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Logo Mark 脳内伝言板 続・みつばちがかわいくてしょうがない 2026夏

白砂勝敏(Shirasuna Katsutoshi)

静岡県出身、造形家/演奏家。
農業高校造園科卒業、美術音楽共に独学。
美術家、演奏家、パーカッション、ディジュリドゥ、ムビラ奏者。

20代前半人...

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久しぶりに家の日本みつばち達について記していこうと思う。
去年の夏は暑かった事が災いして採蜜をした直後に巣が暑さで柔らかくなっていたのと残っている蜂蜜の重さに耐えられず巣落ち(巣が崩れて落っこちてしまうこと)してしまい、それに驚いたみつばち達はどこかほかの場所へいなくなってしまった。

だから今年の春に入ってくれたら嬉しいなと思っていた。
今年は春にキンリョウヘン(蘭)が一鉢咲いたので巣箱の隣に置いていた。キンリョウヘンの花は日本みつばちの女王バチの出すフェロモンの香がするといわれており、みつばちを呼ぶ力がある不思議な花なのだ。私は温室などに入れることもなく普通に開花させて花が付けばその期間巣箱のそばに置いているのだけれど、かなりの確率でみつばちがやってくるから自然界って不思議だなぁと感心してしまう。
4月に八王子で開催していた個展会場に行くため18日、19日と泊まって20日帰宅するとキンリョウヘンを置いた巣箱に入居してくれていた。

これで今年もみつばちとの同居生活が出来るので嬉しかった。日本みつばちは何だかわからないが本当にかわいいのだ。つい毎日様子を見に行きたくなる。何をするわけでもなく、ただ見ているだけなんだけれど。

そうやって2026年の日本みつばち生活が幕を開けた。

その後も忙しかったこともあり中を観察することもなく、それでも外から眺める日々。
まぁこれまでの経験からすると、春は入居して2か月くらいはそのまま何もしなくても大丈夫なのである。

私は正直な所、はちみつを採るためにみつばちと同居しているわけでもない。もちろんタイミングよく採蜜できるようならば採蜜もするのだが、それ以上に可愛さと、生態系を身近で感じる体験が楽しくてしかたない。

今年はお陰様で忙しく去年の暮れから全然空く時間がなかったんだけれど7月になり時間が取れたので継箱とスズメバチ対策に巣の入り口に金属を取り付けた。これをしないと秋になりオオスズメバチに狙われると厚さ3センチくらいの木箱の出入り口を食いちぎり侵入されるとミツバチが壊滅してしまうことがあるのだ。自然界は過酷だ。

7月のある日、外出しようと思ったら空いている巣箱にかなりの数のみつばちが飛んできていた。これは期待できるなぁと思っていたのだが、外出から戻って巣を見て見ると入っていなかった。その翌日春に入った巣箱を見に行くとなんだかみつばちが少ない感じがした。みつばちの巣箱は下の部分が引き出し式に作ってあるので、底板を引き抜いてスマホを突っ込むと巣の中の映像が撮れるようにしてある。少し前に確認した時には新しい女王バチの誕生する形跡はないようにみえたので夏は分蜂しないかと思っていたのだが分蜂してしまったみたいでみつばちが少なくなっていた。先日他の巣箱に集まっていた群れはここから分蜂したものだったのかもしれない。ちなみにこの群れはその後もみつばちの数が増えない様子だったので8月2日にもう少し詳しく中を覗いてみた。ざっと見た感じでは女王バチを発見することは出来なかった。その代わり雄バチが沢山いるではないか。そこから推測するともしかすると分蜂した後新女王が生まれるんだけれど生まれたばかりの女王は巣箱から飛び立ち交尾をする。この時鳥に食べられたりするリスクはかなりある。もしかするとそういうなにかが起こってしまったのかもしれない。女王バチがいなくなると働きバチが卵を産むことがあるらしいんだけれどそれは交尾していないからなのか何故かみんな雄バチが生まれてくるらしい。雄バチは基本的に働かないのでやがて働きバチ(みんな雌)の寿命がくると巣は絶えてしまう。
また殆どはちみつが無いようなのでやはり分蜂したのだろう。分蜂する時みつばちはおなかに蜜をためて分蜂する習性がある。ただまだ女王がいる可能性もあるし、スムシにやられている感じもないのでもう少し様子を見ることにした。

そして7月のこの日から数日して、時間が取れたので裏庭など草ぼうぼうだったエリアも草刈りをしてみるとなんと草に埋もれた巣箱4か所にいつの間にかみつばちが住んでいた。多分4つの群れともここ数日の間に入った感じであった。こんな近い間隔の巣箱に自然に入居するのはこれまでにはなかったことなので驚いた。それから数日して、新たに入った巣箱を軽く整備して余った巣箱を家の脇に仮に置いておいた。これは後日かたずけようと思って置いたのである意味ガタガタに積み上げておいた感じだったんだけれど、数日してかたずけようと思ってみると、あれれ…なんかみつばちがいっぱいいる。もしかして入ったのかなぁと思いほっとくことにした。後日見に行くと確かに入居していた。今年はどうしちゃったんだろう。気温や環境のせいでみつばちが多いのかそれとも山から里へ下りてくる群れが多いのか? 確かに夏は花が少ないので蜜源が減る。里に下りたほうが効率がいいのかもしれないけれど、こんなことってあるのだなぁ。例年自然に入るのは1~2群くらいで時々分蜂群を捕獲することがあるのでそれでも多くても4群位がいいところだ。みつばちはあまり手がかからないとはいえ、それでも4群いると結構忙しい。それが今年は自然入居ばかりで6群も入っている。しかもキンリョウヘンで入ったのは1群なのでそれ以外の群れはみつろうを塗っただけのものだ。入る時にはこんなにも入ってしまうものなのだから本当に自然界は不思議だ。 まぁ6群入ったとてこのうち何群れが無事に越冬できるかはわからない。

