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スピナート調査部

あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart(スピナート)」が、アーティストのみなさんの、ちょっと普段はなかなか聞けない内容についてアンケート調査する。それがこの「調査...

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SpinartのX(元Twitter)アカウントで実施するアンケート企画。
久しぶりの今回のお題はこちら。
「バンドのみなさん、バンドをやる上で一番苦労することはなに?」
(アンケート期間:2023年8月17日〜8月24日)
こちらの結果についてレポートさせていただきます!


まず結果発表

4つの選択肢の順位・割合はこちら。
1位:集客が増えない…54.5%
2位:お金がかかる…27.3%
3位:上手くならない…18.2%
4位:作品作りが思うように行かない…0.0%
※その他の意見なし。
※総回答数11票。
※インプレッション579。


この結果から見た考察

 まぁ回答総数が11と数が多くはないので、結果が完全な民意を代表しているとは言い難いんですが、それでもやはり集客に苦労しているバンドさんがまぁ多くいるんだなぁということは感じられますね…という感じ。
 確かに自分もバンドをやっている頃、ライヴハウスは自分たちの営業的な思惑もあってしょっちゅうライヴをやらせようとするし、しかし同じ場所で何度も頻繁にライヴをやると、そこに来てくれるお客さんを毎回確保するのは本当に大変になっていって、結果、知り合いやら同僚やらに声をかけまくったり、対バンのお客さんを剥がしにかかったり、あまりいい状態とは言えなかったかもなぁなんて思います。ライヴハウスなんて要はノルマを払ってくれればそれでいいので、そうしたバンド側の苦労なんてまったくケアしてくれませんでしたからねぇ。
 まぁ、こと「集客」ということを考えればこれはもうマーケティングの世界ということにもなるので、例えばどんな人が見に来てくれるだろうか、その人たちの中で何度も見に来てくれるのはどんな人か、その人たちが何度も見たいと思ってくれるのはどんなライヴなのか…等などを、曖昧なところがほぼないくらいまで絞り込んでいき、そういう方々に対して自分たちのコンテンツを再構築したり技量を上げたりして磨いて提供する、なんていうのが正攻法になるかとは思いますが、同時に、相手を絞り込めればPR手法もだいぶ具体的になるので、こうして磨いたコンテンツをどのようにPRしていくかまで進めると、次のステージが少しは見えてくるかもしれませんねぇ…なんてことを思います。

 意外だったのはその他の意見がなかったことで、バンドをやっている方の悩みって他にもありそうだけどねぇ…あ、でも「メンバーが嫌い」とかは自分のアカウントがバレる状況では書きにくいかw
 まぁこれも回答総数が多くないことに原因があるかもしれませんね。回答総数11に対してこのアンケートのインプレッションが579件。ということは、このアンケートを見た人の中で回答してくれた人はわずか1.9%。フォロワーは7,299(2023年8月24日現在)だから、見てくれたのは7.9%で答えてくれたのは0.2%か…これを上げないと面白いことにはならないかもしれませんね…ということでここにも別の新たな課題が見えますね。

 さてここで新たな疑問が浮かびます。
 みなさんは集客するためにどんなことをしてるんでしょうねぇ。
 おそらくただ「集客が増えない」って嘆いているだけではなく、きっとなんからいろいろな対策をやってると思うんですが、さてそれがどんなことなのか?…次回、是非聞いてみたいと思います。

 2位はまぁお金…かかるよねぇ。楽器だって安くないもんねぇ。練習するためのスタジオ代だってバカにならないし、作品を作るためのレコーディングやらミックスやらマスタリングだってかかるしねぇ。昔を知っている身からすればそれでもものすごく安くなったもんだよなぁとは思うけれども、とはいえやっぱり痛いものは痛いし、親が金持ちなんていう奴が持っている機材を見ると「くのやろう」という気持ちにもなりそうですが、ここはなんとかして稼ぐか別の方法で必要な機材やら手法を入手していくしかない…ということでやっぱり知恵が必要になりますなぁ。
 自分の場合はギター弾きだったわけですが、当時よく思ってたもんですよ。ギターを上手く弾く脳と、ギターのコンディションを整えたり、いい音を出すサウンド・システムを考える脳って全然別じゃんかと。その上いい曲を書く。それをいい音で録る。それをちゃんと企画されたパッケージにしてリリースする。さらにはPRして売る。ぜ〜んぶ別の脳が必要で、こんなにマルチにいろいろ完璧にできる奴なんて本当にいるのか?…なんてことも思ったもんです。まぁだからプロになるとマネージャーさんやプロデューサーなんていうのがついてその辺を分担するんでしょうけどね。アマチュアのうちはなかなかそんなこともできないでしょうから、自分たちで知恵を絞るしかないってことでしょうなぁ。

 3位の「上手くならない」は…もし頑張ってるのに上手くならないんだとすれば、それは頑張り方に問題があるかもしれないので、その辺りを再点検してみるのがいいかもしれないなぁなんて思いますねぇ。
 例えば「上手く」とは言ったものの、どのような「上手さ」にたどり着こうとしているのかをもう一度具体化してメンバー間で共有してみるとか、それにたどり着くために有効な練習方法は今やっている方法で間違いないか。もっと簡単に早くたどり着けるような練習方法があるのではないか…なんてことを考えてみたりね。
 すると今より具体的な練習方法にたどり着けるかもしれなくて、そうするともっと早く上手くなれるかもしれないし、上手くなれなくても、その方法では結果が出ないからもっと別の方法を考えてみる、なんていういわゆるPDCAのサイクルを回していくことができるようになるかもなぁなんて思います(PDCAについて分からないという方は、ググるとすぐ出てくるのでググってみてくださいね)。
 まぁ個人的に楽器や歌が上手くなるのだってそれはそれは簡単じゃなくて、同じことを反復してはまた戻ったりしつつだんだん思っている状態ににじり寄っていくものだとは思うんですが、バンドでそれをやるのはさらに大変ですもんね。でも「こんな風になりたい」と思って頑張っていたら、少しずつでも前には進むはずと思いますので、そこは一つ頑張ってください。

 そういえば4位も意外だったなぁ。「作品作りが思うようにいかない」という方が「0」…自分的にはもっとも悩ましいところだったので入れてみたんですが…聞き方が悪かったかなぁ。
 まぁこれも、全体の回答数をもっと上げれば、また違った結果が出るかもしれませんね。


 ということで久しぶりのスピナート調査部「バンドのみなさん、バンドをやる上で一番苦労することはなに?」でした。
 この記事を読んでお感じになったこと等なども是非感想としてお寄せください。
 スピナート調査部ではこの後も、Twitter(今は「X」か…まだ馴染めんw)を中心にいろいろお尋ねしていきますので、是非みなさんのお考えをお聞かせいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

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