2024/11/26
私には表現としてやりたいことがある。
それは人物などが瞬時に変わるテクニック。この技は見ていて気持ちがいい様にするりと人物が変化する。
やり方としては1人物を演じていて回転して次の人物になる。ただそれだけの事なのだが、これがそうたやすいものではない。
初めて見たとき、ただ1回転するだけなので、私にもできると瞬時に思った。これが全くの間違いだった。
安定的に低速で体を回転させるのがひとつのポイントで、それには体幹がしっかりしていないといけない。それになんとも言えない身体のパーツの動かし方とリズムと。
最初やってみたけれど、私の場合何が目立つかというと、前後の人物が目立つのではなくて、回転している不安定さが目立ってどうしても気に入らなかった。
だから毎日のようにくるりくるりと回転しては鏡と向き合っている。
ある大道芸人さんは昔1番高い買い物をしたのがビデオデッキだったそうだ。それは、やりたい技をやっている人の動画をスローで見てバッチリ真似る為だ。完全に真似をすれば絶対出来ると言っていた。
この回転も完全に真似ると良いのだが、なかなか難しくて、何度も何度も見本を示してくれた方のやり方を頭でイメージし、何度も何度も自分でやってみて、やっとまずまずの感じになってきた。
『そんな事か?!』
と笑われるかもしれない。
でもこれが綺麗に出来るとすごく素敵で私には役に立つのだ。何せ私は一人芝居をやることが多いのだから。
そして話は変わるのだが、以前から、
『こうした方がいいよ』
と芝居に関して有難く言ってくれる方がいらっしゃる。だがそれをどこまで取り入れるかだ。
いろいろな意見を取り入れすぎるとごちゃごちゃでまとまりがない。そして自分でも何がやりたいかわからないものになってしまう。
また、自分がやりたいと思う事と全く違う指摘が出てきたりする。その時はどうしようと悩む。
劇団でやっていて、その演出家がいらっしゃれば必ずそれに従わなくてはいけない、とは思うのだが、個人でやっている時は自分がこうやりたいと思う事はそのままやり通していいんじゃないかと最近は思う。そうする事によってより自信が持て、追求を深めていけるように思う。
もちろんお客様があっての演技なので、観客を楽しませられないのだったら話は別だ。
どうしてこんなことを言うかというと、子供は、好きなことをどんどんやっていて、より好きで好きでたまらなくなる。それが結果として仕事に結びつく。
私もこの様に今自分がやっている事をより楽しく好きになれたらと思うのだ。
小学生のゲームクリエイター兄弟が、ゲーム会社を設立した話をテレビか何かで見た。映像での彼らは学校から帰宅するなり、パソコンに向かい、作業を始めた。まるで遊んでいるかの様に。ゲームを作るのがすごくすごく面白そうに目をキラキラ光らせながら、たまには兄弟で言い合いながら作っていた。
こんな風に仕事が出来たらいいなと思うわけで、今の自分は少々“やらされてる感“がなきにしもあらず。
勿論、誰かにやらされているわけではない。自分にだ。
そこで心がけたのが、毎日とはいかないが演じている時間をより多く作ること。そうすることによって、自分の活動がやらされているのではなく、ルーティーンとなり、それがだんだんと今以上に面白くなっていくのではないかなと。
そう思って1回ごとに宿題が欲しいとマイムの先生にも話した。その結果、創作の宿題が出た。しかしまだ途中までしか進んでいない。
『やらねば!』
やっぱり自分で自分を追い立てている。
12月15日(日) 14:00時開演
場所:アトリエほんまる
栃木県宇都宮市本丸町1-39
料金:前売り3,000円 当日3,500円
お申込みは、携帯電話のメールアドレスはPCからのメールが受け取れないことがありますので、下記のものをご記入の上、PCメールでお申込みください。
メール
・名前(ふりがな)
・電話番号
・メールアドレス
問い合わせ、申込は下記のメールまでどうぞ。
メール
準備中