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Logo Mark連載記事

Logo Markなにか創るとうれしくて自分のキャラ設定を考える

紫水勇太郎・清水 豊

株式会社4DT 代表取締役
株式会社ワークス 代表取締役
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1966...

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 え? そんなこと必要ないって? そんなことおっしゃらずに、ちょっとだけ考えてみてくださいよ。
 ということで、キャラ設定があるといいなと思ったキッカケの話は、以前書いた「MCオーディションでの若い頃の失敗話からのキャラ設定についてのお話」を参照いただければと思います。
MCオーディションでの若い頃の失敗話からのキャラ設定についてのお話

 では今回は、どのように考えるといいのかということを考えてみましょう。

 まず、設定するからにはある程度記憶に残せそうなものがいいですよね。
 そもそもなんのためにキャラ設定なんてことをするのかといえば、多くはそれによって自分というものをシンボル化して相手から見た際のレッテルを貼ってもらいやすくするということになりますから、それそのものが記憶に残りそうなものであれば、その方がいいに決まっていると思えるわけです。
 まぁそのために分かりやすくするという手法もありますしもちろん有効とは思いますが、あらゆるキャラ付けが乱立している昨今、単に分かりやすいキャラということになるとその席は既に埋まっているなんてことも多くありますから、そこはあえて逆に分かりずらいものをごちゃごちゃ理屈をつけてみたり、だいぶ捻りまくってみたりなど、それなりに工夫が要るなぁと思う次第。
 ただそれでもシンプルに言えるのは、冒頭に書いた記憶に残せそうなもの、という点では、今でもさほどブレていないんじゃないかななんて思います。

 では記憶に残る=インパクトがあることと考えて、まぁいろいろ頭を捻って絞り出すなんてことをすると思うんですが、ここでやっぱり気をつけたいのは、自分自身とあまり乖離していないことかなと思ってます。
 まぁ役者さんならね、そもそも別人格になり切るのが専門という方が多いでしょうから(なりきれずにどんな役をやってもその人にしか見えないという人も多く見ますけどw)、自分と乖離したキャラがついたとしても、そこはもう演じ切ることができたりするのかなぁと思いますが(というか役者さんの場合、毎回違う役になるから、そもそもキャラ付けの必要がないかもね)、それ以外の、自分を自分として前に出しているアーティストや表現者の方はやはり、あまり自分とかけ離れているとまぁ後から辛くなるわけです。
 だってさ、そもそも三枚目キャラの人が急にカッコつけたらきっとサマにならないよ〜。そもそもあまり積極的に前に出ない人が、超明るいキャラなんかにしたらそれも辛くなる。その逆もきっと然り。まぁ、ここに挙げたのはどれも単純で分かりやすい例だけれども、結局自分の中にないものになろうとすると、それなりに努力が必要になる上に、どうしてもそれまで刷り込まれている自分というものが顔を出してしまっては、その都度一生懸命それを押さえ込むなんてことも必要になったりして、まぁ要は大変だよね、という話なわけです。
 そうそう、自分にない趣味とか特技をキャラにするのもヤバいですよね。だって実際はやってないしできないことをできるって言うんだもん。単純に嘘つきって話ではあるんですが、言ったからにはその嘘をつき通そうとすると、しかしそのことについてだいぶちゃんと調べたりしておかないと辻褄が合わなくなるという…まぁこのことを馬脚を表すなんていうのかもしれませんが。
 ということで、キャラ付けする時にはまず、自分の中にあるアイテムとして、どのようなものがあるか、なんてことから考えた上で、その中からどれかを抽出して増幅させる、なんて感じで考えるのが良いのではと思っております。

 ああそうそう、話はちょっと逸れるけど、地方の地域起こしなんてのも似てますよね。
 なんだかメジャーな仕掛け人と組んだりして、その地域にはそれまで影も形もなかったようなものをポンと持ってきてさぁこれで地域起こしだ〜なんて言って公共の税金とかを無駄に使ったりしますけど、こういうケースは大抵根付かない。で、そのメジャーな仕掛け人に払えるお金が切れるとそのサポートも無くなるので、あれはなんだったんだろうなというくらいあっさり消えたりしますよね。
 逆に、その地域にもともとあって日の目を見ていないものを探し出してそれをもっと深掘りして盛り上げていくと、多くの方にとって幸せなことになることが多いし、ちゃんとその地域発祥のものとして根付いていくことが多いと、そんな感じと思います。
 これのとても分かりやすい例を知りたい方は是非映画「UDON」とか「県庁の星」とか観るといいかもしれませんね。

 さてさらに話を進めてまいりましょう。この上でどんなことが必要でしょうということなんですが、言ってしまえば、そのキャラにおいて、類似の他の誰かと自分との明確な差はなんだろうなぁというようなことがはっきりしているとめちゃくちゃ強いんですね。つまり代替えの効く者ではなく、
「あなたでなければならない存在。」
になるということですからね。
 例えばいくらかっこいいって言ったって、例えばジャニーズとかで既にいる誰かと丸かぶりなキャラだったら、そりゃお金かけている分、ジャニのその人の方が強いですよねぇとかなると思うわけです。
 だからできるだけ被らない、傾向として被ったとしても明らかに異なる、もしくは先人より強いなんらかのキャラを見出す必要がある。これがまぁ大変っていうか難しいんですよね。だって世の中もうだいぶいろいろな方向性が出倒してるし、それぞれのジャンルに強力な人なんていっぱいいますもんね。かと言ってどんどん極まっていってニッチにニッチになっていけば、それだけポピュラリティー的に難しくなったりもするわけで、それこそなかなか難しいよなとなるわけです。

 さ〜て袋小路ですね。こんなことをゴリゴリ考えていくとハマりまくってなんだか分からなくなりそうです。そこでチーム力がモノを言います。つまり自分が分からなくなったら、それを一緒に考えてくれる誰かがいるといいよねというお話。これがね、自分と同じようなレベルで一緒に一生懸命考えてくれる人なんてなかなかいません。大抵は相手の話をちゃんと聞きもせず自分の大して実績もないノウハウに則って吐き捨てるような意見を言って放り投げて終わりです。もしくは自分はすごいんだ的なことを言うばかりでなにも具体策も出せないまま終わりです。
 そうじゃないパートナーを見つけること。それができればきっとこういう話はだいぶ進めることができるでしょう。
 つまり、考えるプロセスはここに書いてきたことなんだけれども、それはどうしても煮詰まりやすいことでもあるので、それを考えつつ、一緒にちゃんと考えてくれるパートナーを探すというのがいい解決方法かもしれないなと、思ったりもするということでした…そういうパートナーの見分け方ですか? そうですね、最初にあなたの話を途中で投げ出さずにしっかり聞いてくれればまぁ第一段階はクリアかなと思います。あ、あれ? なんか途中からずれたかも。失礼しました。

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※ちなみに写真はもうだいぶ以前…多分15年くらい前に栃木県那須町にあったあるとうもろこし畑で撮影したもの。曇天の中で太陽が射してきていて、その過程は希望的だったけどこうして画像として固定してみると不安的もあるなぁなんて思ってたっけなぁ。
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 50D + Sigma 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM / EX DC

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