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Logo Mark論理的ボイストレーニング声を響かせよう その3

やま♪げん

Singer、ボーカルトレーナー。
アルバム「眠れぬ夜のために」、iTunes、Google Play、Amazon、Spotify、等、各種ストリーミングサービスで発売中。「やま...

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皆さん! こんにちは! 「やま♪げんボーカル教室」インストラクターのやま♪げんです!!
6月も後半に入ってきました!
梅雨の時期は、熱かったり寒かったり…。
寒暖の差が激しく風も引きやすいので、体調管理を万全にして楽しく歌っていきましょう!(^^♪

さて! 2回に渡ってお伝えしてきた「声を響かせよう」。
1回目は、「声帯から出た声をどうやって上半身に響かせるか」、2回目は、「声を頭に響かせるには?」と言う事について触れてきましたが…。
声を響かせよう その1
声を響かせよう その2
皆さん!! ここからが佳境ですよ~!!!
今回は、前回に引き続き「何故びっくりした顏をすると、楽に大きな声がでるのか?」、そして「声を頭に響かせるとは?」と言う事について理論的にお話ししていきたいと思います。

それでは、皆さん!
前回のおさらいとして、びっくりした顏をもう一度してみてください(^O^)/
いきますよっ! せ~のっ!!!

びっくりした顏~っ!!!

はい! ストップっ!!!!!(*^。^*)
喉の奥がスースーする感覚がありますか?
その時に口の中がどうなっているか?それが、声を頭に響かせるカギになってきます。

では、実際に口の中がどうなっているのか? 図を見ながら、説明していきたいと思います。
皆さんも是非、鏡でお口の中を見ながらよ~く観察してみてくださいね。

はい! お口空けて~!

先ずは、上あごを舌で触ってみましょう。歯に近い前方は骨があるので硬いですよね?
ここを、硬口蓋(こうこうがい)と言います。
それでは、上あごに触っている舌をそのまま後ろにずらしてみてください。
奥の方は、骨がなくなって柔らかくなっているのがお分かりになると思います。
ここを、軟口蓋(なんこうがい)と言います。

びっくりした顏をすると前頭筋という眉毛の上から伸びている筋肉を始めとする顔の回りの筋肉(分かりやすくするためにここでは「表情筋」と呼ぶことにします。)が、上がるのと同時に軟口蓋も上方に引き上げられます。
軟口蓋が上に上がることによって口の中の空間が広がり、声帯から出た声が頭に響いてくるのです。

以前、「声を響かせよう その1」で人間の身体をアコースティックギターに例えましたね。
声帯から出した声を膝を少し曲げて身体をリラックスさせて上半身に響かせ更に表情筋を上げて頭に響かせることにより、身体全体がアコースティックギターのボディーのように共鳴して、楽に大きく豊かな声が出せるのです。
この方法だと必要以上に声帯を使う必要がないため、声の出し過ぎで喉が嗄れてしまうのを最小限に抑える事が出来ると思います。
更にハイトーンを出す際この事を心がけて歌うと、今まで出すのが苦しかった高い声が出しやすくなると思います。
皆さん!是非やってみてくださいね(^^♪

次回は、この流れで「ハイトーンをいかに楽に出すか!」と言う事についてお話ししていこうと思います。
では!

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声を響かせよう その1
声を響かせよう その2
声を響かせよう その3

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