2024/12/23
また本当に久しぶりに絵を描いた。前に書いたのが2024年3月だからなんだかんだ9ヶ月振りになる。もっとも、より重要であるべき音楽作品に至っては2020年が最後だから…もう4年前かぁ…それよりはだいぶマシかと…てかかかる労力が段違いだけど。
で今回は鉛筆画。前作は水性ボールペンを使用したのに今回はなんで鉛筆かと言えば、今回描こうと思った絵が空の雲だったので、線がくっきりばっきりしがちなペンより鉛筆の方が、その柔らかさが出せるかもなぁなんて思って。それに、前回ペンで描いたら大量の水性ボールペンを消費してしまって、しかもその内の何本かは、大量の線を引いている間にペン先のボールを壊して書けなくなってしまったし…なんてこともある。
まぁ正直言えば色鉛筆や水彩、またはデジタル等で色付きの作品を描いてみたいという欲求もなくはなかったんだけれど、手元にある色鉛筆はイマイチだし、水彩もデジタルも、手元にそんな道具はなかったので、ま、鉛筆で描いちゃえという感じでもある。
ということで今回描いたのがこちらの絵。タイトルは…だいぶ迷ったけど「雨待ち」なんてのがいいかもと思ってる。
真夏の暑い日の河原の土手で、空にもくもくと湧き上がってきた入道雲を見上げて、
「こりゃひと雨ありそうだ。ちょっと涼しくなるかもな。」
等と期待しちゃってるうさぎ…という感じ。夏の入道雲というのはどうしてもとんでもない豪雨をもたらす可能性があって、かなとこ雲ともなればそれこそ手がつけられない雷雨になる可能性が高い。だからこういう雲を見たらつい嫌な予感がするものだし、外出していたら急いで屋内に入らなければと考えるところだけれど、しかしとんでもなく暑い日が数日続いた後の雨であればそれはまさしく慈雨となる。そんな時はその雨が来ることを期待してしまうものだろう。そういった期待感を表現したつもりだったりする。
で、なんでこの冬の時期に真夏の絵を描いたのか? いやぁ…これについては単に頭に浮かんじゃったんだからしょうがないという感じだ。マジでそこにまったくこれといった理由はない。12月のまだ夜も明けきっていない早朝、目が覚めたらふと、真夏の、河原の土手の石の階段が頭に浮かんだのだ。その風景は別に自分の故郷のということではない。いや、おそらく自分の故郷にそんな階段のある土手はない…はず…だいぶ帰ってないから今はあるかもだけど。だからどこか別の場所か映画かなにかで見た風景なんだろうけど、とにかく真っ青な草と、階段の各段に落ちる黒々とした影が印象的で、すぐ手近なメモ用紙にラフを描いた。そしてその階段の真上に巨大な雲が立ち昇っていたら素敵だなと。そしてそれを見上げるのは…やっぱりうちの「うみ」だなと。
「うみ」ってなんだって? これまで私の記事を読んでくださっている方なら既にご存知と思うが、私たち夫婦と一緒に暮らしているうさぎである。そしてYouTubeチャンネル「うさぎのうみちゃんねる」の主役うさぎである。「うみ」についてもいろいろな記事を書いてみていたりしてるし、なによりまずは動画を見ていただくのが一番と思うので、是非見てみていただければと思う(…で、ついでにチャンネル登録とか動画への「いいね」とかもお願いします…てへっ)。
YouTube:YouTube:うさぎのうみちゃんねる
連載記事:親バカ上等! 愛うさぎのYouTube動画「うさぎのうみちゃんねる」やってます
連載記事:うさぎの「うみ」を見ていて思う動物が受け継いでいるプログラムのすごさ
…ということでここのところずっとうさぎの絵しか描いてないというお話。
他の題材で描きたくならないのかって?…う〜ん…今のところないかなぁ。だってうさぎって自分の欲求に正直だからその行動にあまり嘘を感じることがなくて、だからストレートになにかを表現したい時にはとっても表しやすいと思えるんだよね。
え? うさぎって嘘つかないのかって? いやぁ、まぁ体調が悪い時に隠すなんてこと言われるけど、これも別に嘘をついているのではなくて、具合悪そうにしてると襲われる危険があるからそう見せないようにしているという自己防衛行動でしかないと思えるので、嘘をついているということでもないと思えるんだよね。他には、なでて欲しい時だけ寄ってくる。そうでない時はシカトする。なにかおいしいものがもらえそうな予感がする時は寄ってくる。もらえないと分かるとどこかに行っちゃう。機嫌がいいと暴れる。機嫌が悪くても暴れる。眠ければお気に入りの場所へ行って寝る。そんな様子はちょっと猫っぽくもある。つまり自分の欲求に正直だなぁと思わされることが多いということかと思ってる。
なので、見ていてシンプルで気持ちがいい。だからうさぎに自分の気持ちを重ねるのはやりやすいし、そして、人間社会みたいに、くっそくだらない気を遣わなくていいのも精神衛生上とてもいいと思えるし表現としても表しやすいと感じるのだ。
だってもしこの見上げている「うみ」が人間だったら、いろいろとあざとさを感じたりするでしょ? 例えば役者さんがその演技をする際に、監督の意向に忖度したり、こうしたら自分がよりよく見えるかもなんてことが前面に立ったりして、表現としての純粋さみたいなものが二の次になるみたいな…(まぁだからそれを感じさせない俳優さんとかアーティストさんや表現者さんって改めてズゴイなと思ったりするんだけど…)、うさぎにはそうしたものが一切ない率直さを感じるんだよね…まぁ彼女(ちなみに「うみ」は女の子)なりになにか考えてるのかもしれないけれど…それが実はよからぬことだったりしたらそれはそれで面白いなぁ。
おっと話がそれた(…というかこの連載で書いている記事の中で話がそれなかった記事なんてあるのか?)…と、まぁ久しぶりに絵を描いたというお話しでした。
そうそう毎回思うんだけど、絵って難しいよねぇ。実は頭の中に浮かんでいるものをちゃんと100%写し取れてないんだよねぇ。どうやったらあれが表現できるのかさっぱり分からない。いろいろやってみても全然そうならない。まぁそこが技術なんだろうけど、写真のように描ける人って本当にすごいなと、自分で描いてみるとより一層そんなことを思います…いや、思い知らされます。今さらだけど誰かに教わりたいなぁ…そんな金ないけど。
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