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脳内伝言板地図のない旅 (9) 青森ねぶた祭り

白砂勝敏(Shirasuna Katsutoshi)

1973年生まれ 静岡県出身 造形家/演奏家 農業高校造園科卒業 美術音楽共に独学。
パーカッション ディジュリドゥ奏者。

二十代前半人生は一度きりだと腹をくく...

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以前、富良野のへそ祭りについて書いたが今回は青森のねぶた祭について書こうかと思う。こちらは誰でも名前くらいは聞いたことあるのではないかと思う位有名なお祭りだろう。無知な自分は(当時20年位前)北海道に渡ってから知ったけど…。

毎年、8月の初旬に一週間程ぶっとうしで続く。メインは夜なのだが昼間も至る所で色んな催しをしていたように思う。その当時は考えなかったのだが、地元の人は昼間仕事して夜踊って(ハネト)たのかと思うとそれはそれで凄い(かなりハード)。

祭りのメインである山車をねぶたといいそれを作る制作者のことをねぶた師という。
まだネットも知らず情報が少なかった当時、そんな仕事があるんだと知り感動したし、ねぶた師という響き自体がなにやらカッコいいと思った。
ねぶた師は祭りが終わると次の日から来年の構想に取り掛かるというのもグッときたのを覚えている。

7月の北海道を巡りそこで出逢った旅人から、青森のねぶた祭の事を聞き興味が湧いてしまった。そうなると行くしかない。まぁ宛も無いわけだし時間もあるし。

北海道から青森港へ。

フェリーから降りてその光景にびっくりした。
フェリー乗り場の駐車場の脇の植え込みにテントがびっしり張ってある。
もちろんキャンプ場でも何でもない。そこに100~200人位の旅人(みんな殆どは個人旅行者)がテントを張り祭りに備えていた。今よりも情報も乏しく当時一人で旅をしようとすること自体稀な感じで地元では放浪してる人なんて殆ど皆無な時代に一歩踏み出せばこんなにいるんだ~っと感動した。嬉しかったのと同時に「普通におかしいだろ」となんか笑える光景だった。

そこには北海道で行き会った者たちがチラホラいてここ空いてるよと誘われテントを張った。
私のテントは1~2人用の三角型の宮崎アニメのナウシカに出てくるオームみたいな形で1~2人用と書いてあるけれど実際は1人用ですよねって感じのコンパクトサイズ。縦長なので雨の日など公園のあずまやのテーブル脇の狭い隙間などでも張る事ができたのでかなり重宝していた。
ブリジストンの黄色いテントで確かSALE品で4000~5000円位だった。自分の人生の購入した物の中でも気持ちいいくらい元を取ったのは間違いない(笑)出逢った旅人の落書きだらけで7~8年位使ったが紫外線やら過酷な使用状態で生地がパリパリになってしまった。
ナイフとかテントとか最低限の持ち物であり必需品。こういうものは本当に愛着が湧く。ボロボロになって形が無くなっても記憶の中に留まる。そういうのって凄いなぁと強く思う。その頃からそういった物を創れたらいいなぁという漠然とした憧れがあったと思う。

ねぶた祭はこれだけ大きな祭りなのに起源とか由来とかあまりハッキリしていないようだ。見方によってはそこも大きくなる要因なのかもしれない。時代や状況に合わせて変化しながら皆を巻き込んでいくような感じなのか、結局今生きてる自分たちが燃えているかが大切なわけなのだから。

祭りって何というか血がたぎる感じ。あれはいったい何なんだろうか?
太鼓の音、笛の音、町の空気感、掛け声、人の熱気。
私はそれ程色々なお祭りを見てきた訳ではないけれど、ねぶた祭が人々を熱狂させるお祭りであることは確かだと感じたし見事に熱狂した。その多くがリピーターになるのもうなずける。現に私も2~3回参加しているし機会があればまた参加したいと思っている。

          青森ねぶた祭り2 へ続く~


BRAIN II 「未来の記憶」より

【己の道】

幾つの時にこうなりたい
幾つの時に此処にいたいと

そうやって手に入れた夢もいいとは思うが
自分はもう少し違った人生を送りたい
いつだって出たとこ勝負で勝っても負けても受けとめて
やりたい事しかやらないと決め
創りたい時に創り 奏でたい時に奏で
笑いたい時に笑い 泣きたい時に泣く

たとえそれで破滅しようとも
賢い者よりも真っすぐな者にあこがれ
ずるい者よりも潔い者に惚れ

結局今を精いっぱい生きる以外の選択肢はないのだから
己の道を歩いて生きたいのだ

           白砂勝敏


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【未来の扉】

桐 アクリル 2019年制作。

【未来の扉】
キャンパスに色を付けるとその次に塗る色と位置が即座に閃く
無意識かつ瞬間的な衝動は時に未来から送られてくるように感じる事がある
そういった感覚の蓄積で心象を描きたい
そこに扉を開く鍵があるような気がする

【桐に描く】
霧箱 箪笥と日本ではなじみ深い木
柔らかく優しい桐板に同調するように産まれた絵は
呼吸をするように出たり入ったり 溢れたり吸い込まれたり 渦巻いたり

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白砂勝敏(Shirasuna Katsutoshi)

1973年生まれ 静岡県出身 造形家/演奏家 農業高校造園科卒業 美術音楽共に独学。
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