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Logo Mark「ステキ」をベースに考えるインディーズ・マーケの肝還暦はエンターテインメントだった

野林徳行

ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
常に、カスタマー(お客様)の心を揺らし、「ステキ」創りをストーリーをもって実現することで成功に導く活動をしてい...

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野林徳行です。 「Spinart」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいています。
アーティストのみなさんと接する機会も多いのですが、どんな人の心を揺らしたいのか、何を感じてほしいのか、人に言いたくなってしまうことはどうしたら起こるのか、そもそもあなたのアートによって人はなぜ幸せになるのか…答えは1つではありません。でも、常に考えていたいですね。そんな皆さんのヒントになれば幸いに思います。
116回目のコラムです。60歳になりました。還暦です。30歳・40歳・50歳と何の感情もなく通過点と認識してきましたが、60歳は定年退職の年齢であったり、シニア割引の年齢であったり、第2の人生と言われる年齢であったりします。なので自分というよりも周囲が意識してくれたみたいで、いろいろサプライズもありました。そのへんを書いてみましょう。


■ 1964年11月18日

この日に生まれました。ちょうど東京オリンピックが終わった後くらいですね。辰年のさそり座です。私はヘヴィメタルをこよなく愛しておりますが、それは、ドラゴン&スコーピオンだからだ!と勝手に言っております。生まれてから小学生までは音楽に全く興味がない生活を送ってきました。音楽との出会いは沢田研二の「勝手にしやがれ」「憎み切れないろくでなし」。そして「ザ・ベストテン」がスタートし、歌謡曲ファンでした。そこに、ロックやフォークという歌謡曲以外のジャンルとしての「ニューミュージック」が広がり始めます。まあ、もともとあった音楽ですが、世良公則&ツイスト、原田真二、チャー、ゴダイゴといったロックがランキング上位を占め、松山千春や中島みゆきや長渕剛などのフォーク勢は、一番で終了するテレビ番組には出ないという衝撃もありました。そして、これらよりすごいロックはあるのかと高校のクラスメートに聞いたときに紹介されたのが、RAINBOWとMOTORHEADで、ぶっ飛んでしまい、一気にヘヴィメタルの世界に足を踏み入れました。そのまま現在の60歳に至ります(笑)。


■ リクルート87年入社同期会がありました

同期会ということはおおむね60歳前後の人たちです。4年に1回開催しているのですが、前回は8年前、私が幹事長で開催しました。司会としての登場はDEEP PURPLEの「BURN」を歌いながら出て来るというものでした。そして次回はコロナ禍のために延期され、今年8年ぶりの開催となりました。今回は、松本研二君という同期が幹事長なので「マツケンサンバ」を歌ってもらい、なぜか我々事務局10人も腰元ダンサーズとなって踊るという企画です。「マツケンサンバ」は、日本中いろいろな場面で出し物として使われているらしく、ドン・キホーテのようなところでもツールが売っているし、レンタルショップでも当たり前のようにセットで商品化されています。リクルートという会社は(特に昔の)やると決めたら徹底的にやる風土でして、「マツケンサンバⅡ」の振り付けをした真島茂樹さんのYoutube映像が配布され自主練習が促されます。そして4回×2時間全員集合で練習の時間が設けられました。みなさん、忙しい中ですが、工面して集まるのも風土です。ヘヴィメタルの者にとってサンバのリズムはかなり大変でした。腰元ダンサーズは女性6人男性4人でしたが、男性も全員メイクをしてもらい熱演しました(笑)。最初は嫌がっていましたが、結局やってよかったという結論になりました。


■ 誕生日当日

リクルートのOBでもう銀座で28年目のレストランがあります。この店の開店日も11月18日ということで、毎年お互いをお祝いしています。妻と二人で食事を堪能した後、このコラムでも書いた私の居場所である「GinzaEdit!」というバーに行くことになっています。私がリードしてお店に連れて行ったところ、お店には、顧問先の助成金制度推進センターの面々がおり、もう1人の顧問は京都からやってきました。さらに続々とお店の仲良しの常連が現れ、店中がジャックされている状態でした。軽い気持ちで顔をだしたつもりでしたので大きなサプライズでした。普段の誕生日ではなく還暦だったので、店中にもバルーンが飾られすごいサプライズとなりました。妻はこういうことをするタイプではないのですが、還暦ということで必死に隠しながら動いていたようです。還暦ってそういう場なんだなあと思った次第です。


■ ミ・カーサでも

もう1店良く行くバーがあります。前述の「GinzaEdit!」もこの「ミ・カーサ」もリクルートOBの店です。リクルートの人は、一生懸命働く→教育ビジネスがしたくなる→コミュニティとしての場が創りたくなる、という傾向が見られます。こちらには、来られる日を聞かれていましたので数人の友人がいるのだろうなあと思っていましたが、店に早めに顔を出すとリクルートの先輩がいて、「お祝いしたいからちょっと飯を食いに行こう。連れていきたい店がある」とのことで連れ出され、食事後戻ると、流しの方と歌手がスタンバイしていて、満席の常連がいてHAPPY BIRTHDAYからスタートしました。なんとこの店にも妻が内緒でいて、またびっくり。ここにも絡んでいたのか…。まあ、夜中まで飲むので、よく行く店は妻も連れて行っているのでよく考えると不思議ではないのですが、またしてもサプライズでした。


■ 妻の友達からの招待

妻の友達ともよく飲んでいます。あるその友達からお祝いしたとの連絡が来ました。待ち合わせをしてから店に連れていくというので、何か装飾などをしているのかなと思っていましたが、部屋に入ってみるとその友達とは全く関係のない私の友人(プロレス観戦仲間)たちが待っていました。かなりの衝撃でした。さらにはプロレスのスーパースターも駆けつけてくれました。またしても油断していてほんとにサプライズになりました。妻が3つも仕掛けているなんて…。その店はカラオケもあり、NIRVANAと、DEADENDを歌って終了しました!


その他にもリクルートの同期有志からはジェダイとなった私のフィギュアをアメリカで制作してプレゼントしてくれたり、リクルート時代のマーケティングの精鋭たちが全員集結してくれたり、ほんとうにいろいろなサプライズの1週間となりました。本人よりも周囲が盛り上がるのも還暦なのかもしれません。あまりにも毎年の誕生日と違っていましたので、これも1つのエンターテインメントととらえ、今回のコラムとしてみました。

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ヘヴィメタル、プロレス、モータースポーツをこよなく愛するマーケター。
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