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田舎暮らししながら世界に向かって音楽を配信しつづける人の話赤子

eastern bloom 小島美紀&崇

小島美紀

eastern bloom ボーカル
岡山県出身。ミュージカル俳優を目指して上京した後、ボーカリス...

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美紀:はい、始まりました。

崇:はい。前回は作品を作って、「CD-R」「ロール紙」で、レコード会社などに送るところまで話たっけな?

美紀:そうだね。暫らくどこからも連絡なかったよね。

崇:そうですね。まあ、普通だね。そんなものさ。

美紀:普通に育児や仕事をやってて何か月か後に、USENの番組でオンエアの話が来た。

崇:「フレッシュミュージシャン」だっけ。よっちゃん(野村義男)の。たのきん! 何の曲を紹介されたんだっけ?

美紀:「Wood's Voice」。

崇:よく覚えてるね。実際の放送はどんなんだったっけ?

美紀:5組くらいのミュージシャンが紹介されて、その中から今週の「ベストはこの人」ってのを決めるような内容だったと思う。

崇:んで?(記憶あいまい)

美紀:残念ながらその時はベストには選ばれなかった。「今回レベル高いよねー」「これ聞きながらワインとか飲みたい」って言ってもらって嬉しかったのを覚えてる。

崇:ほぉー。あ、少し思い出した。結構どのアーティストもズケズケ言われてて、自分らの時はどうなっちゃうんだろうと思ってたら、割と真面目なコメントだった気がする。「こうのは初めてだねー」みたいな。

美紀:ですが、選ばれたのはすごく元気な歌を歌ってた人だった。ウルフ〇ズみたいな。

崇:あらー残念。(記憶あいまい)

美紀:その時、好感触だっから「あれ?なんでうちらじゃないの!」って言ってたら、パパは割と冷静に「え? わかるでしょ?」とかなんとか"わかってる風なこと"言って、冷たくあしらわれた。(スカしやがった)

崇:…。(記憶あいまい)

美紀:そんときの冷たさといったら、もう一生忘れられない。

崇:…。(記憶あいまい)

美紀:それからまもなくして、Nack5のミュージック・チャレンジャーから電話があった。

崇:あ、それは覚えてる。仕事中、携帯に電話かかってきたから。

美紀:月に6組くらい、選ばれたアーティストを紹介して、リスナーの投票で月間グランプリを決めて、さらに半年に一回その中からグランプリが選ばれるという。

崇:あーなつかしい。富澤さん(音楽評論家の富澤一誠さん)元気かなぁ…携帯に2回かかってきたの。電話。

美紀:うん。

崇:1回目「これオリジナルですよね?」っていう内容。2回目が「これ本当にオリジナルですよね?」っていう内容の電話だったから覚えてる。

美紀:あはは。トラッドとかだと思ったのかもね。

崇:2回目はちょっとキレ気味に対応しました。

美紀:でね、ほんとは1曲か2曲をラジオ局に送るっていうルールだったのに、ちゃんと確認してなくてアルバム1枚そのまま送っちゃったのよ。

崇:あーなつかしーーー。若き日。

美紀:なのに富澤さんは、なんと全曲聞いてくれて、そのなかから、「Grey Sky」を選んでくれたらしい。

崇:そうだったのか。(記憶あいまい)

美紀:んで、オンエア後、「月間グランプリに選ばれました。収録に来てください」という連絡があったんだよ。その時、長男10カ月。

崇:あらら。絶賛授乳期!

美紀:でもまだ人に預けたりしたくなくて、その電話で「すいません、赤ちゃん連れて行っていいですか?」って言ったら、「あーどうぞ」って軽くOKしてくれたの。

崇:んで3人でスタジオに行きましたなあ。

美紀:長男10カ月にしてラジオ出演!

崇:おおっ!!

美紀:「うー」「あー」とか入ってた。

崇:COSA NOSTRAで歌ってた鈴木桃子さんがいた!! 英語の発音が綺麗だと褒められていましたなあ。

美紀:二人ともすごいフレンドリーだったね。その時の商品がどっかの有名なライブハウスの出演権だったんだけど、うちらライブしたことないし、お客さんもまだいないし、しかも赤ちゃんいるし。

崇:え、それでどうしたっけ。

美紀:そのまま放置してしまいました。

崇:あらまー。もったいない! むしろ今欲しいわ! その権まだ有効?

美紀:そんなわけない。で、生活に追われてそんなことも忘れかけていたころ電話がありました。富澤さんから。「CD出しましょう」って。しかも「メジャーレーベルで」って。

崇:わーい。しかもなんとそのレコード会社…、音源送ったけど無反応だった所!

美紀:あはは。紹介者が強力だからね。普通に聞いてもなんとも思わないけど、売れっ子芸能人が「この人いいんですよー」っていうと売れちゃうみたいな。

崇:レコード会社も流行ベースでアーティスト探すからね。第二のDragon AshとかMr.Childrenとかね。うちらそんなテイスト微塵もないから。

美紀:その頃、実は長男のアトピーの対応にいっぱいいっぱいだったし。2人とも音楽の「お」の字もない生活してたよね。

崇:仕事で軟禁されたりね。あー今回はこの辺で。そういえば、前々回で消費税が10%に上がったら、世のおとっつぁんたちは節約のため昼飯抜きみたいなこと言ったじゃん。

美紀:はい。

崇:先日、時事通信ってところの調査では、消費税10%になったら家計見直すが6割で、減らすのは「食費」が1位だって。

美紀:…。(次回に続く)

ミュージック・チャレンジャー収録風景

FM NACK 5の番組ミュージックチャレンジャーの収録。都内の某スタジオにて。
私たちの他に、パーソナリティーの鈴木桃子さんと音楽評論家の富澤一誠さんがいた。
初めてのラジオ出演で、ドキドキワクワク!
当時10か月の息子が史上最年少の出演者と皆さんご満悦でした。ありがとうございました!
しかし、私(小島美紀)痩せてる…。あの頃の体形に戻りたい…。

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