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Logo Mark連載記事

Logo Markなにか創るとうれしくて眞子さまの結婚から考えたいろいろ…特に自由について…かな

紫水勇太郎・清水 豊

株式会社4DT 代表取締役
株式会社ワークス 代表取締役
Spinart運営者


1966年、栃木県生まれ。

株...

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 お二人の結婚が成って、一旦の望みは叶って良かったと思える眞子さまの結婚については、どうも本当にいろいろな要素がからみあっていて、自分の中の思考もちょっといろいろな思いがもつれているように思えてなかなか形が見えなかったけど、ここへ来てそれらがだんだん整理できてきたように思うので一応書いておこうかなと。

 まず、小室さんの特に母親がちゃんとしていればおそらくここまで話がこじれることはなかっただろうというのは普通に思うこと。つまり皇室のお嬢様と結婚することで得られる、一般的には破格に大きなお金で、これまでに自分が作った負債を補填しようとしているかのように見えてしまったのは、それがまったく事実無根なことだったとしても、本当に最悪だししょうもないなと。
 例えそんな気が毛頭なかったとしても、なにせ庶民から見ればめちゃくちゃでかい金額なだけに、それへの嫉妬も含めてそう思われちゃうのは想定できそうなことで、これに対して思うのは、ちゃんとした返済計画を明らかにするとか、せめて相手方との和解は完全に済ませるとか、そういった具体的な進展を示すことができれば済んだのになぁと。
 なぜそうしなかったのかなとか、もしくはできなかったのかとか、マスコミ等に追いまくられてそういった建設的な思考もできなくなっていたのかなとか、周りにちゃんとアドバイスしてくれる人もいないのかもなぁとか、まぁいろいろなことを思うけれども、事象として見えている結果としてはまぁ、ここに大きな失敗があったことは間違いがないとは思う。
 また、先日の二人の会見の中で気になったのが、小室さんの母親の元婚約者の窓口となっている人物が週刊誌の記者だという言及があったことだ。これは怪しい。つまりこれは小室さん側だけではなく、相手方にもなんらか別の意図があって、あえて解決を妨げた可能性すら想像してしまう。つまり事実はやはり私たちのような外部の人間には計り知れないいろいろなことがあったのだと思えるし、今知っている事象だけで判断することはきっとできないだろうなとも思える。

 でだ、じゃあそれがなければ済んだ話かと言えば、まぁ確かにそれがなければきっと顕在化せず、普通におめでとうムードの中で見過ごされたんだろうけど、これがあったがために顕在化してしまった話があって、これがまぁ意外と厄介かと思っている。

 つまり、皇族に生まれると、まぁ一般的には考えられないくらい基本的な自由を制限されるってこと。
 そりゃ確かに、生まれながらに既に自分が世界的にも極めて上流の地位にあることが確定していて、基本的に食うには困らなくて、高度な教育を受けられるのも原則として当たり前で、一般的には考えられないようなうまいものも食えていい服も着れて海外にもあちこち行けてその上好きな研究なんてこともできて、めちゃくちゃいいじゃねぇかと思っちゃうのはまぁ庶民のひがみだとは思うんだけれども、生まれながらにその地位にいる人にとっては、それはそれで厄介なことが多いんじゃないかと…自分はその地位になったことがないから想像でしかないけれども…そう思ってしまうということ。

 その一つが今回の結婚問題として顕在化したということと感じている。
 つまり皇族に生まれると、まず勝手に好きな人と結婚することもできない。これは、日本国憲法において保障されていることが皇族には適用されないってことだと思える。つまり、日本国民なら当たり前に得ることができているはずの基本的人権って奴が、なんと皇族には適用されていないということになる。つまり皇族というのは法的に日本人じゃないってことになるんだなぁと。

 これね、相手が皇族という極めて特殊な地位にある人で、かつ、前にも書いたように、さまざまな利得がありそうにも見えたりするから、ついつい、
「皇族なんだからしょうがなくね?」
的な考えになる人もいるかとは思うんだけど、それがもし自分だったらと考えるともう少し問題の本質が見えてくるかもしれない。