ということで実はみつばちを飼うのには届け出を出す必要がある。私も毎年出している。その時に今年はだいたい何群れ位飼うのかを申告しているのだけれども、このところ一群飼えればいいやくらいに思っているので2~3群くらい飼う予定で申請していた。
これが途中で大幅に群れ数が増えた場合30日以内に申請書類を提出しなくてはならないという法律がある。先日追加の書類を無事送った。

なんでそんな事をするのかというと理由は色々ある。あまり近くで養蜂をするとやはり蜜源が少ない所などは問題が起きるのでそちらを回避する目的や、近年減ってしまったと懸念される日本みつばちの群数の把握などなど。

またみつばちの巣箱の移動などについても色々と法律に定められたルールがある。
日本みつばちを県外へ移動させる場合、養蜂振興法が適用されるため、移動先(転飼先)の都道府県知事による「転飼(てんし)許可」が必要になる。
これは主にみつばち達の病気の蔓延を防ぐ為の物である。日本みつばちにおいてはアカリンダニというもの凄い小さな寄生するダニがいて日本みつばちの気管に卵を産むらしくそうなると呼吸が出来なくなって死んでしまうのだ。これは2010年に日本では初めて発見されたもので、元々海外のダニで元々海外育ちの西洋ミツバチなどは自ら対応方法を身に着けているらしいので西洋ミツバチなどにはさほど害はないらしい。ただ日本みつばちにとっては未知の存在で対処が出来ないといった事らしい。また日本みつばちは西洋ミツバチに比べ体が一回りくらい小さいので気管が細くそれで窒息しやすいという事みたいだ。アカリンダニが広がった数年間はかなりの日本みつばちが被害にあったみたいだ。ただ凄いことに時間とともに対応できる群れが生まれてきたりしているらしい。
野生の日本みつばちが絶えてしまったら植物や生態系にとんでもないダメージを与えることになるのだろうから、自然界もそうは簡単にミツバチを絶やすまいと進化の速度や対応するすべを見つけることが出来るのかもしれない。

また県内の移動に関しては申請する必要はない。ただその場合みつばちの習性があるので条件みたいなものがある。一番大きな問題は移動距離だ。みつばちは半径2キロくらいのエリアを記憶するといわれている。なのであまり近くに移動させると移動した場所ではなく、巣箱が元あった場所にもどってしまうという習性がある。そうなると迷いバチというかまさに「みなしごハッチ」状態になってしまうのだ。だから最低でも5キロ以上は移動させる必要がある。そういった事を考慮に入れて皆さん待ち箱を設置している。

日本みつばちは消毒にめちゃくちゃ弱い。だから中途半端な田舎よりも、ド田舎で農業も殆ど行われていないようなエリアに多く分布しているようだ。そういう意味ではこの辺は住みやすいエリアなのだろう。

田舎はやることが多いけれど私的には落ち着くし仕事もしやすい。朝起きると鶯が鳴いている。昨日裏のエノキの上をヤマトタマムシが5~6匹飛んでいた。もちろん危険な生物もいるけれどなんと豊かな事だろう。

また近況を折をみて報告したいと思います。

おしまい。


日本みつばちがかわいくて仕方ない
日本みつばちがかわいくて仕方ない2
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日本みつばちがかわいくて仕方ない5
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続・日本みつばちがかわいくてしょうがない 2025春 1
続・日本みつばちがかわいくてしょうがない 2025春 2
続・みつばちがかわいくてしょうがない 2026夏

私とアートの在るところ My Place My Art

会期:2026年8⽉15⽇(⼟)〜8⽉30⽇(⽇)
   会期中無休
   11:00〜20:00
主催・会場:Bunkamura Gallery 8/(渋⾕ヒカリエ)
   〒150-8510 東京都渋⾕区渋⾕2-21-1 渋⾕ヒカリエ8F
協⼒:GALLERYエクリュの森(キュラトリアルディレクション)

⾃分の部屋や⼤切な空間にアートを飾る事で、その場所が居⼼地良くなったり、あるいは⼼を奮い⽴たせてくれたり。
絵でも置物でも、オリジナルの器でも、アートのある、あなただけの居場所を作ってみませんか。

絵画、⽴体、クラフト作品まで、総勢約30名のアーティストによるジャンル豊富なアート作品が⼀堂に集結します。
【参加予定作家の⽅々】(あいうえお順敬称略)
池⽥実穂、伊藤博敏、内⼭翔⼆郎、遠藤章⼦、岡部稔、OJIYU、⾦⼦まゆみ、川合朋郎、河本蓮⼤朗、齋⽊三男、齋藤悠奈、榊貴美、佐々⽊光、⽩砂勝敏、鈴⽊⽣、髙﨑紗弥⾹、⾼松明⽇⾹、⻑友由紀、⻑野順⼦、那須勲、令佳、hiraco、福井⼭(横井⼭&福井)、 ⼣映えてシアン、横井⼭泰、吉岡敦⼦、吉永ひな野、李元淑、和⽥翔⾺


白砂勝敏(Shirasuna Katsutoshi)

静岡県出身、造形家/演奏家。
農業高校造園科卒業、美術音楽共に独学。
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