見があり、前日に発表者が決まっていないという状況の中、私がしゃべることになりました。テレビ局も来ている記者会見に長髪の私がしゃべるというのもどうかと思いましたが、まずは強く思いと優位性を伝えると役割を理解して臨みました。「極みワールド」は、地域で活動するアスリートアンバサダーが、地元の「本当にいいもの」を発掘して、それをトップアスリートが実際に試してみて認定したものだけを販売するECサイトです。ニューネックス社長の藤光謙司さんを筆頭に、RIZINの太田忍さんやスノーボードの成田童夢さんなどが中心になって運営しています。たくさんのアスリートの参加、コンセプトに共感した多くの生産者・事業者、そして包括提携を結んだ行政の方など、大いに盛り上がった記者会見となりました。
私も、最近は、講演や研修だけでなく、モデレーターの経験も多くさせていただいたのもあり、記者会見では、コンセプトから将来像までよく伝えられたのではないかと思います。また、以前にレポートしたeスポーツの講演の時のように、映像やパネルディスカッション、ゲストという組み合わせを提案できたこともよかったなと思っています。総合司会にプロレスファンなら誰でも知っている清野茂樹さんをお迎えしたのですが、やや曖昧な進行表をちょっとながめて、要点だけ聞いただけで、「はい、大丈夫ですよ!」と、ステキな進行をしていただきました。プロフェッショナルってこんなにすごいんだと感嘆しました!


■ ママ向け自立支援企業 講演 7月31日

ママの間で大人気のインフルエンサーが社長のステキな企業での講演でした。全国からママたちが、たくさん吸収する気持ち満載で集まりました。30人くらいでしたが、オンラインにはさらに70人くらいが参加意欲高く来られていました。顔つきを見ただけでこちらもうれしくなります。いつも通りの「とことん観察マーケティング」では、ゼクシィやミッフィーやリラックマの話が出るものですから、聞いている皆さんのど真ん中の実感値とシンクロした感じでした。その後のグループディスカッシでも会話の活発さにびっくりしました。目の前の参加者だけでなく、オンラインからも今までではありえないくらいのコメントや提案が寄せられました。シングルマザーの人も多くご苦労もあるのだと思いますが、こうやって前に進む姿に、もっと多くの人に伝えるべきとこがあるなあと感じた次第です。話し手にとってもステキな時間となりました。


■ 某地方銀行 8月2日

顧問をしている助成金制度推進センターのお手伝いで説明会に行きました。基本的には助成金の話ですから私の出る幕はありませんが、付け加えをお願いします的な感じでした(笑)。助成金の説明の後、「助成金を得るとラッキー、今年の利益になってよいですね」のような営業をしていませんか?という言葉で付け加えをはじめました。大事なのは、「助成金が出たので、従業員の給料をあげよう、新しく採用しよう、従業員が離職しないように福利厚生をよくしよう、みんながワクワクする新規事業に投資しよう」というふうに、その会社がステキに継続できることとあわせて提案することです。そして、コンサルタントとしての在り方を考えてみてくださいというふうにもっていきました。目の前の利益ももちろん大事ですが、企業がステキなストーリーを描いて進化していくことを応援していくことが大事です。この付け足しは15分でした。

6時間講演。5時間研修、4時間研修+懇親会、終日の記者会見+懇親会、4時間研修、15分付け足しと怒涛の1週間であり、スタイルも様々でしたが、ステキなストーリーを創る、ということからはブレずに過ごせて、自分の自信にもなった1週間でした。


野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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