 まず、皇族になったのは基本的に自分が好き好んでなったのではないということだ。通常は法律だったか皇室典範だったかで決められた範疇の皇室の近縁として生まれると自動的にそういう扱いになり、物心ついた時には既に「そうなっていた」状態になる。つまり、子供にとって親が選べないのと同じく、自分が皇族であることについて自分で選んでなったということではないということが言える。
 なのに自由はないということになる。結婚するにも自分の意思ではどうにもならず、職業を選ぶことも、居住地を決めることも自由ではない。さらに、これは伝え聞いた話だから本当にそうかどうかは分からないけれども、皇室でなにか行事があって、それに参加するように連絡があれば、その他のどのようなことを差し置いてでもそちらを優先しなければならないのだそうだ。
 どうだろう。もし自分がその立場にいたらと考えたらとてつもなく理不尽なことと感じはしないだろうか。好きでそれをやっているならそれでいいだろう。好きとまではいかないけれども、世界でも例を見ない由緒ある王族の伝統を守ろうとする義務感があってそれをやると決意していると言うなら、それも一生をかける意義のあることだろうと思う。しかしそこから離脱する自由がないというのはとにかくキツい。辞めたいのに辞められないなんて、とにかく考えられないことだと思えるのだ。

 問題を複雑にしているのはきっと「臣籍降下(女性の場合「臣籍降嫁」とも言うのかも)」というものが、結局は元皇族であることの品位を守れとか、臣籍降下後も皇室の行事に参加することがあるとか、なんだかんだと皇族であることを求めていることにあるのではないだろうか。
 まさしく文字通り「臣籍降下」するのであれば、皇族という特殊な身分を捨て、いわゆる一般の日本国民になるのであるから、つまり日本国憲法の下すべては自由であるべきであり、それ以外のどのような制約も加わらないというのが正しい在り方だと思えるのだ。
 もちろんリスクもある。元はいわゆる貴人であるから、そういった人物を狙った功名目当ての報道陣やテロのターゲットにはもちろんなりやすいだろうし、また口さがない噂話にも上りやすいだろう。しかしそれでもそれを、一人の大人の日本国民としてすべて自己判断において対応していけばいいのだ。だっていわゆる一般の日本国民の多くは特に警護もなく、普通に働いて税金をむしり取られて暮らしているのだから。身の危険を感じるのであればそれは警察に相談することだし、相手が違法行為をしているなら裁判で解決するのだろうし、それでもさらに警護が必要なら自費で対応するのだ。
 だから臣籍降下すれば、誰と結婚しようが、どのような職業に就こうが、どこに居住しようが、法を犯さない限りはすべて自由。それでいいではないかと思うのだ。

