2019/02/26
前回の最後で、名前の表記方法とデザイン…なんてことを書かせていただいたので、今回はまずその表記方法について。
まず表記方法ってなにかと言いますと、まず簡単なところだと漢字、カタカナ、ひらがな、欧文、等々の選択が頭に浮かびます。そしてさらには、その文字列の選択なんてことも入ってくるかと思ってます。
日本語というのは本当に便利というか表現力のある言語だなぁとこんな時にも思うんですが、例えばそうですね…「雨」という単語一つ取っても、これを漢字で「雨」と表現するか「アメ」と表現するか「あめ」と表現するかで受ける印象はまるで違うという…本当にすごいと思います。
さらには文字列としてちょっと捻って「天」と書いて「アメ」と読ませたりなんてこともできるし、キャンディーの方の「アメ」とイメージを重ねることもできれば、それも、「飴」と書いたらまた違うものがイメージできるようになったりするという次第です。
すごいですよね。
この力をうまく使おうということだったりします。
個人名のように漢字ベースであれば、本来使われている漢字とは違う字を当てることで、イメージそのものから変えるなんていう手もありますね。
例えば私の「シミズ」。もちろん本来はふっつーに「清水」です。しかし「清水」という名字は常にランキング上位20位くらいには入るくらい多い名字ですし、歴史上の有名人がいるわけでもないため、なんとなくインパクト的にも今一つな気がしてしまったりもしました。そこでそれを「紫」に置き換えてみたんですね。まぁ当時「Deep Purple」が好きだったということもありますが、「紫」というものはそもそも高貴なものとして扱われることが多いし、逆に毒物的な印象も纏っていたりします。このイメージを乗せてみた次第。そして実際にも「紫水」と書いて「しすい」と読む単語は存在しますから、見た目としても、まったくの当て字的に見えるということではなかったんですね。
すると、まったく自分一人というわけではありませんが、それでも随分と数は絞られてきました。結果、名前側と合わせて検索すると、ほぼ自分が一発で出るということができるようになったという次第です。
まぁこれについては、ある程度年齢を重ねてくるとやや恥ずかしくもなって、一時期本当に使うのをやめていた時期もあるんですが、とは言え以前散々この名前で活動してしまっていたものですから、本名をはじめ違う名前で活動することにどうしても違和感があって、結局最近はもう開き直って両方書いちゃうという反則技を使ったりもしているという…まぁこれはちょっと余談ですけれども。
さらにもっとありますよ。
例えば、カタカナ、ひらがなを上手く混ぜて使ってみたり(有名なところだと「ドラえもん」なんてまさにそうですよねw)、英単語でも、本来のスペルとは違う文字を混ぜてみるとかも面白いですね。
私がやっている「ワークス」という会社は本来「WORKS」と表記されるべきものですが、これに「O」を一つ足して「WOORKS」にしたことでかなり独自性が増しましたし、「crimson」みたいな単語も「s」を「z」に置き換えると「crimzon」になって、同じように読めるけど他にはあまりいない表現になるかと思います。「ク」なんて音は「KU」でも「CU」や「QU」でも表現できるし、ホント、いろいろなことが考えられると思います。
そうそう、数字を混ぜてみるなんて方法もありますね。過去には「AtoZ」のようなものを「A2Z」のように表現したものもあったかと思います。
つまり、こういったことをすることによって、発音としては一般的で親しみやすい=スルッと読まれやすくて覚えられやすいものなのに、しかし他の多くの同名のものとは違うものであるということをしっかりと表現することができるようになるという次第です。
ただし、一つこれは難点かもなぁということはあります。例えば検索されることを考えた際、その検索する人が、ホントに普通の一般的な表記で検索してしまうと、今度は逆に出てきにくいということになるかも知れないということです。
しかしだからといって一般的な表記にしてしまえばまた多くの他のものと混ざり合って埋没してしまう。さぁどうしましょう。
それはさらにもう一工夫ということになりますね。それについてはまたいずれ書かせていただければと思います。
ということで次回はデザイン…ですかね。
これは本当にいろいろな選択肢があって奥も深いので、まずは入口の分かりやすいところからということにしましょう。
それではまた次回。お楽しみにどうぞ。
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※ちなみに写真は、栃木県那須高原にあるナーディアス那須さんのデッキで撮影したもの。
※タイトル:ナチュラル日時計
※使用カメラ&レンズ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F2.8L II USM
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