2024/08/14
日々というのはあっという間に過ぎていくもので、気づけばもう8月。私が見ているシニア劇団は毎年1回4月頃に公演を打つのだが、その作品を8月位に決めはじめる。
この作品の選出がなかなか難関で、既存の作品を使えれば良いのだが、既存の作品でシニアの皆さんがやっても合うものがなかなか見つからない。年齢が若い人達向けの作品は多いのだが落ち着いた年齢の方々がやって、見ていられるものが少ない気がする。
それに人数だの男女比だの演者のレベルだのとその他の条件を加えていくと、見つかるのが奇跡に近い気がしてくる。
あと悩むのが台詞をどれだけ覚えられるかだ。勿論初めて芝居の台本を手にして、なおかつ台詞が多い役をお願いしても、経験者より早く覚えて落ち着いて演じていらっしゃる素晴らしい方もいるが、そんな方ばかりではない。
だから他のシニア劇団を見てみるとオリジナル作品を書いていたりする。
昨年は文学作品2作品を繋げ、朗読シーンを入れた。台詞を忘れても朗読シーンの中に入っているので、小道具の本の中に台詞も書いておけば、もし忘れた時に見て確認出来て安心だ。それより台本が手元にあるというだけで心強い。
前回の公演が終わって知人と話をしていた時、
『次は本を持ってやる方ばっかりだったらどうする⁉︎』
と冗談混じりで言われたのだが、本当、そう、図星なのだ。毎回朗読シーンを入れるわけにもいかない。
『舞台の上にいて、台詞を喋らなくても、そこにいるだけで芝居をやっているんだ!』
と言う方がいるが、やっぱりそこそこ、無理をしない程度に台詞は言いたいだろうにと私は思うので、難しいのだ。
さて、難題は山積みだが、以前からいつか自分が加わっている芝居でやってみたい作品があり、今回それがなんとなく出来るのではないかと考えている。1人芝居でやるというのも手だが、まずはシニア劇団でどうかと持ち出した。なかなかの大作である。
『主役となる富姫は見たところ27、8歳らしい。しかし富姫は妖怪で、その妖怪年齢で27、8だし、白石香代子さんも百物語でやっていたし、年齢でいけば白石香代子さんの方が上だし。』
となんとなく自分の落とし所を見つけ進めだした。
メンバーさんのところに持っていったら、
『衣装大丈夫ですか。』
『大道具大変そうなんですが。』
との事だが、衣装に関して言えば、最近古典作品でもひと昔と違って様々な衣装で登場したりする。リア王だってマント姿ではなくスーツ姿だった。
なのでこちらはあまり心配はしていない。
大道具。そう、大道具は少し心配。というか大変そうなのは了承済み。他でやっている様に大道具を平面で描くのが1番簡単なのだけれど、ここで私のこだわりが出てくる。キーとなる大道具を立体にしたい。そして舞台を真っ平らではなく、上げたいと現在のところ考えている。実現出来るかはさておいて。
これらの心配は後々にくる問題で、まずはメンバーに合わせて台本を書き直さねばならない。
メイングループで台詞がそこそこ入る人に話の筋がわかる様に台詞を構成する。メイングループでない方には妖怪の世界の素敵な世界観を盛り上げられる様にしてもらう。おそらく1人2役やってもらう人がでるだろう。
『いろいろ大丈夫なのか私⁉︎』
と思わなくもないが、なんとなく出来る様な気がするのだ。
8月25日(日) 14:00開演
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