 えっ? 問題は支度金だって? まぁね。今回のケースではこの億を超えると言われる金額を小室親子が私的に使用するのではないかと疑われたところから話が始まっている。さらには、この受け取りを拒否できるということが法的に記載されていないから、眞子さまはこれを拒否できないなんて話も出てモヤモヤがさらに高まったわけだけれども、しかしこれは受け取らないということで強行突破したということで、これはこれでじゃあグダグダ言っていた話の論拠はなんだったんだ的に別のモヤモヤが湧くわけだけど、しかしそれでもこれでこの件は前例ができたことになる。
 つまりこれ以降の皇族は、臣籍降下した場合にこの支度金を拒否することができるということになったのだから、まぁそれも一つ自由を手に入れたということで良かったのではないかなどと思ったりする。
 しかし、この支度金について、皇室に詳しいなんとか担当みたいな連中がしたり顔でテレビに出て言っていたことが気になる。曰く、
「皇族は、皇籍を離れても元皇族としての品位を保たなければならず、皇室の行事に参加するための身支度等の準備等も含め、そうしたことを守るためにこの支度金はある。」
…だからさ。なんで臣籍降下して一般的な日本国民になるのにそんなことに縛られなければならないのかと…思うんだよなぁ…。まぁ前に書いたことの繰り返しになるんだけど、本人がそうしたくてしているんだったらいいけどさ、なんで最初から当然のように、自分が好きでその親から生まれたわけでもないのに、そう決めつけられてなければならないんだっての。
 でね、自分がしたくてそうしてるんだったらさ、要は大人の日本国民なんだから、そうした品位を保ったり行事に参加するための準備なんて自分の責任でやればいいじゃんと思うわけだなこれが。だって、天皇陛下主催の園遊会とかに参加する(させていただくかw)一般国民が、そこに来ていく服やらアクセサリーやらを税金から賄ってもらったりしないでしょ。つまり臣籍降下したなら、その辺りもすべて自己責任でいいじゃんということだし、それができないなら単に、
「すみませんが、いかに元皇族とはいえ、行事に参加いただくことはできません。」
と言って断ればいいだけの話なのだ。まぁ、ドレスコードが守れないなら参加させてもらえないパーティーみたいなものだよね。
 さらにもし皇室行事に参加するのが義務だと言うのであれば、それはもう職業なのだから、きちんとそうした契約が、両者の自由意志に基づいてなされるべきだし、またその報酬等として対価が支払われるべきなんじゃないのと思ったりもする。
 だから、この物知り顔で話す連中が言っていることはそもそも土台からしておかしいと感じる。
 でもね、親がね、我が子の結婚に際してお祝いを出すって当たり前じゃん? お呼ばれした人たちだってご祝儀出すじゃん? だものそれくらいはいいだろうと思うわけだ。しかもその人は生まれながらに皇族としての義務を負い、まぁいいことがないわけじゃないとは思うものの、常人では計り知れないほどの衆目に晒されながら、日本国の「顔」としての役割をしっかりとその時まで歩んできた、言わば国の功労者でもある。だったらさ、国民からのご祝儀的にさすがに億とは言わないまでも(もっとも国民一人当たり1円拠出でも億を越えるけどなw)、ある程度のご祝儀があってもいいじゃんとも思ったりする。そしてその使い道だって自由でいいじゃん。だって臣籍降下したらつまりは一般人なんだもの。宝くじに当たった人みたいに、銀行やら怪しい宗教やら慈善団体とかがそのお金に群がってきて、それを大人として裁いて行くのも、それはそれで得難い経験だろう。結婚相手が投資に詳しかったら、逆にどんと増やせるかもしれない。
 …おっと話が逸れた。え〜とそうか、これだと今回の小室親子に対して感じているような、皇室のお嬢さんと結婚することで受けられる利得を当てにするような輩…だと世間が思い込んじゃうようなケース(本当は違うかもしれなくてもね)に対応できないだろうってか。
 いやいや、できるでしょ。だってつまりそれはそれでいいってことにすればいいんだもん。ぐだぐだうるせぇと。皇室のその人がそういう相手と結婚したいと思っちゃったんだもの、それはそれで仕方ないじゃんでいいだろうと。その結果ね、その相手が本当にダメな奴で、そのご祝儀を自分の借金補填に使ったとしても、そういう奴を選んじゃったその皇族の人を見る目がなかったというだけのことだし、そういう奴を見抜けないような皇室内での教育を反省すべきことであって、それはそれで失敗事例として仕方ないじゃんと…。
 そもそもさ、一人の大人の女性が結婚するのに、誰と結婚しようが自由じゃんと思うんだけどダメかな?w いや、そりゃあね、結婚後だって衆目が集まるのは間違いないんだし、下衆い報道関係はきっと追いかけまくるでしょうよ。つまり相手もそのリスクを覚悟の上で結婚するわけじゃん。これさぁ、これも自分だったらと思うと、きっと多分耐えられないと思うわぁ…。いくら若気の至りで皇室のお嬢さんと熱い恋愛に堕ちたとしても、きっといろいろ考えたら尻込みしちゃいそう…そう考えると小室さんってすごいよなぁ。神経図太い。もしかしたらただの不感症かもとも思えるけど、それだってこれだけ密着され続けてたらどこかでキレそうとも思うもんなぁ…つまり、そういうことを考えたら、そうやすやすと悪さもできないんじゃないのと思うわけですよ。むしろ、政治家とか、いわゆる既存権力の影に隠れる方がよほど悪いことできそうと思うもん。

 ああそうそう。一度皇室を離れたら、もう里帰りできないなんて話もあったなぁ…。品位だの行事の準備だのに関しては義務を科されてるのに、しかし普通の実家のように対応しちゃいけないってなんか変なの…。すべて切れてオールフリーな状態でこれを言うなら分からなくもないんだけど。

 それでも通常の実家のように対応できないっておかしいとは思うよ。でもねこれはさすがに、皇室という、税金をふんだんに使って運営されている王室の性格上、外部から邪な輩が入り込まないようにするためにはある程度の防御措置として必要とは思うかな。だって、結婚相手やその家が、天皇家を通じてなんらかの利得を得ようとか考えたら、ちょっと油断したらちょこちょこできちゃうかもしれないと思うもんね。宮内庁の役人だって、所詮は役人だから、最終的な歯止めとしては心許ないし。

 あ〜長くなってきた…。そうなんだよ。このくらいいろいろなモヤモヤがあるというのがこの問題のややこしさなんだよなぁ。だってさ、これを書きながら頭の片隅に、じゃあ今皇室にいらっしゃる天皇陛下以下のみなさまの自由は今のままでいいのかとか頭をよぎるもんなぁ…。あらゆる意味で自由ではない。財産も持たない。選挙権もない。そもそもおそらくは戸籍にも記載がないんだろうな。納税の義務がないとかいいこともあるか…でも自由や私有財産と引き換えられるものか?…でも基本は税金からお金が出てるから少なくともひもじい思いはないか…。う〜んいやいや、産まれたらいきなりそういう超然とした存在でした。だから完璧に守ってくださいね…という状態にそもそも問題はないのか? 皇族のみなさまのとてつもない義務感と人間性、そして受け継がれる伝統や教育によって成り立ってきたこととは思うけれども(あ、それに対する国民の支持もね)、果たして同じ人間としてそれはどうなんだとか…なんて、「同じ人間」なんて考えることさえもNGなのかもしれないけれども、とはいえ今回、眞子さまという一人の若い女性の幸せというシンプルな観点から考えると、まぁ今までは考えもしなかったいろいろな視点が見えてきたというお話。
 すみませんね、結論もなくて。だって考えるポイントが多い上に複雑なんだもん。そしてそれは自分たちの自由とはなんなのかを考える上でも意味があると思うから考えるんだけどね。え? 自由なんて当たり前だろって? だからどうやら日本の極めて著名で高貴だとされている方々にはそれがないかもよってお話ですよ。で、自分たちの自由を言いながら他者に対してそれを課しているのはアリなのかって。みなさんも是非考えてみてください。表現は自由に基づいて存在するものですから、決して他人事ではないと思いますよ。


 この件、その後、真子様に1億円近い預貯金があるという報道があってまた気持ちがザワっと…。皇室って個人資産は一切持っていないものだと思ってた。まだまだ知らないことがあるなぁと。まぁ現時点で本当にそうなのかどうかまでは分かっていないけど。
 でね、これはある個人が自由に結婚したりするお話とはちょっとズレるからなぁなんてことも思ったんだけど、でもなんでこんなにザワつくのかなぁと考えれば、その預貯金も、国からの予算から作ったものということに原因がありそうかもなぁと思い至った次第。
 まぁ貧乏人の僻みでしょうけど、貯金1億円…それもあの若さで…ってなかなか一般庶民では作れないよ。しかもその原資が税金だということであれば、その分税金からの予算に余剰があったということになるんじゃないのかとかも思えてしまう。まぁ世界でもトップクラスの赤字国家で、普段やたらと税金の上がる話ばかりされていて、しかも今回の新型コロナ禍では国から満足な支援金も支給されず、泣く泣く事業を閉じたなんていう人も多かったと聞くわけで、そんな中で自分の無知が恥ずかしいとはいえ、皇室にいると20歳代で預貯金1億円も作れちゃうんだぁとなれば、これはやっぱりちょっと問題があるでしょうと…まぁ普通に思ってしまったという次第。
 まぁ元を正せば、そもそも皇室の特殊性が問題なんだろうけど、これが本当なら、小室さん、美味しすぎるだろうと…まぁゲスな言い方で恐縮ですが…思っちゃいましたとさ(2021年11月12日:追記)。

※ちなみに写真は自宅周辺にあったもみじ。たくさんあったもみじの葉の中で1枚だけに光が当たり輝いて見えた。 つまりこれは被写体側が見せてくれた素敵な光景。撮影側はそれに気づいてシャッターを切っただけという画ということかと。
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F2.8L II USM

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紫水勇太郎・清水 豊

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